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人間文化研究科の3つのポリシー

人間文化研究科

大妻女子大学大学院は、すでに修得した知識や技術をより一層深めて、広く社会と専門領域に貢献する意欲の高い人、また、多様な経歴や独創的な研究課題をもった人を幅広く求めている。各専攻が求める人は、以下のとおりである。


  1. 人間生活科学専攻は、環境、衣、食、住、行動、子育て、心理、健康などの人間生活に関わる実践的な研究を通じて、高度な職業能力を身につけたい人。
  2. 言語文化学専攻は、言葉と文化を深く研究する中で、自己を形成し、広く社会に貢献していこうとする意思を強くもっている人。
  3. 現代社会研究専攻は、現代におけるエイジングおよびケア、生きづらさ・暴力とジェンダーに関わる社会問題、情報やコミュニケーションの歴史的な展開およびその仕組みに関わる問題を、基本から応用まで真剣に学びたい人。
  4. 臨床心理学専攻は、さまざまな臨床領域において適切な援助、介入および研究のできる専門家になろうという志を強く持ち、共感的理解および論理的思考のできる、社会的スキルを備えた人。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

大妻女子大学大学院は、人間の生活と文化全般に関して、広い視野と学際的・総合的視点に基づいた理論的・専門的・実践的な高度の教育と研究を行うことにより、社会関係資本の重要性が増す21世紀の社会をリードできる人材を養成するため、 人間文化研究科に、人間生活科学専攻(修士課程・博士後期課程)、言語文化学専攻(修士課程・博士後期課程)、現代社会研究専攻(修士課程)、臨床心理学専攻(修士課程)を置き、以下の方針に基づいてカリキュラムを編成している。


  1. 修士課程では、学士課程で得た成果をより幅広く発展させ、深い学識と人格を涵養するとともに、新しい専門的な知識と技術を批判的に修得して、自己の専門分野における研究能力と高度な職業能力を養うための教育・研究指導を行う。
  2. 博士後期課程では、修士課程での成果をさらに深化発展させ、より高度な専門的知識・技術を駆使して、広く人間の生活と文化全般に関わる諸問題を真摯に追求し、自立した研究活動の成果を挙げることができる人材養成のための教育・研究指導を行う。
  3. そのために、各専攻の核となる教育課程の編成方針を以下のとおりとする。


  4. いずれの専攻にあっても、既存の知の枠組にとらわれず、積極的に社会活動・研究活動に貢献できるように、幅広く学際的・総合的な視点にたった教育・研究指導を行う。
  5. 研究指導にあたっては、指導教員と副指導教員の助言のもと、研究計画書・研究指導計画書を作成し、学位取得に向けての組織的・連携的な指導を充実させる。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

大妻女子大学大学院は、人間の生活と文化全般に関して、広い視野と学際的・総合的視点に基づいた研究を行い、今後の社会活動ないし研究活動に貢献できる以下のような能力を修得した者に、修士の学位、ないしは、博士の学位を授与する。


  1. 修士課程においては、自己の専門分野における幅広くかつ深い知識と技能を持ち、21世紀の社会において指導的な役割を果たすことのできる優れた能力を修得した者。
  2. 博士後期課程においては、自己の専門分野における自立的な研究活動の能力を持ち、21世紀の社会において中核的・指導的な役割を果たすことのできる優れた能力を修得した者。
  3. 修士課程、博士後期課程いずれも、研究科の定める在学期間と単位数を満たし、修士論文、ないしは、博士論文の審査及び最終試験に合格した者。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

人間生活科学専攻

<修士課程>
人間生活科学専攻は、人間生活に関わるさまざまな企業や研究所、行政機関などの高度な職業能力を必要とする分野において活躍するために不可欠の基礎的な素養と応用的能力を涵養することを目的としている。この専攻は健康・栄養科学、生活環境学、保育・教育学の各専修からなる。各専修では複数の専修にまたがる問題についても学際的に探求できる人材を視野に入れており、次のような志望者を望んでいる。


  1. 環境・衣・食・住・行動・子育て・心理・健康などの人間生活に関わる研究を通じて高度な職業能力を身につけたい人
  2. 生活者として生活素材に興味をもち、それらの研究・開発の専門家を目指す人
  3. 人間の発達と行動のダイナミズムを研究し、その研究成果と得られた専門的能力を職業人として活かしたい人
  4. 発育・発達と臨床の視点から、子どもや子どもの文化、子育てについて理解を深め、障害を支援することに携わりたい人
  5. 職業に就きながら、生活科学に関する実践的な研究を通じて、高度な職業人としての能力を高めたい人

