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【地域連携】過去の採択課題一覧
過去の採択課題一覧
2025年度
| 代表者 | プロジェクト | 内容 |
|---|---|---|
| 大網 美代子 (家政学部被服学科) | 服育プロジェクト -持続可能なファッション×手工芸を広める- | ファッション領域は様々な分野で環境への深刻な負荷を与えていることが指摘されており、持続可能なシステムへの転換が求められている。また、大量生産ではなく、手作業で1つ1つ丁寧に作りあげられた手工芸品は品質が高く、長い間使い続けることができる。手工芸は地域に伝承される文化や伝統を支える貴重な技術であるが伝承者は減少傾向である。その一方で、若い世代に手工芸やハンドメイドのブームが広がっている。 服飾造形の分野では、持続可能なファッションとしてひとつの製品を長く大切に着用できるデザイン設計やアップサイクルなどの活用を通してシステムを構築することが課題である。大網創成工房(3年ゼミナール)では課題解決の視点を持ち、学生たちが主体的に企画・デザイン制作からプレゼンテーションまで総合的に実践している。2022年度から4年目を迎える「よりよい未来のために服が力になれること」では、チームでSDGsやジェンダーなどをテーマに、調査・企画、デザイン制作を行い、文化祭では「長く着用できる服」「環境にやさしい服」などの作品・ポスター発表を行っている。 本プロジェクトは、「持続可能なファッション・アップサイクル」をテーマに制作を行い、文化祭の発表時に作品展示および手工芸の手法を使用したアップサイクルのワークショップを実践する。参加者に取り組みを広めると共に体験を通して、服を長く楽しむなどの意識を持ってもらうことがねらいである。更に、3月には卒業生の協力も得て、展示あるいはファッションショーを実践することで、広く地域社会に取り組みを発信していく。服育を通して、次の世代を担う子どもたちや学生たちが持続可能な社会に貢献できるようなプロジェクトに育てていきたい。 |
| 岩瀬 靖彦 (家政学部食物学科) | 手ごねによる美味しいパン作り | 昨今の日本人の食生活は、手間のかかる伝統型の日本食から、手軽に準備ができる洋食が主流となりつつある。 この原因の1つとして、両親の共働きによる影響などで、家庭における食事作りの時間が短縮化され、外食や中食、総菜、レトルト食品、冷凍食品などの利用頻度が年々増加傾向にある。そのため親から子への食事作りの伝承が減り、併せて親子の会話も減りがちとなっている現状が伺える。 また、洋食スタイルの食事では、主食が米に代わりパンが主流となっている。パンは自宅でも作ることが可能であるが、一般的には地域のスーパーやパン屋、ネットで購入するケースが大勢を占めていることから、益々、家庭における食事作りが簡素化し食事作りの伝承が減り、親子の会話も減る一方であることが伺える。 このような現代の子育て世帯の状況を鑑み、家庭における食事作りの伝承や親子の会話を支援することを目的として、また、ご家庭でも手軽に美味しいパン作りができることを理解していただくために、本学でサークル活動をしているパン調理学研究会が主体となり、参加者と学生とのコミュニケーションの場として、また学生の研鑽を兼ねて親子で会話しながら楽しく手ごねによるパン作り教室を開催する。 |
| 上杉 宰世 (家政学部食物学科) | 世羅町の恵みでたのしく学ぶ! 親子の食育&咀嚼力アッププロジェクト | 本プロジェクトは、千代田区在住の小学生とその保護者を対象に、広島県世羅町の特産物を活用した親子調理体験と、非侵襲型咀嚼測定機器を用いた咀嚼力測定を組み合わせた食育イベントを実施するものである。調理体験では、食品ロス削減を目的に、学祖・大妻コタカ先生のふるさとである広島県世羅町で収穫された野菜や果物の廃棄部を活用したレシピを、親子で楽しく実践し、持続可能な食への理解を深める。また、咀嚼力測定では、就学前児童が小学校給食における食品ロスへの意識を持つことを目指し、バイトスキャンを活用して自らの咀嚼回数・リズムを可視化することで、「よく噛み、食べ物を大切にする」意識を育む。活動には学生も参加し、地域住民との交流や実践的な食育指導の機会を得ることで、教育的効果も期待される。さらに、イベントの成果は千代田区主催の「環境フェア」にて一般向けに報告予定であり、地域への波及効果を高める取り組みとして位置づけられる。 |
| 石井 雅幸 (家政学部児童学科) | 北海道美瑛町の公立学校の児童・生徒への教育支援と町のイベント支援 | 2022年度包括連携協定を結んだ北海道美瑛町の公立学校の児童・生徒に対して、本学学生と教員による学校支援の取り組みを2022年度から行ってきている。本学学生の長期休業中(9月と2月)を利用して8日間ずつ美瑛町内に滞在して、町内の公立小中学校並びの高等学校への教育的な支援を直接行う。また、町の大きなイベントの開催支援を行う。 具体的には、9月2日から9日と2月12日から19日に、本学の児童学科の学生が美瑛町内の公立学校の学校教育活動に入り、学習支援や学校生活指導上の支援を要する児童・生徒への支援を美瑛町教育委員会並びに本学の児童学科の教員の指導のもとに行っていくものである。今後、北海道上川管内にある美瑛・富良野・旭川周辺の若者の本学への進学を促すきっかけをつくるとともに、本学の卒業生が上川管内の教員として就職していく形を模索していきたい。これらの取り組みが、本学の学生への地域創生の必要性を学ぶ場になっていくことを期待している。 |
| 金田 卓也 (家政学部児童学科) | CHIYODA Creative ART Lab for Children 千代田クリエイティブ・アートラボ | 自由な発想と創造力を大切にした子どもたちの作りたいものを具体的な形に実現するための場<アートラボ>を大学で継続してきました。木の枝や竹といった自然素材からプログラミングに対応するデジタル素材までさまざまな素材や道具を提供し、大学教員であるスタッフの専門知識と経験を生かして子どもたちのアイデアを実現します。 2022年度から活動をしていますが、3年間継続して参加している子どもたちの中には、手を使って考えるというもの作りの精神が着実に育っています。子どもたちの作り出す創造性あふれる素晴らしい作品を前に、保護者の方々からも好評を得ています。 この活動の海外版として、スタッフの教員が研究と教育実践に関わっているネパールのムラバリ村の子どもたちとのオンライン・アートワークショップも始めました。年度末の3月には「大妻さくら祭り2026」において作品発表を行い、本プロジェクトの活動を地域の方々へ広く発信します。 |
| 石井 章仁 (家政学部児童学科) | 少子化地域の行政との協働による保育の魅力・情報を保護者に伝えるプロジェクト(東金市) | 千葉県東金市は、出生数減少もあり15歳未満の児童の人口が5,338人(令和7年度)となり、10年間で1,687人減、20年間で3461人減と、少子化や人口減少が進行している。保育施設は、市立保育所2園、市立幼保連携型認定こども園3園、私立保育園2園、私立認定こども園3園、公立幼稚園5園、児童館が1館ある。平成29年より、公立の保育所・認定こども園において、外部講師を活用した園内研修の実施やその研修と関連させた自己評価の実施など、保育の質を向上させようと努力しているが、市内の園の情報提供に関する取り組みはホームページや市のx、インスタグラム等であるが、子育て支援(特に保育の内容の理解を促進する)に特化した情報提供や理解はさほど進んでいない。 令和3年度および5年度の本プロジェクトで、東金市の保育の良さを伝える冊子「とうがねの保育どうかね」の作成を行った(令和4年は睦沢町、令和6年度は大網白里市で実施)。しかし、前回紹介した園は市立保育所・こども園に限られており、市内のすべての園を扱ってはいなかった。また、この間、閉園や統廃合などが進み、情報の改訂が必要になってきている。今回のプロジェクトでは、公立園だけでなく、私立園も紹介情報に加えるとともに、新たなパッケージとして紹介するものを作成したいと考えている。 本プロジェクトでは、児童学科の学生が、保育・教育行政の職員や現場の保育士等と協働し、保育の魅力を保護者に伝えることを目指す。保育内容を直接取材し、選択する保護者の目線に立った情報媒体づくりを行うことは学生の学びにつながるからである。 |
| 厚東 芳樹 (家政学部児童学科) | 「大妻女子大学まちづくりの会」による地域住民への教育支援 | 都会のど真ん中にある千代田区には、自然や公園が少なく、子どもが「身体を動かし遊び育つ環境」が少ないという大きな課題があります。そんな環境下で暮らす子どもたちへの教育支援として、昨年度より地域と連携して身体を動かす空間と色々な体験ができる機会を創るプロジェクトに着手してきました。具体的には、本活動を「大妻女子大学まちづくりの会」と称し、千代田区三番町町会、三番町町会に関係する企業・団体、大妻学院、さらには千代田区内の九段小学校、千代田小学校を中核メンバーとして構成し、子ども達が定期的に身体を動かす空間や色々な体験ができる機会を創っています。今年度は、昨年度の活動を継続しつつ、麹町小学校や富士見小学校、児童学科の中核に位置づく科目「児童学基礎体験演習」で連携している笛吹市および神栖市の農業関係者と連携し、「農家として生きること」を都市部の子どもに伝える活動にも踏み込んでいく予定です。 |
