【地域貢献】過去の採択課題一覧
過去の採択課題一覧
2024年度
代表者 | プロジェクト | 内容 |
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岩瀬 靖彦 (家政学部食物学科) | 親子で楽しく手ごねによる美味しいパン作り | 現代の子育て世帯は、両親の共働きによる影響などで、家庭における食事作りの時間が短縮化され、外食や中食、総菜、レトルト食品、冷凍食品などの利用頻度が年々増加傾向にある。 そのため親から子への食事作りの伝承が減り、併せて親子の会話も減りがちとなっている現状が伺える。 一方で食事のスタイルは、朝食は手間のかかる和食から、手軽に準備ができる洋食が主流となりつつある。また、洋食スタイルの食事では、主食が米に代わりパンが一般的となっているが、地域のスーパーやパン屋、ネットで購入するケースが大勢を占めていることから、益々、家庭における食事作りが簡素化し食事作りの伝承が減り、親子の会話も減る一方であることが伺える。 このような現代の子育て世帯の状況を鑑み、家庭における食事作りの伝承や親子の会話を支援することを目的として、また、ご家庭でも手軽に美味しいパン作りができることを理解していただくために、本学でサークル活動をしているパン調理学研究会が主体となり、またパン作りの指導を専門とし、実績のあるパン技術研究所の講師を招聘し、親子で楽しく手ごねによるパン作り教室を開催する。 |
上杉 宰世 (家政学部食物学科) | 「かむ力アップ!」 幼児の咀嚼機能向上プロジェクト | 保育所等においては年間食育計画に咀嚼に関する目標が組み込まれているが、幼児が「よく噛んで食べる」行動を実践できているかどうか、客観的な指標で評価していない。本学学生は「応用栄養学」「ライフステージ栄養学」の授業内で幼児を対象とした模擬栄養教育を実施しているが、社会での実際を学ぶためにも地域活動が有効である。 そこで、本プロジェクトは、千代田区内の幼児を主な対象とし、学生による食育エプロンシアターと咀嚼力を向上させるおにぎりプログラムを実施する。「噛む」回数、テンポ、姿勢などを客観的に計測し、子どもが楽しめる動物で表現された画面で可視化することで、食事をしながら自分自身の咀嚼状況に気づき、学び、より良い習慣を身につけることができる。また、保護者に咀嚼状況の計測結果と、咀嚼力向上のためのリーフレットを作成して配布することで、咀嚼に関心を持ち、家庭での声かけにつながり、子ども達の適切な咀嚼習慣の習得と健やかな身体成長、こころの発達につながる。 |
2023年度
2023年度地域貢献プロジェクトの採択課題の報告を動画で紹介します。
岩瀬 靖彦
「親子で楽しくパン作り教室」
樺山 敏郎
「小学校の読書活動推進への貢献を図る学生ブックソムリエの展開」
川口 美喜子
「健康への食意識向上とがんの食を支える『食べて・動いて・整える~自分に恋して~』の取り組み」
代表者 | プロジェクト | 内容 |
---|---|---|
岩瀬 靖彦 | 親子で楽しくパン作り教室 | 現代の子育て世帯は、両親の共働きによる影響などで、家庭における食事作りの時間が短縮化され、外食や中食、総菜、レトルト食品、冷凍食品などの利用頻度が年々増加傾向にある。 そのため親から子への食事作りの伝承が減り、併せて親子の会話も減りがちとなっている現状が伺える。 一方で食事のスタイルは、朝食は手間のかかる和食から、手軽に準備ができる洋食が主流となりつつある。また、洋食スタイルの食事では、主食が米に代わりパンが一般的となっているが、地域のスーパーやパン屋、ネットで購入するケースが大勢を占めていることから、益々、家庭における食事作りが簡素化し食事作りの伝承が減り、親子の会話も減る一方であることが伺える。 このような現代の子育て世帯の状況を支援することを目的として、また、ご家庭でも手軽にパン作りができることを理解していただくために、本学でサークル活動をしているパン調理学研究会が主体となり、パン作りの指導を専門とし、実績のあるパン技術研究所の講師を招聘し、親子で楽しく手ごねによるパン作り教室を開催する。 |
