2024年度CDPで学生が企画したアルバム「Photo Jewelry」がPHOTONEXT2025に出展
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2024年度後期に実施された授業科目「キャリア・ディベロップメント・プログラム」(以下、CDP※1)において、学生視点で企画したアルバム「Photo Jewelry」が、2025年6月10、11日にパシフィコ横浜で開催された「PHOTONEXT2025※2(主催:株式会社プロメディア、主催団体:日本フォトイメージング協会、一般社団法人日本写真映像用品工業会)」に出展されました。
※1 学生の社会的および職業的自立に向けた能力の養成を目的とした正課授業。異なる学科の学生が混在グループとなって、各学科の特色や学びを生かしながら、学生ならではの感性や情報を駆使して企業の課題解決に取り組みます。
※2 「フォトグラファーズ&フォトビジネスフェア」のコンセプトを掲げ、「写真の撮影分野と写真関連商品の流通分野を対象に、市場の活性化と需要拡大、さらには展示会とセミナーを通じて撮影に携わるプロフェッショナルとビジネス関係者のレベルアップを図り、あわせて消費者に写真・映像の豊かな喜びを提供し、充実したライフスタイルづくりに貢献する健全な業界形成と発展を目指す」ことを目的に開催。今年は9,000人を超える来場者があった。
CDPで、株式会社COURAGEの課題「成人式や卒業式などの記念日を中心とした、思い出をカタチに残すための施策づくり」に取り組んだグループのうち、当授業の最終回で実施された課題解決型授業2024年度CDP学部合同発表会でプレゼンした、家政学部ライフデザイン学科3年・飯島彩乃さん、吉田桃子さん、宮本真結さん、同学科2年・土屋慧奈さん、社会情報学部社会情報学科社会生活情報学専攻2年・島田芽衣さん、計5人のグループの企画が参考商品として展示されました。
使われなくなっているアルバムを、どのようにして普段使いしてもらえるか考え、アルバムとジュエリーボックスの一体化をコンセプトとした今回の商品企画。学生のプレゼンを聞いた同社のアークレイ事業部からは、「アルバムはしまうものという概念を、毎日手に取るジュエリーケースと結びつけることでプレゼントとして贈る文化を創造していく、といった商品化ストーリーや、ビジネスとして異業種とコラボして取り組むというアイデアに感銘を受け、このたび商品として実現化し、今回の出展につながりました」とコメントが寄せられました。
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授業でのプレゼンの結果、表彰された学生5人の様子
企画した学生からは、「アルバムとジュエリーボックスの一体化による『日常使いの意識』や『毎日見たくなる』というコンセプトがこだわりの部分だったので、コンセプトを柱に、グループで形にしたいことを話し合いました。プレゼン資料に丁寧に落とし込むだけでなく、より具体的にイメージしていただけるよう『Photo Jewelry』を試験的に制作しました。また、企業の方にしっかりご覧いただけるよう、プレゼンの時間配分にも工夫しました。コンセプト作りや試験的な制作、プレゼンの工夫など、メンバーの個々のアイデアや得意なことが上手く噛み合って、今回の商品実現化につながったのではと思います」とコメントが寄せられました。
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「Photo Jewelry」制作物をプレゼンしている学生の様子
また、学生から以下のようなコメントも寄せられました。
・ライフデザイン学科の授業科目『感性教育(スピーチ)』でプレゼン方法について学んだことがとても活かせました。今回の商品化はもちろん、大妻講堂という大きな舞台でのプレゼンの機会や、グループで感性を出し合い、時には自分では考えつかないアイデアに驚かされるなど、他学部の学生との協同や自身の履修経験を活かし、実り多い体験ができました。
・企業と提携してモノを作り、それが世に出せるかもしれないという可能性に興味があって履修登録しました。今回、プレゼン資料の作成を担当しましたが、私もライフデザイン学科の授業科目『感性教育(デザイン)』の履修において、資料のデザイン構成や色使いのほか、イメージを具現化する訓練などが活きたと思っています。CDPを通して、グループワークの応用力が養われ、スケジュール管理や意見の出し方・まとめ方など、頭の中で段取りを組めるようになったことは大きな収穫でした。
・高校生の時に参加したオープンキャンパスで先輩学生からCDPの話を聞いて、面白そうと思って履修しました。話で聞いたことと、実際取り組んでみることでは大きな違いがあり、今回このような商品化まで辿り着いて、やり切った達成感を感じています。元々発表に苦手意識がありましたが、社会情報学部で週に2回ほどプレゼンする授業を履修していたので、その経験を活かして今回の授業にも取り組むことができました。より人前での発表や声出しに自信を持つことができ、今後の学生生活に活かしていきたいと思います。
・企業との協同が今後の自分に活かせると思い2回目の履修でした。今回はグループのリーダーを担うこととなりましたが、1回目の履修経験から、時間配分やスケジュール管理など、自分の考えに余裕が出来て、役割をまっとうすることができました。また、本授業の講義であった「リーダーシップとフォロワーシップ」の話から、リーダーの形は1つではないことを聞き、後ろから支えるリーダーとして自分に適したリーダーの形を体験できたことも大きな経験でした。今回の商品化を受けて、自分たちのやってきたことが間違ってなかったことが証明され、とてもうれしい気持ちです。
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PHOTONEXT2025展示ブースの様子
最後に、「Photo Jewelry」を出展した株式会社COURAGEのアークレイ事業部からは、「多くの来場者さまが、手に取り、興味を持ち、話を聞いてくださいました。写真商品の可能性や広がりを改めて感じさせてくれる展示となり、弊社としても素晴らしい機会となりました」とコメントが寄せられました。
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