| 甲野 毅 (家政学部ライフデザイン学科) | Green Rebornプロジェクト ~都市と地方を環境教育で結ぶ~ | 本プロジェクトは、対象地域を山梨県北杜市、キャンパスが存在する千代田・多摩地域に設定する。そして地方における耕作放棄地や過疎化などの問題と、都市に居住する子供達の自然体験不足問題などの解決を図る二つの活動からなるプロジェクトである。第一の北杜市での活動では、小淵沢町の耕作放棄地や醸造用の葡萄畑で学生が地域住民の支援を受けながら野菜や果実などの農産物を栽培または管理する。第二の都市での活動では、都市に居住する自然体験の希薄な子供達を対象に、学生が生産した農産物や森林をテーマにした環境教育プログラムを実施する。千代田区や立川市などの行政主催の環境イベントや学園祭、地域連携推進センター主催の夏休み小学生講座を実践の場として想定している。また関係人口の増加を射程に入れた北杜市への観光ツアーを、「大妻女子大学・北杜市協働事業」として環境教育学研究室と北杜市役所が協働で企画し、都市に居住する若年女性に向けたプログラムを実践する。 |
| 宮田 安彦 (家政学部ライフデザイン学科) | 伊豆市の特産物の振興プロジェクト-梅酒の新商品開発および鹿肉料理のプロモーション | 静岡県伊豆市の天城湯ヶ島地域は、観光地であるにも拘わらず過疎化が進んでおり、観光客の誘客や特産物による地域振興が強く求められている。他方で、獣害も深刻であり、毎年かなりの頭数の鹿や猪が駆除されているが、その肉を地域振興に活用するという課題は以前から存在している。 そこで、今回、ライフマネジメント研究室に所属する学生が、同地域の観光的魅力を発信するために、また同時に駆除された鹿肉の有効活用のために、月ヶ瀬地区の特産品の梅加工品(梅酒など)や廃棄している漬けこんだあとの種を使用した新規商品開発(「ご当地カクテル」を含む)、さらに鹿肉を使ったレシピを考案することで、それらの消費を増やし、もって、持続可能な観光振興の支援を行う。 また本プロジェクトを通じて、参加学生が地方の生活文化を、五感を以って体験的に学ぶとともに、責任が伴った調査、企画・開発を行うという実践的な学びを獲得すること、さらにその過程で汎用的能力を向上させることも目的としている。 |
| 中川 まり (家政学部ライフデザイン学科) | 少子高齢化時代における学生と地域の高齢者、子どもとのふれあい活動 -施設ボランティアを通じて学生は地域で何ができ、何を学ぶのか- | 少子高齢化時代である今日、共働き世帯の増加、家族の多様化などを背景に高齢者や子どもをとりまく環境は変容を続けている。千代田キャンパスが位置する千代田区の高齢化率(総人口に占める65歳以上割合)は28.0%であり(千代田区HPより筆者算出)、全国高齢化率29.1%(内閣府 2024)に比べてやや低いもののビジネス街が多い地域としては高い。また子ども支援については千代田キャンパスの近くには学童クラブ・児童館などが位置している。本プロジェクトは、家政学部ライフデザイン学科家族社会学研究室に所属する学生が、施設ボランティアを通じて地域の高齢者および子どもとのふれあい活動を実践し、地域の支援活動に貢献するとともに、家族の多様化と地域の支援活動との関係性を学ぶことを目的としている。活動内容は区内高齢者施設、学童クラブ・児童館でのボランティア活動を行うことである。プロジェクトを通じた学習効果として、1.少子高齢化社会における介護、高齢者施設、児童施設の現状を学ぶ、2.介護、福祉の仕事を知る、3.地域学生として社会貢献をする、4.地域の高齢者の方々、子どもとのふれあい、対話を通じて世代間交流を実践し、家族の多様化と支援活動との関係性を学ぶという4点を期待している。 |
| 細谷 夏実 (社会情報学部社会情報学科環境情報学専攻) | 能登の里海を守る:海育実践と地域活性化プロジェクト | 国連の持続可能な開発目標(SDGs)にも「海の豊かさを守ろう」という目標が含まれていることからもわかるように、海の環境保全は喫緊の課題となっている。私たちの暮らしは海と深く関わっており、海を保全しながら持続可能な形で活用していくことは必須であると言えよう。しかし日本では現在、かつて海運などで栄えた各地の半島などで過疎化が進み、身近な里海との関係も薄れてきている。このような状況を踏まえると、次世代を担う子どもたちを中心に、海に対する関心や知識を深めること、海と関わって海の抱える問題解決を担う人材を育成すること、などが重要であると考えられる。 私たちのゼミでは2015年から、能登半島の奥能登地域にある石川県穴水町との交流を開始した。具体的には、地域の方たちと協同で、地元の椿を活用した椿茶の商品化や、子どもたちとの「うみいくカード」作成などの海洋教育(海育)活動などを継続的に行ってきた。この間、2018年7月に、ゼミの活動がきっかけとなって本学と穴水町との包括連携協定が結ばれ、その後、2021年、2024年に協定が更新され現在に至っている。一方、穴水町を含めた能登地域は、2024年1月の能登半島地震で甚大な被害を受けた。そのため、昨年度はこれまでのような現地での活動は行えず、大学祭で展示を通して現地の現状を紹介すると共に、能登の物産販売を通じて地域の方たちに売り上げを還元した。 今年度のプロジェクトでは、大学祭での展示・物産販売に加え、現地での活動を再開し、震災からの復興や地域活性化につながる取り組みなど、地域の方たちと協同でできることを考えながら、学生と共に現地での活動を再開していく。 |
| 生田 尚志 (社会情報学部社会情報学科環境情報学専攻) | 千代田キャンパス周辺住民の参加・参画の機会づくりを通したまちづくり活動の提案 | 千代田キャンパスの周辺はマンションの建設が複数件進んでおり、地域として自発的なまちづくりを継続するうえでは、新たに住民となる方々の参加や活動への参画の機会がひらかれていることが望ましい。前年度(2024年度)はエリアマネジメントに関する勉強会を開催しながら、前々年度(2023年度)に引き続きクリスマスマルシェを実施し、地域のさまざまな団体・住民が交流する機会となった。 今年度はこれまでの活動内容や勉強会の内容を踏まえながら、地元密着型の活動として継続していくことを目標として、千代田キャンパス周辺の商店や地域組織、住民の方々を中心として活動を展開することを重視する。そして、その過程を経たひとつの成果として、千代田キャンパス周辺での居住歴に関係なく子どもから高齢者までの地域の方々が実際に交歓する機会として、前々年度に引き続き3回目となるマルシェイベントを実施する。 |
| 山本 真知子 (人間関係学部人間福祉学科) | 里親家庭の子どものピアサポート活動 | 近年、虐待などさまざまな理由で実の家庭で生活できない子どもが増加しており、日本において子どもたちを家庭で養育する里親やファミリーホームを推進する動きがある。しかし、里親やファミリーホームに委託されている子どもへの支援はまだ十分ではない。本プロジェクトは、NPO法人東京養育家庭の会みどり支部や児童相談所、フォスタリング機関と連携し、里親(養育家庭)やファミリーホームの子どもたちが他の家庭の子どもや学生とのつながりを持つことができる「子どもスペシャル」において子ども支援を行う。子どもの年齢別に遊びや自分を知るための話し合い、自立に向けた話し合い等のプログラムを行い、他の里親家庭の子どもとの関係を作り、相互交流を深める。また、子どもの権利条約の中にある子どもの意見表明権の機会の確保やセルフアドボカシーを行う経験に繋がる。学生にとっては社会的養護の理解、子どもの理解、児童相談所や児童福祉施設とのつながりを持つ学習機会を得ることを目的とする。 |
| 井上 淳 (比較文化学部比較文化学科) | デジタルインクルージョン啓発と地域の公共施設活性化とを意識したイベントの企画と実施-多摩市立中央図書館との連携- | 本プロジェクトは、学生がデジタルインクルージョン啓発と地域とりわけ地域の公共施設の活性化とを意識したイベントを企画・運営することによって、地域(施設)の交流活性化、デジタルインクルージョンの認知度向上、学生の成長に寄与するものである。 視覚や認識、動作に困りごとをもつ人がデジタル世界で取り残される問題への取り組み(デジタルインクルージョン)は、諸外国と比べると日本においては進んでいるとはいえない。4月以降、学生はデジタルインクルージョンに関するフランスのスタートアップ企業であるファシリティジャポン株式会社の助言を受けながらワークショップに取り組み、「イベントを通じたデジタルインクルージョン啓発」の方途を考えている。 本プロジェクトでは、そのような学生が(視覚や認識に困りごとをもたない人が利用するように見える)公立図書館を会場にしたイベントを企画・運営する。公立図書館の地域における役割や学生主催のイベントに期待していることを汲み取りながらデジタルインクルージョン啓発もおこない得るイベントを学生が検討することによって、学生の地域関与増進、協働する力の向上、オーナーシップ意識向上、学びへの還元を目指す。 連携先は、過去に本学学生とデジタルインクルージョンで交流し、館内にインクルージョン関連棚等を擁している多摩市立中央図書館となる。多様な利用者があり地域の人びとの交流にも貢献している多摩市立中央図書館のさらなる活性化、本学キャンパスが立地している多摩市の活性化、地域と大学・学生の連携発展に貢献する。 |
| 田島 友祐 (データサイエンス学部データサイエンス学科) | ロボたちのチームワーク教室 -協調を学ぶ・動かす・考える体験型プログラム | 本プロジェクトでは、小学生を対象にしたプログラミング教室を通じて、論理的思考力と創造力を育むことを目的としています。教材には、光センサーやタッチセンサーを搭載したロボットキット「KOROBO」を使用し、専用プログラミング環境による直感的なGUIプログラミングを体験します。具体的な体験内容は、①基本的な移動、②障害物検知、③あらかじめ用意されたコース走行で構成され、段階的に実践する中でセンサーの仕組みやコンピュータの判断プロセスへの理解を深めます。さらに、複数台のロボットによる協調動作や模擬的なロボカップ競技にも挑戦し、発展的な学びを促進します。教室の開講は、8月の「夏休み講座」、文化祭期間中の地域連携交流会、3月の「大妻さくら祭り」を計画し、地域との連携と教育的意義の共有を図ります。児童の興味関心を引き出し、未来の学びへとつなげる機会とします。 |