<博士後期課程>
人間生活科学専攻は、生活の主体である人間と生活に関するさまざまな分野を対象として、研究者として自立した研究活動を行うのに必要な高度の能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的としている。人間生活科学専攻には、健康・栄養科学、生活環境学、保育・教育学の領域があり、それぞれの領域または、複数の領域にまたがる問題について生活する人間という立場から総合的な研究も行うため、次のような人を望んでいる。


  1. 自立した研究者としての必要な基礎学力と研究に対する熱意を有する人
  2. 自己の研究と社会の関係に深い関心をもつ人、すなわち、人間の生態、環境、行動、心理などについて研究する人
  3. 修士課程を修了し、あるいはこれと同等の学力を有する人で、本学の人間生活科学の各領域に深い関心をもち、研究意欲をもつ人
  4. 職業に就きながら、上記1.・2.に関連した研究を行い、自己の能力を高めていきたい人

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

<修士課程>
柱となる学問分野として、「健康・栄養科学専修」、「生活環境学専修」、「保育・教育学専修」 の3領域を設定する。
「健康・栄養科学専修」では、医療、福祉、公衆衛生、初等・中等教育における食育などを担う専門家の養成、食品や医療分野での技術開発を担う高度な知識をもった人材の養成、および個人あるいは集団の健康のあり方について総合的に研究する研究者の養成のため、「栄養化学分野」「食品・機能学分野」「調理科学・食嗜好学分野」「医療・保健栄養学分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。
「生活環境学専修」では、衣環境、住環境、生活環境、地域環境、地球環境およびこれらを包括した生活を含め、それらのサイエンス、マネジメント、デザインの研究・教育を行い現代社会における専門知識の高度化に対応できる高度専門職職業人ならびに研究者養成のため、「環境サイエンス分野」「環境マネジメント分野」「環境デザイン分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。
「保育・教育学専修」では、子どもから大人まで人生の各発達段階における保育・教育に関わる諸問題について、臨床的な視点を重視し、その本質や背景要因の解明に積極的に取り組みながら、理論的・実践的な問題解決能力を身に付けると同時に、保育・教育の分野において高い見識を身に付けた高度な専門性を持つ実務者、保育者養成者、研究者の養成のために、「基礎教育分野」「保育・教育分野」「心理・社会・文化分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。

<博士後期課程>
柱となる学問分野として、「健康・栄養科学専修」、「生活環境学専修」、「保育・教育学専修」 の3領域を設定する。
「健康・栄養科学専修」では、「栄養化学分野」「食品・機能学分野」「調理科学・食嗜好学分野」「医療・保健栄養学分野」にそれぞれ必要な科目を配置し、人間の生涯にわたり、個人あるいは集団の健康のあり方について研究するとともに、健康を増進するための諸要因について、総合的・学際的な観点から究明することができる研究者を養成するための教育・研究指導を行う。
「生活環境学専修」では、「環境サイエンス分野」「環境マネジメント分野」「環境デザイン分野」にそれぞれ必要な科目を配置し、衣環境、住環境、生活環境、地域環境、地球環境およびこれらを包括した生活における基本的問題を明らかにし、それぞれを改善推進するための具体的課題を解決するための教育・研究を行う。これらの研究を通して、人間の生活と諸環境とのかかわりについて、総合的かつ学際的な観点から探求できる研究者を養成する。
「保育・教育学専修」では、「基礎教育分野」「保育・教育分野」「心理・社会・文化分野」にそれぞれ必要な科目を配置し、教育、保育、家庭等実際の生活が行われる場において、具体的な環境と関わる人間の行動を、心とからだに関する成長・発達と、その背景としての諸要因について研究する。また、人間の生涯における健全な発達と、それを支えているメカニズムについて、保育・教育の各学問領域において発達や臨床等の視点から追求し、それを発展させる指導法を目指し、それぞれの研究領域において、理論的、実践的な研究と指導に従事できる高度な知識・技術と研究能力を備えた実務者、保育者養成者、研究者を養成するための研究・教育を行う。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

<修士課程>
健康・栄養科学、生活環境学、保育・教育学などの研究を基盤とし、さらにこれらの研究の枠を超え、人間および人間が生活する社会、環境について、衣・食・住、発達・心理、教育、情報、文化、健康などのさまざまな視点から総合科学として捉えると同時に、生活の知を探求する能力を身に付けている。

<博士後期課程>
人間生活科学専攻(修士課程)における健康・栄養科学、生活環境学、保育・教育学専修の専門領域の研究・教育をさらに深化発展させ、高度な専門的知識・技術を駆使して、広く人間の生活現象に関わる諸問題を真摯に探求し、解決する能力を身に付けている。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

