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アロマ・ハーブ市場の現状分析と商品PR 生活の木×3女子大学協働産学連携プロジェクト

家政学部ライフデザイン学科・須藤良子准教授の工芸デザインゼミの活動の一環で、1月31日に実践女子大学渋谷キャンパスで「大妻女子大学×実践女子大学×跡見学園女子大学産学協働プロジェクト『生活の木※』のプレゼンテーション発表会」が実施されました。

本プロジェクトの発表会に向け、11月30日に実施した『藤巻百貨店』とのコラボ企画「女子大生が考えるクリスマス商戦のPR方法を提案 藤巻百貨店×3女子大学協働プロジェクト」と同じ3大学混合メンバーでオンライン等による打ち合わせを重ね、「20代女性が捉えるアロマ・ハーブ市場の現状分析と商品PRを考える」について約2カ月にわたり検討してきました。

※生活の木(本社:東京都渋谷区 代表:重永 忠)は国内外の提携農園(パートナーファーム)から、厳選したハーブや精油、植物油など、世界中の自然の恵みを調達。それらの素材をもとに商品開発・製造・販売を行い、全国約100店舗の直営店のほか、メディカルハーブガーデンや、アーユルヴェーダサロン、カルチャースクールなどを通じて、ハーブやアロマテラピーの普及・啓発を行っています。

各グループの発表内容は以下のとおり。

グループ1「大学生活に新たな発見と安らぎを」


アンケートや店舗視察結果をもとに、「アロマのガチャガチャ」「ハーブティーのおみくじ」を提案。若い世代の高いガチャガチャ需要や、大学の給茶機付近にハーブティーを設置することでお茶と水以外という特別感を出すことで、アロマやハーブティーに関心を持ってもらうことが狙いです。また、生活の木とイメージが合ったインフルエンサーを採用し、実際の商品を使用してもらい認知度を上げる新たなPR方策も提案しました。

グループ2「アロマ試供品」戦略


大学生にアロマを使ってもらうため、「大学のお手洗いでの試供品設置」を提案しました。これは、アンケート結果から、20代女性の香水平均所有本数や香水の使用頻度がとても高く、香りに対する需要があること、また、店舗での購入エピソードを振り返ると、試供品を経て購入に至るケースが多いことに着目したものです。PR施策としては、試供品設置ブースにポスター掲示をすることで、生活の木のブランド名の認知度アップが図られるとポスターレイアウト案まで幅広く提案しました。

グループ3「-アロマ・ハーブをもっと身近に-」


店頭調査や現状分析をもとに、「ハーブ・アロマを身近に感じられる5つの提案」を行いました。ハーブティーへ手軽さが感じられるようにコンビニのレジ横や生活の木店頭での販売を提案。アロマについては、他社ブランドと比較して「SNSの写真や動画に力を入れている」「ワークショップの開催頻度が高い」ことを生かし、Instagramを活用したワークショップを開催するなど、日常的に生活の木に触れられるような仕組みを構築することで、強みを生かしながら認知度アップが図れると提案しました。

グループ4「~approach to life~」


現状分析をもとに生活の木の魅力を生かす提案として、「ロゴの活用」「サブスクリション」を提案しました。生活の木の各SNSのアカウント名の統一やアプリ内でのロゴの導入により、アイコン等が統一され、ブランド力の向上および定着が見込まれると説明。また、新たな商品PRとしてサブスクリプションが提案され、コース別の料金設定のもと、毎月異なる香りや時季に合った商品が届けられるだけでなく、誕生日特典やサブスクリプション限定商品など、多くの商品に触れてリピーターを獲得する方策を提案しました。

生活の木・デピュティーゼネラルマネージャー重永創氏による全体講評

生活の木・デピュティーゼネラルマネージャー重永創氏からは、「学生の皆さんの客観的な目線からのご意見は、新たな発想や視点など、我々にとってとても大きな気づきとなりました。ご提案いただいたさまざまな施策は社内に持ち帰り、実現に向けて取り組んでいきたいと思います。特に、『学生さんとのコラボ』となると、協力いただく企業の方々からの印象もよく、需要も見込めるため、他の施策での共同企画も面白いと感じました」と、コメントがありました。

ライフデザイン学科・須藤良子准教授による講評

本学同学科・須藤良子准教授からは、「この短い期間でここまで完成度を上げて発表する姿を見て、皆さんの努力や実行力を誇りに思っています。生活の木の重永さんから、『他の施策でも共同企画を』とお話しいただきましたが、連携している3女子大学はいずれも100年を超える歴史を持っております。長い歴史の中で多くの卒業生を輩出していますので、共同企画はさまざまな年代へ向けた広告にもなり得ます。来年度の協同プロジェクト参画も含め、前向きにご検討いただけるとうれしく思います」と、コメントがありました。

プロジェクトメンバー集合写真