| 堀口 美恵子 (短期大学部家政科食と栄養コース) | 千代田でデコ活プロジェクト ~産官学民連携・小中高大連携による取り組み~ | 我が国では2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動「デコ活」が展開されている。「デコ活」の推進には、国・自治体・企業・団体等が連携し、国民・消費者の新しい暮らしを後押しする必要があるが、既に千代田区は「デコ活」に取り組むことを宣言し、環境モデル都市として様々な活動を実践している。 申請代表者は、以前より環境と食の調和に着目した健康づくりを目指し、健康寿命の延伸や活力ある持続可能な社会の実現に向けた取り組みを、千代田区を中心に産官学民・中高大連携で行ってきた。また、千代田区のコミュニティ醸成事業である「ちよだコミュニティ ラボ」にアーバニストとして関わり、様々な企業や団体と連携しながら魅力的なまちづくりに取り組んでいる。 本プロジェクトではこれらの経験を元に、学生や教員が家政学の知識を活かし、産官学民・小中高大連携で「デコ活」の推進を目指す。なお、学生と教員の他、様々な職域で活躍する卒業生との連携活動も含めることにより、大妻学院の人材を活かして創出する成果を地域社会へ還元することができる。これは「持続可能な共生社会の実現への貢献」という本学の中期計画における大妻学院の使命とも合致するものである。 |
| 小野 友紀 (短期大学部家政科食と栄養コース) | 小平「プチ田舎味噌」づくりプロジェクト | 「プチ田舎」を商標登録する小平市において、令和6年度に行った「小平『プチ田舎味噌』づくりプロジェクト」を継続する。本学で栄養士免許を取得した卒業生が勤務する小平市内の保育園ならびに本プロジェクトに参加を希望する保育園や高齢者施設等を拠点とし、施設を利用する利用者、近隣の住民とともに味噌づくりを行う。大豆、米麹、塩を原材料として味噌づくりを行う本プロジェクトの取組は、食育の活動として健康な食生活を送るための食意識の向上と和食文化の継承に貢献できるものと考える。 保育園の調理室は保育環境の一部として園児への食育を推進する機能を有すると同時に、地域社会への食育の発信源としても重要な役割を担っている。本プロジェクトをきっかけとして小平市内のすべての保育園で使用可能な“プチ田舎”味噌づくりのプログラムの提案と市民に向けた味噌を使った料理レシピの配布も行う。 昨年度の味噌づくりイベントでは学生による「味噌クイズ」や教員からの「味噌の講和」は大変好評であった。短期大学部家政科・食と栄養コースの学生と助手、教員で構成されたメンバーおよび卒業生(栄養士・管理栄養士)と小平市内の保育園・施設職員らが協働して取り組む本プロジェクトは学生への教育効果も期待される。 |
| 深水 浩司 (教職総合支援センター) | 市民と育てる「多摩市立図書館」サポートプロジェクト2025 -市民と図書館と学生が共に考える新たな図書館利用と協働- | 2023年7月1日に開館した「多摩市立中央図書館」も今年で2周年を迎える。昨年も中央図書館を中心に、申請代表者と図書館サークルOlive、図書館司書課程受講者と共に地域に貢献できるイベントを複数実施してきた。その間、市民と共にイベントプログラム開発を行い実施し、様々な協働を試みた。 今年度のプロジェクトは、図書館で定期開催となっている「高齢者のための図書館カフェ」と「ビブリオバトル」、「市民とともに企画・実施するイベント」(どのイベントにするかは現時点未定だが、本づくりイベントへ協力する可能性大)、さらに昨年初めて実施した「AIについての公開講座」を継続する予定である。 具体的には、「高齢者のための図書館カフェ」は9月末あるいは11月末に、2回(間を2週間あけて)、「ビブリオバトル」は11月中旬、他の2つについては今後図書館と市民団体等を検討し時期を決定する。「AIについての公開講座」の開催予定は現時点で未定である。 参加する生徒や学生と協力して、より多くの市民が図書館という場を共有し、共に成長できるようなお手伝いができればと考えている。 |
| 下田 敦子 (人間生活文化研究所) | 小川和紙(国重要無形文化財、ユネスコ無形文化遺産)伝統手漉き技術の学習と普及に関する地域連携事業 | 埼玉県比企郡小川町に1300年前より伝承されている手漉き和紙技術(細川紙、国の重要無形文化財、ユネスコ無形文化遺産)は、日本伝統の和紙文化を支える貴重な技術である。同町は「紙漉きのまち」を標榜しているが後継者は減少傾向である。いっぽう博物館学芸員にとって博物館収蔵品の多くが和紙を使用していることからも、和紙の製作から保存、修復、管理に関する知識とスキルが必須である。しかし現行の大学における学芸員教育ではその訓練を受ける機会は殆どない。そこで本事業では学芸員養成課程の学生を募り、手漉き和紙の原材料の栽培から収穫、加工、製紙、保管までの知識と、実習を小川町の伝統工芸士の協力のもとに連携事業として昨年度から実施している。同町はこの連携事業を大歓迎し、参加学生の経費負担を大幅に軽減してくれている。本年度は昨年度の実績を踏まえた上で、手漉き和紙の原料(コウゾ)の栽培、収穫から加工を行う6月~11月の繁忙期の作業にあわせて、学芸員課程学生に加えて(キャリア教育にも役立つことから)全学的に参加者を募って、(すでに学生支援Gに協力をお願いしている)小川町和紙体験学習センターの協力指導のもとで連携事業をさらに実質化させる。 昨年度より継続して、この課題を大学の博物館学芸員教育の充実と小川町の地域振興の手がかりとなるべく永続的な地域連携事業へと成長しつつある。 |
2024年度
| 代表者 | プロジェクト | 内容 |
|---|---|---|
| 阿部 栄子 (家政学部被服学科) | 和装振興プロジェクト ~伝えよう!和服の魅力~ | 日本のきものは、自然を慈しむ生活様式の中で培われた先人の感性そのものが、独特の美意識として生み出され、日本人の誇るべき民俗衣装である。教育面では、2006年に教育基本法が改正され、「伝統や文化を尊重し、我が国の郷土を愛するとともに、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」と新たな教育目標が提示された。教育現場からは和服の授業方法がわからない、和服の知識が欲しい等の声が多く報告されている。 このプロジェクトは、このような教育現場で活躍している教員をはじめ、本学在学生、卒業生、地域住民を含めた人々を対象にしている。今年度はこれまでの日本橋(東京)で開催されてきた“きものカーニバル「学生きもの優秀作品展(学生デザイン作品発表会)」の経験を基に、本プロジェクトが学生きもの優秀作品部門のリーダー役となり、各学校間のパイプ役を務めると共に、学生きもの優秀作品展の展示・解説を担当する。この開催を通して、世代を超えた人々が広く和服に興味をもち、日本文化の理解を深め、着実に後世へと「きもの文化」を伝承していくことを願っての企画である。 |
| 石井 雅幸 (家政学部児童学科) | 北海道美瑛町の公立学校の児童・生徒への教育支援と町のイベント支援 | 2022年度包括連携協定を結んだ北海道美瑛町の公立学校の児童・生徒に対して、本学学生と教員による学校支援の取り組みを2022年度からはじた。2023年度からは、本学学生の長期休業中(9月と2月)を利用して8日間ずつ滞在して、町内の公立小中学校への教育的な支援を直接行うことになった。また、9月と2月に開催される町の大きなイベントであるセンチュリーライド並びに宮様国際スキーマラソンの実施のお手伝いを行っている。 具体的には、本学の長期休業期間中に、本学の児童学科の学生が美瑛町内の公立学校の学校教育活動に入り、学習支援や学校生活指導上の支援を要する児童・生徒への支援を美瑛町教育委員会並びに本学の児童学科の教員の指導のもとに行っていくものである。今後、北海道上川管内である美瑛・富良野・旭川周辺の若者の本学への進学を促すきっかけをつくるとともに、本学の卒業生が上川管内の教員として就職していく形を模索していきたい。これらの取り組みが、本学の学生への地域創生の必要性を学ぶ場になっていくことを期待している。 |
| 金田 卓也 (家政学部児童学科) | CHIYODA Creative ART Lab for Children 千代田クリエイティブ・アートラボ | 自由な発想と創造力はアートの原点であり、さまざまなもの作りに欠かせないものです。こんなものがあったらいいな、こんなものができたらいいなという、子どもたちの作りたいものを具体的な形に実現するための場(アートラボ)を大学で開催します。草木染めのような自然素材を利用したものからICTを生かしたものまで大学にある素材や道具を提供し、スタッフの専門知識と経験を生かして子どもたちのアイデアを実現します。2022年度から活動を始めていますが、毎回、参加した子どもたちは創造性あふれる素晴らしい作品を作り出し、保護者の方々からも好評を得ています。 今年度は活動の海外版として、スタッフの教員が研究と教育実践に関わっているネパールのムラバリ村の子どもたちとのワークショップをオンラインで開催し、日本との交流を図ります。年度末の3月には「大妻さくら祭り2025」において発表を行い、本プロジェクトの活動を地域の方々へ広く発信します。 |
