「地域連携交流会2024」を大妻祭と同日開催 手帖づくりのワークショップやお譲り交換会を展開
地域連携推進センターが、大妻祭1日目(10月26日)に本学の地域交流の取り組みを多くの方に知ってもらい、今後その活動をより深化させることを目的に、「地域連携交流会2024」を企画、出展。昨年度に続き、2回目の出展となる今回は、参加型の企画をメインに展開しました。
会場の教室では、8月10日の「夏休み小学生講座」に実施し、子育て中の来場者に大好評となった「お譲り交換会」を再度行いました。
参加者からは、「捨てるのがもったいないものが多く悩んでいました。とても良い取り組みだと思います」「服やおもちゃの品質が高く、生活に役立ちました。ぜひまたやっていただきたいです!」といった感謝の声をいただきました。
展示コーナーは、地域連携・地域貢献の両プロジェクトから、地元・千代田区に関連して教員が取り組むプロジェクトとして3点を紹介。家政学部児童学科・厚東芳樹准教授の「『大妻女子大学まちづくりの会』による地域児童への教育支援」、社会情報学部情報デザイン専攻・磯山直也専任講師の「子どもと緑が育つ番町・九段のまちづくり提案」、短期大学部家政科食物栄養専攻・堀口美恵子教授の「環境と食の調和に着目した健康づくりの推進~産官学民連携・中高大連携による取り組み~」の進捗と、これから開催するイベントの告知ポスター・チラシ(「大妻スポーツ教室」「番九クリスマスマルシェ」「ちよだ環境フェア2024」)を展示。また、2025年3月15日(土)開催「大妻さくら祭り2025」の一環として行われる「俳句大賞」の関連イベントとして、過去3年間分の入賞作品の展示と「俳句の魅力」動画上映などを行いました。
連携協定締結先である、北海道美瑛町、石川県穴水町、広島県世羅町といった、地域連携に関連するブースを巡るデジタルスタンプラリーも大好評で「いろいろなブースに行くことができて、新しい発見がありました」など感想が寄せられました。
なお、社会情報学部環境情報学専攻・細谷夏実教授のゼミの学生たちが、地震で被災した方たちに想いを寄せてほしいと「能登展」を企画。地域の紹介やこれまでの取り組みが紹介されました。
和綴じ本の制作過程を体験!手帖づくりのワークショップを開催
別会場のラウンジリョウマでは、大妻女子大学人間生活文化研究所・下田敦子准教授のもと、学芸員を目指す学生たちが地域連携交流会の一環として、「手帖づくりのワークショップ」を開催しました。3歳からご年配の方まで幅広い層の参加者が、和綴じ手帖を作りました。参加者からは「懇切丁寧に手帖づくりを教えていただきました。日本の伝統文化に触れることができ、楽しみながら学びました」という感想をいただきました。
2025年3月15日(土)開催される「大妻さくら祭り2025」でもワークショップを開催する予定です。
なお、同准教授と学芸員を目指す学生は、地域連携プロジェクト「小川和紙(国重要無形文化財、ユネスコ無形文化遺産)伝統手漉き技術の学習と普及に関する地域連携事業」に取り組んでおり、埼玉県比企郡小川町に1300年前より伝承されてきた手漉き和紙技術(細川紙、国の重要無形文化財、ユネスコ無形文化遺産)の学習と普及について、手漉き和紙の伝統技術者の協力のもと、手漉き和紙の原材料の栽培、収穫から加工、製紙、そして保管に至る学習、実習を地域連携事業として行っています。
連携協定先の食材を使った特別メニューを提供
KOTAKA KITCHEN(コタカキッチン)では、大妻祭特別メニュー「くまさんカレー」を提供。このメニューは、コタカキッチン、文化祭実行委員会、食育ボランティアグループ「ぴーち」の食品ロス削減コラボ企画として実現したものです。目で見てかわいいカレーライスの付け合わせとして、連携協定締結先である広島県世羅町の梨、北海道美瑛町のジャガイモを使用したサラダが特徴です。カレーはもちろん、食品ロス削減のため、形や色合い、糖度が低い、小玉であることから“規格外”となった世羅梨と、美瑛町のジャガイモを使ったミルフィーユが、来場者の舌を楽しませていました。
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