言語文化学専攻

<修士課程>
言語文化学専攻は、言語と文学として結実する人間のあり様に、さらに文化的な視点をまじえた複層的な事象を研究の対象としている。具体的な対象や領域は、自然発生的で単純にみえるものから技巧が加えられた精緻なもの、静的なものから動的なものまでさまざまである。なにがときほぐされ明らかになるか、それはどのような問いを発するかによる。問い方、そして答えをまとめる技法を身につけることで、成果を世に問うことができる。そして成果だけでなく、問い方、答えのまとめ方も社会の共有財産となる。みずみずしい感性をもち、ことばと文化を深く研究する中で自己を形成し、広く社会に貢献していこうとする以下のような強い意志の持主を望んでいる。


  1. 日本文学や日本語を深く研究したい人
  2. 日本文学や日本語の深い理解力を身につけたい人
  3. 日本語の実践力を高めたい人
  4. 日本の歴史や文化を文学から考え直したい人
  5. 知的で洗練された英語が読める英語のエキスパートを目指す人
  6. 外国語習得理論を深く理解し、専門性の高い英語教員を目指す人
  7. 言語学的な観点から英語のしくみと働きを知り、高度な英語のコミュニケーションに役立てたいと思っている人
  8. 文学作品の専門的研究を通して人間や社会、文化のあり方について理解を深めたいと考えている人
  9. 国際的視野で問題発見、問題解決に取り組みたい人
  10. 自らの興味に基づく研究により、本質を見抜く能力を身につけたい人
  11. 仮説を立て論証する研究能力を身につけ、実務に活かしたい人
  12. 本質を具えた説得力ある提案ができるようになりたい人

<博士後期課程>
言語文化学専攻修了者は、文学・言語・文化を中心とした専門性、文学教育・言語教育や国際文化・日本文化に対する知見、国際的視野に立つ多文化理解力とコミュニケーション能力などを保持した人材が社会から求められているため、学校教育現場のみならず、社会教育にかかわる諸機関、出版・放送などのメディア関係での活躍が期待できる。そのような人材を養成するために、次のような人を望んでいる。


  1. 日本文学や日本語を専門的に研究したい人
  2. 日本の文化や歴史を文学から専門的に研究したい人
  3. 日本文学や日本語に対する深い専門性をもって国際的に活躍したい人
  4. 英語を言語学的観点から科学的・体系的に研究したい人
  5. 英語文学作品やその他のさまざまなテキストを文化的・社会的文脈の中で読み解く能力をもち、文体的感性を高めたい人
  6. 言語学や文学の素養を生かし、英語教育を多角的に研究したい人
  7. 異文化コミュニケーションおよび国際メディア・コミュニケーションに関する高度な研究能力を身につけたい人
  8. 国際的視野から日本文化を捉え、最新の比較文化の理論を踏まえて独創的な研究を推し進めたい人
  9. 仮説を立て論証する研究能力を駆使して、本質を具えた説得力ある提案ができるようになりたい人

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

<修士課程>
柱となる学問分野として、「日本文学専修」、「英語文学・英語教育専修」、「国際文化専修」の3領域を設定する。
「日本文学専修」では、「古典文学分野」「近代現代文学分野」「日本語学分野」にそれぞれ必要な科目を配置し、日本古典文学と日本近代現代文学および日本語学についての専門教育を行う。文学作品に対する高度な読解・解釈に基づき、日本文学および日本語の生成と発展を研究するとともに、学際的知識の拡充にもつとめ、新たな研究状況への適応ができる研究者を養成するための研究・教育を行う。
「英語文学・英語教育専修」では、多様化する国際文化を展望しつつ、文学と言語を切り口として英語文化の伝統と現在を対象とする研究と教育を推進する研究者養成のため、「英語文学分野」「英語教育分野」「英語学分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。
「国際文化専修」では、進展する国際化の中で多文化を対象とする研究と教育を推進して高度専門職業人および実践的研究者を養成するため、「コミュニケーション文化分野」「国際分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。

<博士後期課程>
柱となる学問分野として、「日本文学専修」、「英語文学・英語教育専修」、「国際文化専修」の3領域を設定する。
「日本文学専修」では、「古典文学分野」「近代現代文学分野」「日本語学分野」にそれぞれ必要な科目を配置し、日本古典文学と日本近代現代文学についての専門教育を行う。文学作品に対する高度な読解・解釈に基づき、日本文学の生成と発展を研究するとともに、学際的知識の拡充にもつとめ、新たな研究状況への適応ができる研究者を養成するための研究・教育を行う。
「英語文学・英語教育専修」では、「英語文学分野」「英語教育分野」「英語学分野」にそれぞれ必要な科目を配置し、英米を中心とする英語文学、英語教育、英語学についての高度な専門教育を行う。最新の多様な文学理論、言語理論、言語習得・教育理論を踏まえ、独創的な研究を推進することによって学問文化の向上発展に寄与する研究者の育成を図る。
「国際文化専修」では、「コミュニケーション文化分野」「国際日本文化分野」にそれぞれ必要な科目を配置し、複雑化し流動する世界情勢の中で、国際的視野に立ったコミュニケーション文化と比較文化についての高度な専門教育を行い、現代の国際間における諸問題の解決を図り、学問文化の向上発展に寄与する研究者および高度専門職業人の育成を図る。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