| 石井 章仁 (家政学部児童学科) | 少子化地域の行政との協働による保育の魅力・情報を保護者に伝えるプロジェクト(大網白里市) | 千葉県大網白里市は、もともとの少子化や人口減少に加え、コロナ禍の出生数減少もあり15歳未満の児童の人口が4,698人、人口の総数はここ10年間で2,865人減と、少子化のみならず、市全体で高齢化や人口減少が進行している。 保育施設は、現在市立保育所2園、市立幼稚園3園、小規模保育施設6園、家庭的保育施設1園、認可外保育施設1園、私立保育所6園、私立認定こども園1園があり、施設の老朽化の問題や園の統合化、定員を満たさない園など課題が多い。また、子育て支援については、市立地域子育て支援センター1か所、子育て支援センター4か所ある。 市の子育て情報の提供は、ホームページに加え、子育て情報冊子の発行などあるが、ホームページ等の更新もさほど多くなく、保育の内容についての情報提供や理解が進んでいるとはいえない。 昨年度、本プロジェクトで千葉県東金市において、保育を伝える冊子づくりを行った(一昨年度は睦沢町で実施)。市立保育所・こども園の情報を学生が実際にその目や耳で感じて、写真に撮った画像を使い、紹介冊子を作成した。プロジェクトでは、公立園や地域子育て支援センターにおける、保育や支援の内容について取材しHPや冊子で市の保育を保護者に伝えたいと考えている。 本プロジェクトでは、児童学科の学生が、保育・教育行政の職員や現場の保育士等と協働し、保育の魅力を保護者に伝えることを目指す。単にアイディアを出すだけではなく、直接取材・編集し、保護者の目線に立った情報媒体づくりを行う。また、こうした取組み自体が保育現場の学習となり、学生の学びにつながると考える。 |
| 厚東 芳樹 (家政学部児童学科) | 「大妻女子大学まちづくりの会」による地域児童への教育支援 | 都会のど真ん中にある千代田区には、自然や公園が少なく、子どもが「身体を動かし遊び育つ環境」が少ないという大きな課題があります。今回、そんな環境下で暮らす子どもたちの教育支援として、地域と連携して身体を動かす空間と色々な体験ができる機会を創るプロジェクトを申請します。本活動は、「大妻女子大学まちづくりの会」と称して、千代田区三番町町会、三番町町会に関係する企業・団体、大妻学院、千代田区立九段小学校および富士見小学校を中核としたメンバーで構成し、子ども達が定期的に身体を動かす空間や色々な体験ができる機会を創っていくことを目的とします。 |
| 甲野 毅 (家政学部ライフデザイン学科) | 里地・里山活性化プロジェクト ~都市と地方を環境教育で結ぶ~ | 本プロジェクトは、対象地域を山梨県北杜市小淵沢町、鹿児島県奄美大島、キャンパスが存在する千代田地域、多摩地域に設定する。そして里地・里山における耕作地や森林の放棄問題と、都市に居住する子供達の自然体験不足問題などの解決を図る二つの活動からなるプロジェクトである。第一の里地・里山での活動では、小淵沢町の耕作放棄地で学生が地域住民とNPO法人の支援を受けながら農産物を栽培または管理する。第二の都市での活動では、都市に居住する自然体験の希薄な子供達を対象に、学生が生産した農産物や森林をテーマにした環境教育プログラムを実施する。プログラムは行政主催の環境イベントに他団体と一緒に参加する形式、環境教育学研究室だけで行政と協働して企画・実践する形式に分かれる。また学園祭や地域連携推進センターが主催する夏休み小学生講座を実践の場として捉え、来訪者に耕作放棄地や森林の現状を伝える。そしてSDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」の達成を目指すことも目的とする。 |
| 宮田 安彦 (家政学部ライフデザイン学科) | 富山県魚津市地域振興プロジェクト-経験価値調査および「魚津カクテル」の開発 | 周知の通り、地方の人口減少は著しく、街並み、伝統的な生業、行事といった生活文化の維持・継続などが危うくなっているところが多く、このような中で期待がかかるのが観光による地域振興である。 今回提携する富山県魚津市も例外ではなく、同市の地域総生産に占める観光業の割合を引き上げることを目標とし(「第3次魚津市観光振興計画(令和4年~令和8年)」)、そのためには集客を道の駅や水族館などの既存の施設に頼るだけではなく、地域の食や自然などの観光資源の発掘とPRが急務である。また、観光者の多くが中高年である中で、若年層やインバウンド観光客にその魅力を認識してもらう必要がある。 本プロジェクトは、魚津市が置かれたこうした状況と同市の方針に沿って、大妻女子大学生の持つ、都市部在住の若年女性であるという特性を活用した「経験価値調査」によって同市の観光資源の再認識・新規掘り出しの一助となること、および「ご当地カクテル」の手法を使って、学生が見出した地域の魅力の発信媒体を開発することで同市の観光PRに貢献することを目的とするものである。 また本プロジェクトを通じて、参加学生が地方の生活文化を、五感を以って体験的に学ぶとともに、責任を伴った調査、企画・開発を行うという実践的な学びを獲得すること、さらにその過程で汎用的能力を向上させることも目的としている。 |
| 細谷 夏実 (社会情報学部社会情報学科 環境情報学専攻) | 能登の里海を守る:海育実践と地域活性化プロジェクト | 国連が提唱している持続可能な開発目標(SDGs)の17のターゲットに「海の豊かさを守ろう」という目標があることからもわかるように、海には現在、解決が急がれる様々な問題が山積している。日本は四方を海に囲まれ、人々のくらしは海と密接な関わりを持っている。そのため、日本においては、海の環境を保全しながら、持続可能な形で海と関わっていくことが特に必須であると言えよう。しかし日本では、かつて海運などで栄えた各地の半島などで過疎化が進み、身近な里海との関係も薄れてきている。このような状況を踏まえると、特に次世代を担う子どもたちの海に対する関心、知識を深め、海に関わりながら海の抱える問題を解決する人材を育成することなどが重要であると考えられる。 私たちのゼミでは2015年から、奥能登に位置し海に面した石川県穴水町との交流を開始し、地域の特産である椿を活用した商品の開発や、子どもたちとの「うみいくカード」作成の取り組みなどの活動を継続的に行ってきた。この間、2018年7月にはゼミの活動がきっかけとなって、本学と穴水町との包括連携協定が結ばれ、2021年度には協定が更新されている。 一方、穴水町を含めた能登地域は、2024年1月の能登半島地震で甚大な被害を受けた。そのため、今年度のプロジェクトでは、地域の状況を踏まえながら、子どもたちの海育(うみいく:生活体験を活かした海洋教育)、震災からの復興や地域活性化につながる活動について、地域の方たち、学生と共にできることを考え、取り組んでいきたい。 |
| 炭谷 晃男 (社会情報学部社会情報学科 情報デザイン専攻) | 多摩ニュータウン南大沢40年CIプロジェクトと高齢者と子どもたちのエンパワーメント支援 | 昨年は南大沢まちづくり40周年を記念した「ボッチャを通じたまちづくり」に挑戦し、ボッチャ南大沢カップを地域のボランティア団体「南大沢コミュニティネットワーク(略称:MCネット)」と連携して開催し、15団体が参加した。今年は、そのフォローアップを炭谷ゼミが協力・支援して行っていきたい。 このCI活動を通じて、高齢者サロンにおいては、「スマホの使い方相談教室」を通じて高齢者のさらなる社会参加を支援していきたい。さらに子どもたちへの活動としては、八王子市内及び多摩市内の小学生を対象とした「放課後子ども教室活動」を通じて学力補習やさまざまな体験教室を通じて子どもたちのエンパワーメント支援を継続していきたいと考えます。このようにニュータウン地区のCIプロジェクトに協力しながら、住民の方を支援するプロジェクトに取り組みたい。 |
| 磯山 直也 (社会情報学部社会情報学科 情報デザイン専攻) | 子どもと緑が育つ番町・九段のまちづくり提案 | 千代田キャンパスの足元の番町・九段地区はマンション建設ラッシュにより、子育て世帯が増えているが、公園も少なく、子どもが育つ環境として劣る。そこで公開空地の魅力アップ、車交通量が多くない生活道路を一時的に子どもから高齢者までが楽しむ人間のための街路空間のあり方をプレイスメイキングの社会実験として、地元の関係団体と連携してクリスマスマルシェを実施した(2023年12月2日)。地域の多くの団体および本学の研究室や部活動、サークルの団体と連携して、多くの協力を得て好評に実施することができた。 今年度はこの催しの2回目を実施への準備過程を子どもと緑が育つまちづくりへの人、組織のつながりを形成するプロセスとして重視して展開する。将来的なエリアマネジメントに向けた勉強会や他団体の催しに連携して輪を広げるとともに、エリアマネジメントのビジョンを共有する過程として、準備過程を重視した2回目のクリスマスマルシェを行う。 |
| 丹野 眞紀子 (人間関係学部人間福祉学科) | 医療的ケア児のファミリーフォト展 | 2021年6月、「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」(以下、医療的ケア児支援法)が成立し、同年9月18日に施行された。「医療的ケア支援児」は、国や地方自治体が医療的ケア児の支援を行う責務を負うことを明文化した日本で初めての法律となる。しかし、法律ができたとはいえ、医療的ケアの必要な子どもを取り巻く環境は、社会資源の不足、医療と保育・教育の連携の難しさなど、まだまだ問題を抱えている。 こうした医療的ケア児やその家族に対して、支援を続けてきたのがキッズファム財団である。キッズファム財団は、国立成育医療センター内に併設されている医療型短期入所施設もみじの家のサポートを行うとともに、写真スタジオ等で記念写真を撮ることが難しい医療的ケア児童と家族のために、ファミリーフォトプロジェクトを行っている。 今回、キッズファム財団の協力を得て、大妻多摩祭(10月19日(土)・20日(日))での展示を予定している。医療的ケア児の抱える問題を学生や多摩地域の住民の方々にも身近に感じていただきたいと写真展を開催する。 |