川口 美喜子 | 健康への食意識向上とがんの食を支える「食べて・動いて・整える~自分に恋して~」の取り組み | 昨年、千代田区在住または勤務者、学内職員と学生に対して健康への食意識向上とがんの食を支える「食べて・動いて・整える~自分に恋して~」の取り組みを5回実施した。参加者に対して実施内容のヨガ教室とスムージーやスープの提供による運動習慣への意欲の向上、食生活への意識の変化(第1回~3回)をアンケートした。結果、運動や野菜摂取に良好な変化及ぼした。また自身や家族、大切な方ががん治療のための食事や栄養で困っているケースが多いことも明らかとなった。学内の職員・学生の支えになる「食」の情報提供と活動を続けることの大切さを感じたプロジェクトであった。取り組みは食意識の向上につながっているが、日々の食改善や健康に関する正しい情報を継続的に提案する仕組みが求められていることも明らかとなった。健康無関心層あるいは、正しい情報を身近に感じていないために健康な食生活に改善できない学生や学内職員、地域の人々が楽しく無理なく健康な食習慣の維持の大切さを感じる環境が必要と考えられた。方策として提案を考えているナッジ 理論は、「注意を引くために肘で軽く突く」を意味し行動経済学に分類される。相手の意思決定を合理的なものに近づけるために「そっと後押しする」ことができる。本年も継続して、ナッジ理論を活用した学内発「食べて・動いて・整える~自分に恋して~」の定期的配布を行う。配布紙の内容は、健康無関心層が関心を寄せるテーマを発掘した記事と要望に対応したメニューの掲載、相談の多いがんに係る情報提供。紙面の栄養相談コーナーには、学内で収集したこぼれ話を掲載し、健康な食生活に興味を持つ読者層の広がりとがんについて悩みを抱える方々の援助のための情報発信を目指す。さらに、健康志向、ダイエット、がんのためのヨガ教室を開講する。 |
樺山 敏郎 | 小学校の読書活動推進への貢献を図る学生ブックソムリエの展開 | 本プロジェクトは、本学家政学部児童学科児童教育専攻の学生(2年次中心)が千代田区立麹町小学校の読書活動の推進に貢献しようとするものである。 実質的には、読書の秋という時機を捉えて同小学校を訪問し、学生がブックソムリエとなって、児童に対して本の紹介や推薦を行う。選書については、小学校国語教科書に掲載されている作品はじめ、テーマ性をもった作品を学生主体で行うようにする。 児童の読書活動を活性化することは、自己や自己を取り巻くヒト・コト・モノに対する見方や考え方を見つめ直し、豊かな感性や情操を養うことにつながる。国語科の教科書のみならずさまざまな本に向き合うことの大切さを実感する機会の提供となる。 主として小学校の教員を目指す本専攻の学生が実際に小学校の現場を訪れ、読書のよさや醍醐味を言葉で伝えることにより、その価値や意義を共有する意義は大きい。 |
渡邉 顕彦 | 黒海ギリシャ人の歴史と音楽 ※ギリシア政府の事情により中止となりました | 黒海は、地中海の北東にあり周りをブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、ロシア、ジョージアおよびトルコに囲まれた国際色豊かな地域である。古代よりギリシャ人も黒海沿岸部全域に居住し、独特の文化を育んできた。特に20世紀初頭、トルコ共和国の成立前後に難民化しギリシャに移住した人々は現在Pontioi(「ポントス(黒海)人」)として世界各地で独自のコミュニティーを形成し、古代発祥の様々な文化習慣を継承している。なお近年では黒海北岸のウクライナに居住してきたギリシャ人共同体も戦禍に巻き込まれ、新たな苦難の歴史が始まっている。本プロジェクトではギリシャ外務省や日本ギリシャ協会と協力して黒海ギリシャ文化を継承する団体を本学に招へいし、本学学生や教職員、近隣の方々に舞踊や伝統音楽の公演を行っていただく。またテッサロニキ大学、京都大学、共立女子大学でギリシャ史やギリシャ文学を専門としてきた研究者も招いて黒海ギリシャ人の文化と歴史について講演していただき、この地域の平和を祈念するイベントとしたい。 |
2022年度
2022年度地域貢献プロジェクトの採択課題の報告を動画で紹介します。
岩瀬 靖彦
「子育て世帯を食で支えるプロジェクト」
樺山 敏郎
「小学校の読書活動推進への貢献を図る学生ブックソムリエの展開」
川口 美喜子
「健康への食意識向上の情報とがんを支える期間限定『がんと健康的な食事・食べ方通信』の定期的配布と取り組み」
代表者 | プロジェクト | 内容 |
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岩瀬 靖彦 | 子育て世帯を食で支えるプロジェクト | 現代の子育て世帯は、核家族化や都市化が進んだことにより、かつては親族や近隣から得られていた支援が得られにくく、育児の負担感や孤立感が大きいといえる。子育て情報の収集のために、SNS、スマートフォンアプリケーションなどが活用できて、かつてより便利になった反面、「情報量が多すぎて正確な情報がわからない」という困りごとも増えている。このような現代の子育て世帯の状況を支援するために、管理栄養士・栄養士養成を担っている大妻女子大学の専門性を活かし、最新のエビデンスを踏まえた食に関する講習会を開催する。乳幼児の育児中は子のケアに時間をとられ、外出が難しくなることも多いことから、オンラインと対面のハイブリッド形式での開催に重点を置く。一方対面のみで開催する親子料理教室や離乳食・幼児食の試食会では、オンラインでは提供できない体験型の情報提供を通じて、食に関する悩みの解消や調理技術の習得を目指す。 |