<修士課程>
日本と英米の文学と言語を中心とした専門領域と、広く東アジアやヨーロッパに及ぶ文化領域にかかわる研究・教育を基盤として、近年内外で展開する政治、経済、文化の流動化を見据えながら、洋の東西にまたがる国際情勢と文化の動態を柔軟に取り込む知の枠組を確立し、実践する能力を身に付けている。

<博士後期課程>
言語文化学専攻(修士課程)における日本文学・日本語学、英語文学・英語教育、国際文化の専門領域の研究・教育をさらに深化発展させ、内外で加速度的に流動化する社会・文化の動態を読み解き、多様化し先鋭化する研究分野の動向や理論の展開に柔軟かつ強靭に対応して、自立した研究活動の成果を挙げる能力を身に付けている。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

現代社会研究専攻

<修士課程>
現代社会研究専攻は、現代社会そのものを動かしていく重要な要因となる情報通信技術が引き起こす多様な現象を主たる研究対象とする情報コミュニケーション専修と、現代の深刻な社会問題の背景に潜在しているジェンダーとエイジングに関わる問題を対象とする臨床社会学専修から構成されているため、次のような人を望んでいる。


  1. 現代社会の動態に関して、社会科学の観点から考えようとする意欲をもっている人
  2. 現代の情報通信技術のあり方について、根本的に再検討しようという意欲をもっている人
  3. 現代社会におけるジェンダー問題が引き起こす社会現象に関心をもっている人
  4. 現代の人々の生と死の問題が引き起こす社会現象に関心をもっている人
  5. 大学院での専門的な学習成果を現実社会の中で活用したいという意欲をもっている人
  6. 実際に、現代社会の中で活用している自己の職業能力を今以上に向上させたい人

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

<修士課程>
柱となる学問領域として「情報コミュニケーション専修」と「臨床社会学専修」の2領域を設定する。
「情報コミュニケーション専修」では、情報についての高い専門知識を身につけた人材の養成と、高等学校教科「情報」を担当する教員のステップアップを目的とする。そのため「情報」と「メディア」の史的発展と、インターネットに代表される多様な情報の仕組みを科学的に把握し、「情報」を収集・分析・統合する能力を獲得するため、「基礎理論分野」「社会・経済と情報分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。
「臨床社会学専修」では、社会学のみならず医学・介護学・看護学・教育学・心理学・福祉学・法学など学際的研究によってのみ解明し得る領域の研究を理論的かつ実践的に進める。そのため、いのちの文化の再生・創出を目指す「生と死の臨床分野」、性・差別・暴力などの概念から社会を考える「ジェンダー臨床分野」、現代社会の理論的理解と分析・調査能力を養う「現代社会理論・社会調査分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

<修士課程>
高度情報社会が要請する情報分野もしくは臨床社会学分野の専門的知識と技能を基礎にして、現代社会が提起する複雑な諸問題の解決に主体的に取り組む学術的基盤と実践的能力を獲得し、実社会に貢献する能力を身に付けている。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

臨床心理学専攻

<修士課程>
科学的思考と臨床的な態度を身につけ、臨床心理学的アセスメント、心理面接、地域援助の理論と技法を修得し、「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」などさまざまな領域で、適切な援助、介入及び研究のできる心理臨床の専門家を養成するため、次のような人を望んでいる。


  1. 基礎的な心理学の知識を備え、論理的思考のできる人
  2. 共感的理解のできる人
  3. 成熟した社会的スキルを備えた人

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

<修士課程>
科学的思考と臨床的態度を身につけ、心理臨床の専門的な能力を培い、適切な援助、介入及び研究ができる人材を育成するために、「臨床心理学基礎分野」「臨床心理学専門分野」「臨床心理学実践分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。
具体的には以下のように教育課程を編成する。

  1. 臨床心理学的なアセスメント、臨床心理面接、臨床心理的地域援助の基礎的知識および技法を身に付けることができるように科目を配置する。
  2. 上記の研究に関する専門的知識及び量的・質的研究法を含む技法を身につけることができるように科目を配置する。
  3. 心理臨床の専門家に求められる「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」「心の健康教育」等の多様な領域に関する理論とその実践に関する科目を配置する。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]

<修士課程>
科学的思考と臨床的態度に加え、将来、臨床心理士、公認心理師として働くのに必要な、臨床心理学的なアセスメント、臨床心理面接、臨床心理的地域援助及びそれらの研究に関する専門的な知識および量的・質的研究法を含む技法を修得し、適切な援助、介入及び研究を行う能力を身に付けている。

[2020年6月2日改訂、2021年度より適用]