| 山本 真知子 (人間関係学部人間福祉学科) | 里親家庭の子どものピアサポート活動 | 近年、虐待などさまざまな理由で実の家庭で生活できない子どもが増加しており、日本において子どもたちを家庭で養育する里親やファミリーホームを推進する動きがある。しかし、里親やファミリーホームに委託されている子どもへの支援はまだ十分ではない。本プロジェクトは、NPO法人東京養育家庭の会みどり支部や児童相談所、フォスタリング機関と連携し、里親(養育家庭)やファミリーホームの子どもたちが他の家庭の子どもや学生とのつながりを持つことができる「子どもスペシャル」おいて子ども支援を行う。子どもの年齢別に遊びや自分を知るための話し合い、自立に向けた話し合い等のプログラムを行い、他の里親家庭の子どもとの関係を作り、相互交流を深める。また、子どもの権利条約の中にある子どもの意見表明権の機会の確保やセルフアドボカシーを行う経験に繋がる。学生にとっては社会的養護の理解、子どもの理解、児童相談所や児童福祉施設とのつながりを持つ学習機会を得ることを目的とする。 |
| 堀口 美恵子 (短期大学部家政科 食物栄養専攻) | 環境と食の調和に着目した健康づくりの推進 ~産官学民連携・中高大連携による取り組み~ | 環境(地球環境・体内環境)と食に関連する問題は、持続可能な開発目標(SDGs)に影響を及ぼす重要な要素である。また、厚生労働省が2022年に立ち上げた「健康的で持続可能な食環境づくりのための戦略的イニシアチブ」では、食環境づくりを人々の食品(食材、料理、食事)へのアクセス、及び、情報へのアクセスの両方を相互に関連させて整備し、産官学等が連携して進めるものとしている。 本プロジェクトでは昨年度より、環境と食の調和に着目した健康づくりを目指し、健康寿命の延伸や活力ある持続可能な社会の実現に向けた取り組みを産官学民・中高大で連携して行ってきた。今年度は更に発展させた取り組みとして、元来エコでサステナブルな食文化である和食を見直すための講座、環境に配慮したエコクッキングレシピの考案と発信、食品ロス削減のためのフードドライブへの協力、環境学習を推進するための交流会(千代田区姉妹都市である秋田県五城目町の小学生を対象予定)、心身の健康づくり講座等を実施して食環境づくりを整え、区民の健康力向上を目指す。 なお、本学学生と教員の他、様々な職域で活躍する卒業生や中高生との連携活動も含めることにより、大妻学院の人材を活かして創出する成果を地域社会へ還元することができる。これは「持続可能な共生社会の実現への貢献」という本学の中期計画における大妻学院の使命とも合致するものである。 |
| 小野 友紀 (短期大学部家政科 食物栄養専攻) | 小平「プチ田舎味噌」づくりプロジェクト | 小平市は、多摩地域の北東部にあり都心から約20Kmに位置する。「都心から一番近いプチ田舎」をキャッチフレーズとしていることからも分かるように、市内には多くの農地があり自然豊かな街である。学校給食での地場野菜利用率は概ね3割で、多摩地区の中でも高い利用率を維持している。 本プロジェクトではそうした特徴を有する小平市の保育園と連携して「味噌づくり」の活動を行うものである。題して『小平「プチ田舎味噌」づくりプロジェクト』※である。 (※「プチ田舎」は小平市の登録商標である) 本学で栄養士免許を取得した卒業生が勤務する市内の保育園ならびに本プロジェクトに参加を希望する保育園を拠点とし、園を利用する親子、近隣の住民とともに味噌づくりを行う。本プロジェクトの取組は食育活動として、健康な食生活を送るための意識の向上に貢献できるものと考える。 保育園の調理室は保育環境の一部として園児への食育を推進する機能を有すると同時に、地域社会への食育の発信源としても重要な役割を担っている。本プロジェクトをきっかけとして小平市内のすべての保育園で使用可能な“プチ田舎”味噌づくりのプログラムの提案と市民に向けた味噌を使った料理レシピの配布も行う。 なお、本プロジェクトは短期大学部家政科食物栄養専攻の学生と助手、教員で構成されたメンバーおよび卒業生(栄養士・管理栄養士)と小平市内の保育園園長らが協働して取り組むものである。 |
| 深水 浩司 (教職総合支援センター) | 市民と育てる「多摩市立中央図書館」サポートプロジェクト2024 ―開館1周年記念を含む市民参加イベントの開催― | 多摩市では、2023年7月1日に「多摩市立中央図書館」を開館した。昨年は、開館前から申請代表者と図書館サークルOliveに対して多摩市立図書館から、開館準備のお手伝いや、開館後のイベント、図書館の使い方のヒントなどを頂けないかと要請があり、地域連携プロジェクトの一つとして可能な限りサポートを実施した。 今年度のプロジェクトは、開館1年を迎えた図書館の1周年記念イベントや、恒例になっている図書館カフェ、ビブリオバトルを通じて、市民の方々と図書館を、大学や教員、学生の力で結びつけるベント等を企画し実施するものである。 具体的には、7月から9月にかけて1周年記念イベントや市民協働イベントのサポート、9月から10月にかけての図書館カフェの共催、11月のビブリオバトルの主催などである。 学生と協力して、より多くの市民が図書館を通じて参加できるようなお手伝いができればと考えている。 |
| 下田 敦子 (人間生活文化研究所) | 小川和紙(国重要無形文化財、ユネスコ無形文化遺産)伝統手漉き技術の 学習と普及に関する地域連携事業 | 埼玉県比企郡小川町に1300年前より伝承されてきた手漉き和紙技術(細川紙、国の重要無形文化財、ユネスコ無形文化遺産)は、日本伝統の和紙文化を支える貴重な技術である。同町は「紙漉きのまち」として広報に熱心であるが、伝承者は減少傾向である。これに対照的に、知識とスキルを必要とする博物館学芸員教育がある。 わが国の博物館収蔵品の多くが和紙を使用した文化財であることからも、学芸員には和紙の製作から保存、修復、管理に関する知識とスキルが必須である。しかし殆どの学芸員はその育成過程において、体系的な訓練を受ける機会をもたないままになっている。本地域連携課題では、学芸員養成コースの参加者を募って、手漉き和紙の原材料の栽培、収穫から加工、製紙、そして保管に至る学習、実習を手漉き和紙の伝統技術者の協力のもとに大学との地域連携事業として行う。同町広報課、体験学習センターはこの事業を大歓迎しており、この事業に参加する学生たちの経費負担を大幅に軽減してくれる予定である。今年度より、このプロジェクトを大学の博物館学芸員教育の充実と小川町の地域振興の手がかりとなるべく、人間生活文化研究所のネットワークを活用して永続的な地域連携事業へと育てて行きたい。 |
2023年度
2023年度地域連携プロジェクトの採択課題の報告を動画で紹介します。
阿部 栄子
「和装振興プロジェクト ~伝えよう!和服の魅力~」
石井 雅幸
「北海道美瑛町の公立学校の児童・生徒への教育支援」
金田 卓也
「CHIYODA Creative ART Lab for Children 千代田クリエイティブ・アートラボ」
石井 章仁
「少子化地域の行政との協働による保育の魅力・情報を保護者に伝えるプロジェクト」
厚東 芳樹
「アダプトフラワーロードの会との地域美化活動-活動時の安全管理の整備を中心に-」
甲野 毅
「里地・里山活性化プロジェクト~都市と地方を環境教育で結ぶ~」
木下 勇
「子どもと緑が育つ番町・九段のまちづくり提案」
細谷 夏実
「能登の里海を守る:海育実践と地域活性化プロジェクト」
炭谷 晃男
「多摩ニュータウン南大沢40年CIプロジェクトと高齢者と子どもたちのエンパワーメント支援」
山本 真知子
「里親家庭の子どものピアサポート活動」
堀口 美恵子
「環境と食の調和に着目した健康づくりの推進~産官学民連携・中高大連携による取り組み~」
深水 浩司
「市民と育てる「多摩市立中央図書館」サポートプロジェクト
―開館前準備から開館後の市民参加イベントの開催―」
| 代表者 | プロジェクト | 内容 |
|---|---|---|
| 阿部 栄子 | 和装振興プロジェクト ~伝えよう!和服の魅力~ | 日本のきものは、自然を慈しむ生活様式の中で培われた先人の感性そのものが、独特の美意識として生み出され、日本人の誇るべき民俗衣装である。教育面では、2006年に教育基本法が改正され、「伝統や文化を尊重し、我が国の郷土を愛するとともに、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」と新たな教育目標が提示された。教育現場からは和服の授業方法がわからない、和服の知識が欲しい等の声を耳にする。本プロジェクトは、このような教育現場で活躍している教員をはじめ、本学在学生、卒業生、地域住民を含めた人々を対象にしている。今年度はこれまで、日本橋(東京)で開催されてきた“きものカーニバル「学生きもの優秀作品展(学生デザイン作品発表会)」の経験を基に、本プロジェクトが学生きもの優秀作品部門のリーダー役となり、各学校間のパイプ役を務めると共に、学生きもの優秀作品展の展示・解説を担当する。この開催を通して、世代を超えた人々が広く和服に興味をもち、日本文化の理解を深め、着実に後世へと「きもの文化」を伝承していくことを願っての企画である。 |
| 石井 雅幸 | 北海道美瑛町の公立学校の児童・生徒への教育支援 | 2022年度包括連携協定を結んだ北海道美瑛町の公立学校の児童・生徒に対して、本学学生と教員による学校支援の取り組みを昨年度模索的に行った。その結果、2023年度からは、本学学生の長期休業中(9月と2月)を利用して7日間ずつ滞在して、町内の公立小中学校への教育的な支援を直接行うことになった。 具体的には、本学の長期休業期間中に、本学の児童学科の学生が美瑛町内の公立学校の学校教育活動に入り、学習支援や学校生活指導上の支援を要する児童・生徒への支援を美瑛町教育委員会並びに本学の児童学科の教員の指導のもとに行っていくものである。今後、北海道上川管内である美瑛・富良野・旭川周辺の若者の本学への進学を促すきっかけをつくるとともに、本学の卒業生が上川管内の教員として就職していく形を模索していきたい。これらの取り組みが、本学の学生への地域創生の必要性を学ぶ場になっていくことを期待している。 |
