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人間福祉学科の学生が多摩市の産業振興施策検討会議に部会員として参画

人間関係学部人間福祉学科1年の東舞子さん、森下友愛さん、花澤歩佳さんの3人が、多摩市の産業振興に掲げる施策内容を検討および協議する「多摩市産業振興推進会議」(以下「推進会議」)に、部会員として参画しました。

これは、本学と多摩市で締結されている連携協力に関する基本協定から参画を依頼されたもので、多摩市の産業振興施策の中長期的な方向性を示すマスタープラン策定を進めるにあたり、多摩地域の大学生など若い世代に参画してもらい、直接的な意見を市の事業に反映することを目的としています。

具体的な施策や目標を検討するにあたり、「活力と魅力あふれるまちづくり」「誰でも挑戦できるまちづくり」「いきいきと地域で働けるまちづくり」の3つの作業部会が設置され、一般の社会人と大学生で構成。本学の3人は「いきいきと地域で働けるまちづくり」チームに所属しました。学生らは、2024年5月~10月にかけて大学の授業終了後に部会に参加し、ウェルビーイング(※1)な働き方の実現に向けて検討を重ねました。

最終日である10月25日には、多摩市立関戸公民館で部会の成果発表会が開催され、多摩市の職員をはじめ、多摩信用金庫や京王電鉄など市内事業者の前で本学学生も検討結果を発表。発表後は座談会形式での意見交換を行いました。

座談会の様子

推進会議に参画した学生一同

学生からは「働いている人ならではの考えから私たち学生ならではの考えまで幅広い視点を持ち、働くことについて考えることができた」「社会人の方々と考え、意見を出し合いながら、社会経験のある方だからこそ分かる職場や仕事の話を聞くことができ、自分の今後について勉強になることが多かった」「この活動を通して、ウェルビーイングな状態であるのか、また、どうしたらその状態になれるのかを今まで以上に考えるようになった」といったコメントが寄せられました。

入学後すぐにこのような活動に携わることになり、社会人を交えての検討会議は初めてのことで緊張するものでしたが、一つのテーマに対し幅広い年代の方々と意見交換する貴重な体験ができたようです。

推進会議で検討された結果は計画素案に盛り込まれ、庁内意見を反映後、市民からのパブリックコメントを経て、2025年2月には計画決定となる予定です。

本学の学生に市政参加の貴重な機会をいただけたことに感謝するとともに、今後ともまちづくりや市政へ積極的に参加することで、地域貢献ならびに学生の学習機会の拡充を図っていきます。

※1 身体的、精神的に健康な状態であるだけでなく、社会的、経済的に良好で満たされている状態にあることを意味する概念