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「m_r tokyo(マール トウキョウ)」が東レ株式会社とコラボし日傘を共同開発 被服学科・吉井ゼミ

家政学部被服学科・吉井健教授のゼミ(ファッションビジネス研究室)の学生たちによるSDGsを意識したファッションブランド「m_r tokyo(マール トウキョウ)」が、このたび、東レ株式会社(以下「東レ」)とコラボレーションし、学生による独創的な意匠をデザインした日傘を共同で開発しました。デザインは2種類あり、4月20日(土)からオーロラ株式会社のウェブサイト「オーロラ株式会社」にて、1本9,900円(税込)で販売を開始する予定です。

東レの高機能で環境配慮型の素材を採用したこの日傘は、機能性と環境配慮設計を兼ね備えたアイテムとなっているだけでなく、ファッションコーディネートをイメージし、さりげない可愛らしさを連想させる、学生ならではの発想から生まれたデザインになっています。また、雨の日だけでなく日傘として使用できるよう、素材(傘地)には東レの高い遮熱性・遮光性・UVカット性を特徴とした「サマーシールド®」を、親骨には釣竿や航空機などに用いられる炭素繊維「トレカ®」を使用し、軽量性も高めています。さらに、「サマーシールド®」の一部には、回収PETボトルを粗原料としたリサイクル繊維「&+®」(アンドプラス)を活用することで、環境配慮に関心が高いZ世代など、幅広い消費者からの要請にも対応できる商品づくりとなっています。

日傘開発風景

サンプル検討会風景

今回のプロジェクトは、2023年7月に東レが同学部同学科の専門教育科目「アパレル設計・生産Ⅰ」の授業で行った「東レのサーキュラーエコノミーに関する取り組みと『&+®』について」の特別講義がきっかけとなっており、「&+®」のブランドコンセプトの一つである「回収ストーリーへの参加を促す取り組み」が、「m_r tokyo」のコンセプトである「女子大生の日常に寄り添ったファッションを女性らしい柔らかさに加え、素材や品質にこだわり、洗練された環境配慮型商品での展開」とマッチし、その考えに共感した東レと学生たちとのモノづくりに発展し、関係者の協力を得て商品化が実現しました。

「アパレル設計・生産Ⅰ」の特別講義風景

本企画について、同ゼミ3年で日傘企画チーム代表を務める城所愛佳さんは「この度のコラボレーションを通じて、約8カ月間かけて、ようやく私たちが欲しいと思える日傘が完成しました。閉じた時のリボンや、開いたときの内側からさりげなく見えるハートの刺しゅうが、ポイントにもなります。機能性と環境に配慮した、夏の必需アイテムをぜひ手に取っていただけたら大変うれしく思います」とコメントを寄せています。

本学と東レは今後も産学連携を強化し、環境配慮に関する意識の啓発と、社会に貢献するモノづくりへの具現化に取り組んでいきます。