獣害対策に貢献!食育ボランティアグループ「ぴーち」が鳥取県智頭町の鹿肉を使用したメニューを考案
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11月8日(金)大妻女子大学千代田キャンパスの学生食堂KOTAKA KITCHEN(コタカキッチン)協力のもと、食育ボランティアグループ「ぴーち」が考案したジビエ料理が提供されました。
限定30食とあってすぐに売り切れ。学生たちに大好評でした。
使用された鹿肉は鳥取県智頭町のもの。同町では、森の資源を枯らしたり、田畑を荒らしたりするなど増えすぎた鹿による食害に直面しています。同町は千代田区と「2050年脱炭素社会実現に向けた連携協定」を締結しており、「ぴーち」が千代田区のさまざまな食育イベントで活躍していることなどから、同町から鹿肉の活用方法についての依頼があり、“食と環境のコラボ企画“として、今回のメニュー考案につながりました。
メニューを考案したのは、赤羽詩穂さん(短期大学部家政科食物栄養専攻2019年3月卒)。赤羽さんは、開発の苦労について「普段の食事であまり馴染みのないジビエ料理を提供するということで、ジビエ特有の野性味を和らげる点に苦労しました。和と洋のスパイスや調味料を使い、食べやすくしました。また、女子大生に受け入れられるよう、生野菜も一緒に食べられるタコライスにしました。トルティーヤチップスも添え、彩りよく、食感も楽しめる満足感のある1品になったと思います。当日は、コタカキッチンの方が鹿塊肉を挽いて下さり、美味しいタコスミンチが完成しました」と話しています。
なお、「ぴーち」顧問の短期大学部家政科食物栄養専攻・堀口美恵子教授は、地域連携プロジェクト「環境と食の調和に着目した健康づくりの推進」に取り組んでおり、今回の活動もその一環として行われました。
デザートとして、創立者・大妻コタカの出身地、広島県世羅町の世羅梨も提供。使用されたのは規格外となった世羅梨で、無駄なく活用することで食品ロス削減につなげました。
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■食育ボランティアグループ「ぴーち」について
食育ボランティアグループ「ぴーち」は、栄養士を目指す短期大学部家政科食物栄養専攻の学生を中心に、さまざまな学部・学科の卒業生と連携して、SDGsに着目した食育に取り組んでいます。
「ぴーち」の活動については、下の画像をご覧ください。
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