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博物館で企画展「お姫様の装い Elegance of a Princess―鍋島家の復元ドレスを中心に―」を開催 1月7日~3月19日

大妻女子大学博物館では、2026年1月7日(水)~3月19日(木)まで、企画展「お姫様の装い Elegance of a Princess―鍋島家の復元ドレスを中心に―」を開催します。

同企画展は、本学人間生活文化研究所の令和7年度共同研究プロジェクト『「大妻女子大学博物館所蔵 西洋服飾」展の開催―大学博物館の活性化にむけて―』(代表:本学家政学部ライフデザイン学科・須藤良子准教授、課題番号:K2508)が主催となり、当館に収蔵されている数々の復元ドレスや各アイテムの展示を行うほか、関連イベントとして、本学教員等による講演会やワークショップを実施します。

当館には佐賀・鍋島家に伝来するドレスの復元ドレスが収蔵されています。これらは、本学家政学部被服学科の石井とめ子名誉教授の指導のもと、第3被服意匠学研究室で昭和57(1982)年から数年間にわたって学生の卒業制作として作られたドレスです。特に注目すべき「小袖夜会服」の復元ドレスは、日本の小袖をドレスに仕立てたもので、復元には同じ模様に染めた生地に刺繍を施したものを特注して製作されました。

また、明治20(1887)年4月20日に伊藤博文首相官邸で開催された「大仮装舞踏会(fancy ball)」で鍋島直大(なおひろ)・栄子(ながこ)夫妻が着用したドレスも復元しています。明治政府は欧化政策を推し進めるために、宮中や政府関係者を中心に洋装を取り入れましたが、その政策はたやすいものではありませんでした。そのような中、栄子はイタリア公使を勤めた直大に同行した経験を活かし、帰国後は「鹿鳴館時代」のホストとしても活躍するなど、日本の近代化に努めました。鍋島家のドレスは、京都の公卿のお姫様である栄子が、異国で慣れない衣裳を着こなし、生まれたばかりの日本の発展に貢献した軌跡を物語っています。

企画展ではまた、平成29(2017)年に本館に寄贈されたヨーロッパのバッグや扇(竹内コレクション)も展示されています。これらはドレスの着用者やドレスを引き立たせるためにはなくてはならないアイテムであり、その繊細で高度な技も堪能することができます。

詳細は以下の開催要項をご覧の上、ぜひお越しください。

■企画展「お姫様の装い Elegance of a Princess―鍋島家の復元ドレスを中心に―」概要
【会期】2026年1月7日(水)~3月19日(木)10:00~16:30
・休館日:土曜日・日曜日・祝日
《臨時開館》1月10日(土)、3月15日(日)、3月22日(日)
※3月22日(日)は期間外ですが、オープンキャンパス向けに展示を行います。
【会場】大妻女子大学博物館(千代田キャンパス図書館棟地下1階)
【入場】無料

■関連イベント① 講演会「お姫様の生活とファッション」
【日時】1月10日(土)14:00~16:10
【会場】大妻女子大学H113教室(千代田キャンパスH棟1階)
【内容】
「フランスのプリンセス―お城での生活とは―」
・講師:榎本恵子准教授(大妻女子大学文学部コミュニケーション文化学科)
「梨本宮伊都子妃のファッション―フランス人を魅了した日本のプリンセス―」
・講師:青木淳子氏(歴史文化学研究者 学際情報学博士)
【対象】どなたでも参加可能です
【申込】不要※当日直接会場にお越しください

■関連イベント② ワークショップ「ビーズを使ったお花ワッペンを刺繍(ししゅう)しよう」
【日時】3月15日(日)14:00~16:00
【会場】大妻女子大学博物館(千代田キャンパス図書館棟地下1階)
【内容】本館が所蔵しているビーズのミニポーチのデザインを参考に花模様のワッペンを作り、サコッシュに仕上げます。
・講師:山下ちかこ氏(女子美術大学非常勤講師)
【対象】小学生(針と糸が使える方)※小学生低学年の方は保護者の同伴をお願いいたします。
【申込】2月中旬に大妻女子大学博物館ホームページに公開します。

※この企画展および関連イベントは、「大妻女子大学人間生活文化研究所『令和7年度共同研究プロジェクト』」の助成(課題番号:K2508)を受けて実施されます。

▽企画展や関連イベントに関する問い合わせ先
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