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国内縫製メーカーとコラボしたファッションブランド「m_r tokyo(マール トウキョウ)」が誕生 被服学科・吉井ゼミ

家政学部被服学科・吉井健准教授のゼミ(ファッションビジネス研究室)の学生が、東京を中心とした国内の縫製メーカーと提携し、SDGsを意識したファッションブランド「m_r tokyo(マール トウキョウ)」を立ち上げました。

現在のゼミ4年生たちは、3年次後期からプロジェクトを始動。ターゲット設定、ブランドコンセプト、ビジネスモデル、商品コンセプト、そしてデザイン等を立案。そして、生地問屋に行き、生地を選び、サイズ展開を考えるなど、女子大学生が本当に欲しいものを一から企画し、東京洋装協同組合加盟の株式会社エイ・アイ プランニング、及び株式会社谷繊維と一緒にモノ作りを行いました。3月にはファーストサンプルが完成し、検討会が行われました。
商品は、DtoCモデル(Direct to Consumerの略。縫製メーカーが独自で運営するサイトを通じて消費者に直売)にて販売。ゼミ生たちは、実際のショッピングサイト作りにも参加すると共にインスタグラム等のSNSを活用した広報活動も担い、日本のファッション産業を盛り上げていきます。

現在、国内で流通する繊維製品の約98%が海外製で、国産品はわずか2%となっています。そこで、ゼミ生たちは、国内のファッション産業の振興とサステナブルな社会を目指すため、環境にやさしい素材を使用し、長く愛用できる、丁寧に作りこんだ品質が高い商品を、無駄に資源を使わない受注生産方式で提供していく仕組みを作りました。また、ゼミ生たちが考案したブランド名の「m_r tokyo(マール トウキョウ)」は、決して捨てられることがなく、環境にやさしい循環型ファッションを目指した、循環サイクルの「丸」に因んだ「マール」の文字と、東京の縫製メーカーを中心に商品作りを行うことからも「トウキョウ」の文字を入れ、作られました。

本企画が実施される目的は、教育活動とマーケティング研究活動、さらには社会貢献にあります。学生は、本企画の実践的な活動を通じて、新たな知見を得ると共に実りある卒業研究をはじめとした研究活動につなげていきます。

今後、同研究室では日本全国のさまざまな縫製メーカーとも連携し、日本全国、そして世界中の10~20代の若い女性をターゲットにSDGsを意識したファッションを提案します。現在は、3年生が2022年の春夏コレクションの企画とマーケティング研究に取り組んでいます。

ゼミ生が企画した2021年秋冬物の商品紹介がスタートしましたので、ぜひ、ゼミ生が立ち上げたインスタグラムと縫製メーカーが運営するショッピングサイトをご覧ください。