| 金田 卓也 | CHIYODA Creative ART Lab for Children 千代田クリエイティブ・アートラボ | 自由な発想と創造力はアートの原点であり、さまざまなもの作りに欠かせないものだといえます。千代田区の子どもたちを対象にこんなものがあったらいいな、こんなものができたらいいなという、子どもたちの作りたいもののアイデアを具体的な形に実現するための場(アートラボ)を大学で開催します。何かを教えるという教室ではなく、アトリエや工房のイメージに近く、アートラボと名付けました。草木染めのような自然素材を利用したものからプログラミングやアニメーションといったICTを生かしたものまで大学にある素材や道具を提供し、プロジェクトメンバーの専門知識と経験を生かして子どもたちのアイデアを実現します。昨年度から本学「地域連携プロジェクト」として活動を始めましたが、毎回、参加した子どもたちは創造性あふれる素晴らしい作品を作り出しています。保護者の方々からも好評を得ています。年度末の3月には子どもたちの制作した作品展を開催し地域の子どもたちと保護者に公開します。又、「大妻さくらフェスティバル2024」においても発表を行い、本プロジェクトの活動を地域の方々へ広く発信します。 |
| 石井 章仁 | 少子化地域の行政との協働による保育の魅力・情報を保護者に伝えるプロジェクト | 千葉県東金市は、コロナ禍の出生数減少もあり15歳未満の児童の人口が5,696人、総数はここ10年間で1,570人減と、少子化のみならず、町全体も人口減少が進行している。 現在、保育施設は、市立保育所3園(次年度より2園)、市立幼保連携型認定こども園2園、私立保育所2園、私立認定こども園1園(次年度より1園増)、地域型保育所6園がある。公立保育所や認定こども園では、外部講師を活用した園内研修の実施や研修と関連させた自己評価の実施等、保育の質向を目指している。一方、私立園はそれぞれの取組となっており、市内園のホームページ等の情報もあまりなく市内の保育施設を俯瞰することが難しい。 一昨年度、本プロジェクトにおいて、東金市の公立保育所と公立こども園を学生の視点で紹介し保育の内容を伝える冊子づくりを行った(昨年度は他自治体で同様の内容を実施した)。市のHPや広報などで伝えられ一定の効果があった。半面、紹介した園は市立保育所・こども園に限られており、市内のすべての園を扱ってはいなかった。さらに、本年度限りで閉園となる公立幼稚園と公立保育所が1園あり、次年度より公私連携型(民間)の認定こども園となる。したがって、プロジェクトでは、公立園だけでなく、私立園も紹介情報に加えるとともに、市内の子育て支援について紹介する媒体を作成する。 なお、本プロジェクトでは、児童学科の学生が、保育・教育行政の職員や現場の保育士等と協働し、保育の魅力を保護者に伝えることを目指す。単にアイディアを出すだけではなく、直接取材・編集し、保護者の目線に立った情報媒体づくりを行う。こうした取組み自体が、保育や子育て支援現場の理解や学習となり、確実に学びにつながると考える。 |
| 厚東 芳樹 | アダプトフラワーロードの会との地域美化活動-活動時の安全管理の整備を中心に- | 「アダプトフラワーロードの会」と呼ばれる本活動は、三番町の道に花を植え付け管理する取り組みが土台となっている。この活動は、千代田区と三番町町会、三番町会に関係する企業・団体、大妻学院、千代田区立九段小学校を中核に、ジョージ・ケリング氏が提唱した「窓割れ理論」を一つの根拠に実施してきた。本活動は、平成27年度より児童学科1・2年のアクティブ・ラーニングの教育活動の一環として拡大したこともあり、経験的にではあるが、千代田区三番町内での「子どもの荒れ」はほとんど見られないと言われるようになり、その成果を実感しているところである。 今年度は、本活動を維持・管理していくための仕組み創りの継続と活動時の安全管理に関する整備の推進をしていきたいと考える。とりわけ、環境の維持・管理を合理化したいこと、活動時のスムーズな情報伝達の方法を整備し早急な対応が求められる場面などへの安全管理を担保したいこと、の2点をプロジェクト申請の主たる目的とした。 |
| 甲野 毅 | 里地・里山活性化プロジェクト ~都市と地方を環境教育で結ぶ~ | 本プロジェクトは、対象地域を山梨県北杜市小淵沢町、キャンパスが存在する千代田地域、多摩地域に設定する。そして里地・里山における耕作地や森林の放棄問題と、都市に居住する子供達の自然体験不足問題などの解決を図る二つの活動からなるプロジェクトである。第一の里地・里山での活動では、小淵沢町の耕作放棄地で学生が地域住民とNPO法人の支援を受けながら農産物を栽培または森林を管理する。第二の都市での活動では、都市に居住する自然体験の希薄な子供達を対象に、学生が生産した農産物や森林をテーマにした環境教育プログラムを実施する。プログラムは行政主催の環境イベントに他団体と一緒に参加する形式、環境教育学研究室だけで行政と協働して企画・実践する形式に分かれる。また学園祭を実践の場として捉え、来訪者に耕作放棄地の現状、それらを活用した地域活性化プランを伝える。そしてSDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」の達成を目指すことも目的とする。 |
| 木下 勇 | 子どもと緑が育つ番町・九段のまちづくり提案 | 千代田キャンパスの足元の番町・九段地区はマンション建設ラッシュにより、子育て世帯が増えているが、公園も少なく、子どもが育つ環境にないという子育て中の母親たちの相談を2022年に受けて、東郷公園みんなの畑づくりに協力してきた。今年度は3年生のゼミ活動の一環で「子どもと緑が育つ番町・九段のまちづくり提案」というまちづくり構想を地域連携で描く。そのために、地域の歴史をはじめ地域資源の掘り起こしへのインタビュー調査によって、学生が地域の歴史、地域資源および地域の人的資源の多様性を知り、「子どもと緑が育つ番町・九段のまちづくり提案」にまとめる。また、提案のみではなく、それに向けたプレイスメイキングの社会実験を行う。とりわけ昨年度の実習で課題となった、公開空地の魅力アップ、車交通量が多くない生活道路を一時的に子どもから高齢者までが楽しむ人間のための街路空間のあり方を社会実験のイベントとして、地元の関係団体と連携して行う。その過程で当該地域を子どもと緑が育つ住み続けられるまちづくりの構想づくりに多くの人の関心を呼び込む。 |
| 細谷 夏実 | 能登の里海を守る:海育実践と地域活性化プロジェクト | 国連が提唱している持続可能な開発目標(SDGs)の17のターゲットに「海の豊かさを守ろう」という目標があることからもわかるように、海には現在、解決が急がれる様々な問題が山積している。日本は四方を海に囲まれ、人々のくらしは海と密接な関わりを持っている。そのため、日本においては、海の環境を保全しながら、持続可能な形で海と関わっていくことが特に必須であると言えよう。一方で、日本では近年、若者の海離れが進んでいるという報告がある。また、かつて海運などで栄えた各地の半島では過疎化が進み、身近な里海との関係も薄れてきている。このような状況を踏まえると、特に次世代を担う子どもたちの海に対する関心、知識を深めること、また、海に関わりながら海の抱える問題を解決する人材を育成することなどが重要であると考えられる。 私たちのゼミでは2015年から、奥能登に位置し海に面した石川県穴水町との交流を開始し、地域の特産である椿を活用した商品の開発や、子どもたちとの「うみいくカード」作成の取り組みなどの活動を継続的に行ってきた。この間、2018年7月にはゼミの活動がきっかけとなって、本学と穴水町との包括連携協定が結ばれ、2021年度には協定が更新されている。 本プロジェクトでは、この連携協定体制を大いに活用し、穴水町の人たちと協力しながら、身近な里海の大切さやその保全・活用に向けた理解を広げるための人と場づくりに向けた海育(うみいく:生活体験を活かした海洋教育)の実践を行っていく。具体的には、学生と共に、子どもたちへの海育実践を中心とした活動を行い、さらに地域活性化につながる取り組みも実施する。 |
| 炭谷 晃男 | 多摩ニュータウン南大沢40年CIプロジェクトと高齢者と子どもたちのエンパワーメント支援 | 2023年は多摩ニュータウンの南大沢コミュニティはまちびらき40年目となる。昨年はプレイベントとして「私たちの南大沢」と題した川柳を募集した。今回は南大沢まちづくり40周年を記念した「ボッチャを通じたまちづくり」に挑戦したい。地域のボランティア団体「南大沢コミュニティネットワーク(略称:MCネット)」と連携して、コミュニティアイデンティティ(CI)醸成のイベントを炭谷ゼミが協力・支援して行ないたい。 このCI活動を通じて、高齢者サロンにおいては、「スマホの使い方相談教室」を通じて高齢者のさらなる社会参加を支援していきたい。さらに子どもたちへの活動としては、八王子市内の小学生を対象とした「寺子屋活動」を通じて学力補習やさまざまな体験教室を通じて子どもたちのエンパワーメント支援を継続していきたいと考えます。このように八王子市南大沢地区のCIプロジェクトに協力しながら、住民の方を支援するプロジェクトに取り組みたい。 |