樺山 敏郎 | 小学校の読書活動推進への貢献を図る学生ブックソムリエの展開 | 本プロジェクトは、本学家政学部児童学科児童教育専攻の学生(2年次中心)が千代田区立麹町小学校の読書活動の推進に貢献しようとするものである。 実質的には、読書の秋という時機を捉えて同小学校を訪問し、学生がブックソムリエとなって、児童に対して本の紹介や推薦を行う。選書については、小学校国語教科書に掲載されている作品を中心とし、通常に国語科学習との発展を考慮する。 児童の読書活動を活性化することは、自己や自己を取り巻くヒト・コト・モノに対する見方や考え方を見つめ直し、豊かな感性や情操を養うことにつながる。コロナ禍における児童の学びを保障するという観点から、教科書のみならず本と向き合うことの大切さを実感する機会の提供となる。 小学校の教員を目指す本学科児童教育専攻の学生が実際に小学校の現場を訪れ、読書のよさや醍醐味を言葉で伝えることにより、その価値や意義を共有する意義は大きい。 |
川口 美喜子 | 健康への食意識向上の情報とがんを支える期間限定「がんと健康的な食事・食べ方通信」の定期的配布と取り組み | これまで本プロジェクトを活用し、千代田区在住または勤務者、学生に対して妊娠に向けた妊娠前からの健康な体づくりの意識向上の取り組みを実施した。講演や実習、献立冊子の配布と共にその内容をアンケートで評価した。取り組みは食意識の向上につながっているが、日々の食改善や健康に関する正しい情報を継続的に提案する仕組みが求められていることが明らかとなった。健康無関心層あるいは、正しい情報を身近に感じていないために健康な食生活に改善できない学生や学内職員、地域の人々が楽しく無理なく健康な食習慣の維持の大切さを感じる環境が必要と考えられた。方策として提案を考えているナッジ 理論は、「注意を引くために肘で軽く突く」を意味し行動経済学に分類される。相手の意思決定を合理的なものに近づけるために「そっと後押しする」ことができる。ナッジ理論を活用し学内発「がんと健康的な食事・食べ方通信」の定期的配布を行う。配布紙の内容は、健康無関心層が関心を寄せるテーマを発掘した記事と要望に対応したメニューの掲載、相談の多いがんに係る情報提供。紙面の栄養相談コーナーには、学内で収集したこぼれ話を掲載し、健康な食生活に興味を持つ読者層の広がりとがんについて悩みを抱える方々の援助のための情報発信を目指す。さらに、健康志向、ダイエット、がんのためのヨガ教室を開講する。 |
2021年度
代表者 | プロジェクト | 内容 |
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川口 美喜子 | 健康的な女性のための「食・運動・医」オンライン講座の開設 | 健康的な妊娠・出産という一連の過程は人生の中で女性とそのパートナーにとって重要なできごとである。若い世代の男女に向けた妊娠のための健康増進の提言はプレコンセプションケアの概念に基づき支援され、私たちは妊娠のための「食・運動・医療」の教育を「地域貢献」のサポートで継続開催した。対象は千代田区在住または勤務者の妊活希望者と妊娠に向けた健康な体づくりは妊活を希望する以前からの意識と知識が需要であるため学生とした。昨年はコロナ禍のため集合形式の開催が困難となり支援方法を模索し、過去に実施した講義内容や調理実習の献立を冊子にまとめ配布した。 今年度は、これまでの実績で参加者が特に関心の高かった「健康的な食事と運動」「妊娠・出産のための食生活と運動」「女子大生の月経にまつわる諸健康問題」についてオンライン講座の実施と媒体を作成し、千代田区在住、勤務者と学生に身体的健康の保持および増進を啓発する。 |
樺山 敏郎 | 小学校の読書活動推進への貢献を図る学生ブックソムリエの展開 | 本プロジェクトは、本学家政学部児童学科児童教育専攻の学生(2年次中心)が千代田区立麹町小学校の読書活動の推進に貢献しようとするものである。 実質的には、読書の秋という時機を捉えて同小学校を訪問し、学生がブックソムリエとなって、児童に対して本の紹介や推薦を行う。 児童の読書活動を活性化することは、自己や自己を取り巻くヒト・コト・モノに対する見方や考え方を見つめ直し、豊かな感性や情操を養うことにつながる。コロナ禍においては、児童の学びを保障するという観点から、教科書のみならず本と向き合うことの大切さを実感する機会の提供となる。 小学校の教員を目指す本学科児童教育専攻の学生諸君が実際に小学校の現場を訪れ、読書のよさや醍醐味を言葉で伝えることにより、その価値や意義を共有する意義は大きい。 |
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