| 山本 真知子 | 里親家庭の子どものピアサポート活動 | 近年、虐待などさまざまな理由で実の家庭で生活できない子どもが増加しており、日本において子どもたちを家庭で養育する里親やファミリーホームを推進する動きがある。しかし、里親やファミリーホームに委託されている子どもへの支援はまだ十分ではない。本プロジェクトは、東京養育家庭の会みどり支部と連携し、里親(養育家庭)やファミリーホームの子どもたちが他の家庭の子どもや学生とのつながりを持つことができる「子どもスペシャル」や東京都、神奈川県、横浜市内に住む里親家庭の実子の支援において子ども支援を行う。子どもの年齢別に遊びや自立に向けた話し合い等のプログラムを行い、他の里親家庭の子どもとの関係を作り、相互交流を深める。学生にとっては社会的養護の理解、子どもの理解、児童相談所や児童福祉施設とのつながりを持つ学習機会を得ることを目的とする。 |
| 堀口 美恵子 | 環境と食の調和に着目した健康づくりの推進 ~産官学民連携・中高大連携による取り組み~ | 環境(地球環境・体内環境)と食に関連する問題は、持続可能な開発目標(SDGs)に影響を及ぼす重要な要素である。栄養・食を通じて人々の健康と幸福に貢献する栄養士を養成する本専攻では、多世代を対象とした食育活動を10年以上積極的に行っている。本プロジェクトでは主に千代田区民を対象に、「環境と食の調和」に着目した健康づくりを産官学民連携、及び、中高大連携で取り組む。 具体的には、エコでサステナブルな「和食文化」に着目した調理実習を伴う講座や区内団体と合同で行う心身の健康づくり体験会等を実施する。また、食品ロス削減につなげるレシピを考案し、区内食堂や子ども食堂で活用する等、食料資源の有効活用にも取り組む。 なお、様々な職域で活躍する卒業生や中高生との連携活動も含めることにより、大妻の人材を活かして創出する成果を地域社会へ還元することができる。これは「持続可能な共生社会の実現への貢献」という本学の中期計画における大妻学院の使命とも合致するものである。 |
| 深水 浩司 | 市民と育てる「多摩市立中央図書館」サポートプロジェクト ―開館前準備から開館後の市民参加イベントの開催― | 多摩市では、2023年7月1日に「多摩市立中央図書館」が開館します。開館にあたり、申請代表者と図書館サークルOliveに対して多摩市立図書館から、開館準備のお手伝いや、開館後のイベント、図書館の使い方のヒントなどを頂けないかと要請がありました。本プロジェクトは、その要請に応えるものであり、更に、開館前の新しい図書館を、ボランティアとして本学院の生徒・学生に経験してもらうとともに、利用者や住民と一緒に「図書館の新たな使い方」を模索するものでもあります。 すでに、5月14日以降の土・日曜日を使い、本学学生と大妻多摩中学高等学校の生徒が「開館サポーター」を行っております。このサポートは開館までの期間を予定していますが、開館後は、イベントとして、大学生による新たな図書館の使い方提案(図書館内案内や本づくりも含め)、ビブリオバトルの開催、高齢者向け図書館カフェの開催も予定しています。 新図書館のサポートを通じて、地域住民の方々とともに新しい図書館を考え、より良い図書館を育てる一歩になるプロジェクトとするつもりです。 |
2022年度
2022年度地域連携プロジェクトの採択課題の報告を動画で紹介します。
阿部 栄子
「和装振興プロジェクト~伝えよう!和服の魅力~」
石井 章仁
「保育の魅力を保護者に伝えるための、少子化地域の行政との協働プロジェクト」
石井 雅幸
「北海道美瑛町の公立学校の児童・生徒への教育支援」
金田 卓也
「CHIYODA Creative ART Lab for Children
千代田クリエイティブ・アートラボ」
木村 かおる
「科学技術館との地域連携活動プロジェクト『夏休み数楽教室、自由研究お助け隊』」
厚東 芳樹
「三番町アダプトフラワーロードの会との地域美化活動およびその活動を世界に広げよう」
炭谷 晃男
「多摩ニュータウン南大沢 40 年 CI プロジェクトと高齢者と子どもたちのエンパワーメント支援」
細谷 夏実
「能登の里海を守る:海育実践と地域活性化プロジェクト」
藏野 ともみ
「『高齢者聞き書き』で創る交流事業プロジェクト」
丹野 眞紀子
「医療的ケア児童のファミリーフォト展」
干川 剛史
「気仙沼市における『ご当地グルメづくり』による復興支援活動」
堀 洋元
「学ぼうみんなのさいこうの笑顔のために」
八城 薫
「からきだ匠(たくみ)カフェ~地域がつながる場所~」
山本 真知子
「障害者雇用企業との連携による多摩祭T ボール大会の開催」
富永 暁子
「地域の多世代がつながるみそ作りプロジェクト」
堀口 美恵子
「食と環境の調和に向けた食育の推進~産官学民連携による実現を目指して~」
深水 浩司
「地域に根ざす図書館認知症カフェプロジェクト」
| 代表者 | プロジェクト | 内容 |
|---|---|---|
| 阿部 栄子 | 和装振興プロジェクト ~伝えよう!和服の魅力~ | 日本のきものは、自然を慈しむ生活様式の中で培われた先人の感性そのものが、独特の美意識として生み出され、日本人の誇るべき民俗衣装である。教育面では、2006年に教育基本法が改正され、「伝統や文化を尊重し、我が国の郷土を愛するとともに、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」と新たな教育目標が提示された。教育現場からは和服の授業方法がわからない、和服の知識が欲しい等の声を耳にする。本プロジェクトは、このような教育現場で活躍している教員をはじめ、本学在学生、卒業生、地域住民を含めた人々を対象にしている。今年度はこれまで、日本橋(東京)で開催されてきた“きものカーニバル「学生きもの優秀作品展(学生デザイン作品発表会)」の経験を基に、本プロジェクトが学生きもの優秀作品部門のリーダー役となり、各学校間のパイプ役を務めると共に、学生きもの優秀作品展の展示・解説を担当する。この開催を通して、世代を超えた人々が広く和服に興味をもち、日本文化の理解を深め、着実に後世へと「きもの文化」を伝承していくことを願っての企画である。 |
| 石井 雅幸 | 北海道美瑛町の公立学校の児童・生徒への教育支援 | 2022年度包括連携協定を結んだ北海道美瑛町の公立学校の児童・生徒に対して、本学学生と教員による学校支援の取り組みを昨年度模索的に行った。その結果、2023年度からは、本学学生の長期休業中(9月と2月)を利用して7日間ずつ滞在して、町内の公立小中学校への教育的な支援を直接行うことになった。 具体的には、本学の長期休業期間中に、本学の児童学科の学生が美瑛町内の公立学校の学校教育活動に入り、学習支援や学校生活指導上の支援を要する児童・生徒への支援を美瑛町教育委員会並びに本学の児童学科の教員の指導のもとに行っていくものである。今後、北海道上川管内である美瑛・富良野・旭川周辺の若者の本学への進学を促すきっかけをつくるとともに、本学の卒業生が上川管内の教員として就職していく形を模索していきたい。これらの取り組みが、本学の学生への地域創生の必要性を学ぶ場になっていくことを期待している。 |
| 金田 卓也 | CHIYODA Creative ART Lab for Children 千代田クリエイティブ・アートラボ | 自由な発想と創造力はアートの原点であり、さまざまなもの作りに欠かせないものだといえます。千代田区の子どもたちを対象にこんなものがあったらいいな、こんなものができたらいいなという、子どもたちの作りたいもののアイデアを具体的な形に実現するための場(アートラボ)を大学で開催します。何かを教えるという教室ではなく、アトリエや工房のイメージに近く、アートラボと名付けました。草木染めのような自然素材を利用したものからプログラミングやアニメーションといったICTを生かしたものまで大学にある素材や道具を提供し、プロジェクトメンバーの専門知識と経験を生かして子どもたちのアイデアを実現します。昨年度から本学「地域連携プロジェクト」として活動を始めましたが、毎回、参加した子どもたちは創造性あふれる素晴らしい作品を作り出しています。保護者の方々からも好評を得ています。年度末の3月には子どもたちの制作した作品展を開催し地域の子どもたちと保護者に公開します。又、「大妻さくらフェスティバル2024」においても発表を行い、本プロジェクトの活動を地域の方々へ広く発信します。 |
| 石井 章仁 | 少子化地域の行政との協働による保育の魅力・情報を保護者に伝えるプロジェクト | 千葉県東金市は、コロナ禍の出生数減少もあり15歳未満の児童の人口が5,696人、総数はここ10年間で1,570人減と、少子化のみならず、町全体も人口減少が進行している。 現在、保育施設は、市立保育所3園(次年度より2園)、市立幼保連携型認定こども園2園、私立保育所2園、私立認定こども園1園(次年度より1園増)、地域型保育所6園がある。公立保育所や認定こども園では、外部講師を活用した園内研修の実施や研修と関連させた自己評価の実施等、保育の質向を目指している。一方、私立園はそれぞれの取組となっており、市内園のホームページ等の情報もあまりなく市内の保育施設を俯瞰することが難しい。 一昨年度、本プロジェクトにおいて、東金市の公立保育所と公立こども園を学生の視点で紹介し保育の内容を伝える冊子づくりを行った(昨年度は他自治体で同様の内容を実施した)。市のHPや広報などで伝えられ一定の効果があった。半面、紹介した園は市立保育所・こども園に限られており、市内のすべての園を扱ってはいなかった。さらに、本年度限りで閉園となる公立幼稚園と公立保育所が1園あり、次年度より公私連携型(民間)の認定こども園となる。したがって、プロジェクトでは、公立園だけでなく、私立園も紹介情報に加えるとともに、市内の子育て支援について紹介する媒体を作成する。 なお、本プロジェクトでは、児童学科の学生が、保育・教育行政の職員や現場の保育士等と協働し、保育の魅力を保護者に伝えることを目指す。単にアイディアを出すだけではなく、直接取材・編集し、保護者の目線に立った情報媒体づくりを行う。こうした取組み自体が、保育や子育て支援現場の理解や学習となり、確実に学びにつながると考える。 |
| 厚東 芳樹 | アダプトフラワーロードの会との地域美化活動-活動時の安全管理の整備を中心に- | 「アダプトフラワーロードの会」と呼ばれる本活動は、三番町の道に花を植え付け管理する取り組みが土台となっている。この活動は、千代田区と三番町町会、三番町会に関係する企業・団体、大妻学院、千代田区立九段小学校を中核に、ジョージ・ケリング氏が提唱した「窓割れ理論」を一つの根拠に実施してきた。本活動は、平成27年度より児童学科1・2年のアクティブ・ラーニングの教育活動の一環として拡大したこともあり、経験的にではあるが、千代田区三番町内での「子どもの荒れ」はほとんど見られないと言われるようになり、その成果を実感しているところである。 今年度は、本活動を維持・管理していくための仕組み創りの継続と活動時の安全管理に関する整備の推進をしていきたいと考える。とりわけ、環境の維持・管理を合理化したいこと、活動時のスムーズな情報伝達の方法を整備し早急な対応が求められる場面などへの安全管理を担保したいこと、の2点をプロジェクト申請の主たる目的とした。 |
| 甲野 毅 | 里地・里山活性化プロジェクト ~都市と地方を環境教育で結ぶ~ | 本プロジェクトは、対象地域を山梨県北杜市小淵沢町、キャンパスが存在する千代田地域、多摩地域に設定する。そして里地・里山における耕作地や森林の放棄問題と、都市に居住する子供達の自然体験不足問題などの解決を図る二つの活動からなるプロジェクトである。第一の里地・里山での活動では、小淵沢町の耕作放棄地で学生が地域住民とNPO法人の支援を受けながら農産物を栽培または森林を管理する。第二の都市での活動では、都市に居住する自然体験の希薄な子供達を対象に、学生が生産した農産物や森林をテーマにした環境教育プログラムを実施する。プログラムは行政主催の環境イベントに他団体と一緒に参加する形式、環境教育学研究室だけで行政と協働して企画・実践する形式に分かれる。また学園祭を実践の場として捉え、来訪者に耕作放棄地の現状、それらを活用した地域活性化プランを伝える。そしてSDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」の達成を目指すことも目的とする。 |
| 木下 勇 | 子どもと緑が育つ番町・九段のまちづくり提案 | 千代田キャンパスの足元の番町・九段地区はマンション建設ラッシュにより、子育て世帯が増えているが、公園も少なく、子どもが育つ環境にないという子育て中の母親たちの相談を2022年に受けて、東郷公園みんなの畑づくりに協力してきた。今年度は3年生のゼミ活動の一環で「子どもと緑が育つ番町・九段のまちづくり提案」というまちづくり構想を地域連携で描く。そのために、地域の歴史をはじめ地域資源の掘り起こしへのインタビュー調査によって、学生が地域の歴史、地域資源および地域の人的資源の多様性を知り、「子どもと緑が育つ番町・九段のまちづくり提案」にまとめる。また、提案のみではなく、それに向けたプレイスメイキングの社会実験を行う。とりわけ昨年度の実習で課題となった、公開空地の魅力アップ、車交通量が多くない生活道路を一時的に子どもから高齢者までが楽しむ人間のための街路空間のあり方を社会実験のイベントとして、地元の関係団体と連携して行う。その過程で当該地域を子どもと緑が育つ住み続けられるまちづくりの構想づくりに多くの人の関心を呼び込む。 |
| 細谷 夏実 | 能登の里海を守る:海育実践と地域活性化プロジェクト | 国連が提唱している持続可能な開発目標(SDGs)の17のターゲットに「海の豊かさを守ろう」という目標があることからもわかるように、海には現在、解決が急がれる様々な問題が山積している。日本は四方を海に囲まれ、人々のくらしは海と密接な関わりを持っている。そのため、日本においては、海の環境を保全しながら、持続可能な形で海と関わっていくことが特に必須であると言えよう。一方で、日本では近年、若者の海離れが進んでいるという報告がある。また、かつて海運などで栄えた各地の半島では過疎化が進み、身近な里海との関係も薄れてきている。このような状況を踏まえると、特に次世代を担う子どもたちの海に対する関心、知識を深めること、また、海に関わりながら海の抱える問題を解決する人材を育成することなどが重要であると考えられる。 私たちのゼミでは2015年から、奥能登に位置し海に面した石川県穴水町との交流を開始し、地域の特産である椿を活用した商品の開発や、子どもたちとの「うみいくカード」作成の取り組みなどの活動を継続的に行ってきた。この間、2018年7月にはゼミの活動がきっかけとなって、本学と穴水町との包括連携協定が結ばれ、2021年度には協定が更新されている。 本プロジェクトでは、この連携協定体制を大いに活用し、穴水町の人たちと協力しながら、身近な里海の大切さやその保全・活用に向けた理解を広げるための人と場づくりに向けた海育(うみいく:生活体験を活かした海洋教育)の実践を行っていく。具体的には、学生と共に、子どもたちへの海育実践を中心とした活動を行い、さらに地域活性化につながる取り組みも実施する。 |
| 炭谷 晃男 | 多摩ニュータウン南大沢40年CIプロジェクトと高齢者と子どもたちのエンパワーメント支援 | 2023年は多摩ニュータウンの南大沢コミュニティはまちびらき40年目となる。昨年はプレイベントとして「私たちの南大沢」と題した川柳を募集した。今回は南大沢まちづくり40周年を記念した「ボッチャを通じたまちづくり」に挑戦したい。地域のボランティア団体「南大沢コミュニティネットワーク(略称:MCネット)」と連携して、コミュニティアイデンティティ(CI)醸成のイベントを炭谷ゼミが協力・支援して行ないたい。 このCI活動を通じて、高齢者サロンにおいては、「スマホの使い方相談教室」を通じて高齢者のさらなる社会参加を支援していきたい。さらに子どもたちへの活動としては、八王子市内の小学生を対象とした「寺子屋活動」を通じて学力補習やさまざまな体験教室を通じて子どもたちのエンパワーメント支援を継続していきたいと考えます。このように八王子市南大沢地区のCIプロジェクトに協力しながら、住民の方を支援するプロジェクトに取り組みたい。 |
| 山本 真知子 | 里親家庭の子どものピアサポート活動 | 近年、虐待などさまざまな理由で実の家庭で生活できない子どもが増加しており、日本において子どもたちを家庭で養育する里親やファミリーホームを推進する動きがある。しかし、里親やファミリーホームに委託されている子どもへの支援はまだ十分ではない。本プロジェクトは、東京養育家庭の会みどり支部と連携し、里親(養育家庭)やファミリーホームの子どもたちが他の家庭の子どもや学生とのつながりを持つことができる「子どもスペシャル」や東京都、神奈川県、横浜市内に住む里親家庭の実子の支援において子ども支援を行う。子どもの年齢別に遊びや自立に向けた話し合い等のプログラムを行い、他の里親家庭の子どもとの関係を作り、相互交流を深める。学生にとっては社会的養護の理解、子どもの理解、児童相談所や児童福祉施設とのつながりを持つ学習機会を得ることを目的とする。 |
| 堀口 美恵子 | 環境と食の調和に着目した健康づくりの推進 ~産官学民連携・中高大連携による取り組み~ | 環境(地球環境・体内環境)と食に関連する問題は、持続可能な開発目標(SDGs)に影響を及ぼす重要な要素である。栄養・食を通じて人々の健康と幸福に貢献する栄養士を養成する本専攻では、多世代を対象とした食育活動を10年以上積極的に行っている。本プロジェクトでは主に千代田区民を対象に、「環境と食の調和」に着目した健康づくりを産官学民連携、及び、中高大連携で取り組む。 具体的には、エコでサステナブルな「和食文化」に着目した調理実習を伴う講座や区内団体と合同で行う心身の健康づくり体験会等を実施する。また、食品ロス削減につなげるレシピを考案し、区内食堂や子ども食堂で活用する等、食料資源の有効活用にも取り組む。 なお、様々な職域で活躍する卒業生や中高生との連携活動も含めることにより、大妻の人材を活かして創出する成果を地域社会へ還元することができる。これは「持続可能な共生社会の実現への貢献」という本学の中期計画における大妻学院の使命とも合致するものである。 |
| 深水 浩司 | 市民と育てる「多摩市立中央図書館」サポートプロジェクト ―開館前準備から開館後の市民参加イベントの開催― | 多摩市では、2023年7月1日に「多摩市立中央図書館」が開館します。開館にあたり、申請代表者と図書館サークルOliveに対して多摩市立図書館から、開館準備のお手伝いや、開館後のイベント、図書館の使い方のヒントなどを頂けないかと要請がありました。本プロジェクトは、その要請に応えるものであり、更に、開館前の新しい図書館を、ボランティアとして本学院の生徒・学生に経験してもらうとともに、利用者や住民と一緒に「図書館の新たな使い方」を模索するものでもあります。 すでに、5月14日以降の土・日曜日を使い、本学学生と大妻多摩中学高等学校の生徒が「開館サポーター」を行っております。このサポートは開館までの期間を予定していますが、開館後は、イベントとして、大学生による新たな図書館の使い方提案(図書館内案内や本づくりも含め)、ビブリオバトルの開催、高齢者向け図書館カフェの開催も予定しています。 新図書館のサポートを通じて、地域住民の方々とともに新しい図書館を考え、より良い図書館を育てる一歩になるプロジェクトとするつもりです。 |
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