社会情報学科 社会生活情報学専攻
専攻紹介

情報社会を広く深く理解し、自分自身を的確に表現する力を身につける
情報社会を賢く生きるためには、社会の仕組みや動きをよく理解し、自分の考えを的確に表現し発信できることが大切です。 広く深い見識を備え、実社会で活躍できる人材を育成します。
学びの特徴
専攻のポイント
POINT.1
専門分野を横断的に学ぶことによって情報社会を探求
経済学、経営学、社会学、メディア学の観点から、情報の社会的役割と情報社会の仕組みを探ります。心理学や英語、コンピュータなどの基礎分野も、自分の関心に合わせて幅広く学びます。
POINT.2
的確な意思決定力と豊かな知識を備えた人材に成長
少人数制の授業や豊富な演習を通じ、あふれる情報の中から、適切な情報を整理・入手する方法を身につけます。
POINT.3
情報メディアを使って自己表現の方法を学ぶ
コンピュータの専門知識や資格に限らず、多様なメディアを活用し、高度な情報社会で活躍するのに必要な自己表現力を養います。
学びのフィールド
経済学、経営学、社会学、メディア学の4つの観点から、経済の仕組みや経営戦略、地域や社会の在り方、情報社会の成り立ちやメディアとコミュニケーションの問題などを総合的に学んでいきます。

学びのTOPIC
授業紹介
年金や医療などの生活関連の問題から産業や貿易などのグローバルな問題まで、日本が抱えるさまざまな経済問題の背景を理解します。そして経済学の理論を通して、望ましい経済政策とは何かについて議論します。
アンケート調査結果を計量的に分析する量的調査の手法を学びます。設問を自ら作成し調査してみると、予想もしない回答がいかに多いか実感できるはず。自らの想像力の限界を知り、その先を見通す力をつけることも目的です。
私たちの行動はメディア環境によって大きく左右されます。情報と人間の行動に関する知見を学び、情報を流通させるメディアの性質を知り、それに向き合う個人・集団の一員としてどのように行動するかを考えます。
カリキュラム

※資格関連科目については資格関連科目(諸課程科目)ページで確認してください。
時間割の例

卒業後の進路
主な就職先
【建設】鹿島道路/日本コムシス/松井建設【製造】国立印刷局/チノー/月島機械/日本軽金属/日本ケミコン/富士電機/ヤクルト本社/理研計器【情報通信】ANAシステムズ/NTTコムウェア/NTTデータフロンティア/NTTテクノクロス/MS&AD事務サービス/さくら情報システム/JR東日本情報システム/DTS/日立ソリューションズ/富士ソフト/三菱総研DCS 【運輸】日本通運/パスコ【卸売・小売】因幡電機産業/大塚商会/極洋/立花エレテック/東京エレクトロンデバイス/横浜冷凍/菱電商事【金融・保険】京葉銀行/常陽銀行/千葉銀行/千葉興業銀行/横浜銀行/巣鴨信用金庫/日本生命保険/明治安田生命保険/あいおいニッセイ同和損害保険/三井住友海上火災保険【不動産・物品賃貸】旭化成不動産レジデンス/住友不動産販売/東京センチュリー/芙蓉総合リース/三井不動産リアルティ/三菱UFJ不動産販売【専門サービス】PwC京都監査法人【サービス】KDDIエボルバ/JR東日本ステーションサービス/JALナビア/東京水道/野村不動産パートナーズ/三井不動産ビルマネジメント【公務員】市川市/川口市/所沢市/新座市/横浜市
※過去3年分から抜粋
主な進学先
大妻女子大学大学院
※過去3年分から抜粋
取得できる資格
科目履修で取得できる資格
- 高等学校教諭一種免許状(情報)
- 学校図書館司書教諭
- 図書館司書
- 博物館学芸員
- レクリエーション・インストラクター
目指せる資格
- 基本情報技術者試験※
- ITパスポート試験※
※特別対策講座を開設。詳細は資格取得支援ページをご確認ください。
卒業研究テーマ
- なぜ人は騙される―話術と疑似科学の行動経済学―
- 性別役割による女性の生きづらさ ―ドメスティック・イデオロギーの観点から―
- 駄菓子屋は存続できるのか―菓子業界の変化と駄菓子販売の移り変わり―
- アニメオタクは何に怒るのか―作品の「炎上」にみる規範意識―
- 関東における「小京都」と「小江戸」―地方都市の観光戦略―
- 女子大学生の自我理想とSNSでの振る舞い
- BtoB広報が経営に与える影響―伊藤忠商事の事例から―
- アイドルのファン行動と所属事務所の戦略 ―AKB48グループとジャニーズグループから読み解く―
※2022年度テーマから抜粋
卒業生の声
株式会社横浜銀行
神本 夕奈 さん 社会生活情報学専攻
2020年3月卒業/神奈川県立希望ケ丘高等学校出身
専攻で学んだ経済の知識を生かして金融の総合コンサルティングを行っています
――社会生活情報学専攻を選んだ理由を教えてください。
SNSの普及などで情報が氾濫する現代において、情報を見極め、処理する力が必要だと感じていました。さらに、世の中の流れを理解する上では経済学を学ぶことが不可欠だという思いもあり、経済学、経営学、社会学、メディア学などを多角的な視点から学べる社会生活情報学専攻を志望しました。また将来のビジネスシーンで役立つ課外講座の大妻マネジメントアカデミーや、女性に特化した就職サポートが充実していることも魅力でした。
――学生時代、力を入れて取り組んだことを教えてください。
最も力を入れて取り組んだのは経済学です。経済を学んだことで、世の中の仕組みやお金の流れを理解することができました。
私が4年生だった頃はまだ新型コロナウイルス感染症が流行する前で、東京オリンピック2020を目前に控え、インバウンド消費の話題がメディアで盛んに取り上げられていました。私自身も海外渡航の経験から、自分の興味と社会問題を結びつけて「インバウンド消費が日本経済に与える影響」というテーマで卒業研究に取り組みました。諸外国の消費状況を調査して日本と比較しながら日本経済を論じる内容で、まさに私の4年間の学びの集大成といえるものが完成し、大きな達成感を味わうことができました。
――現在の仕事や会社を志望した理由を教えてください。
専攻での学びを生かしたいと考え、志望業界を金融とITに絞って就職活動を行いました。学内企業説明会には毎日のように参加しました。最終的に横浜銀行への入行を決めたのは、自分が生まれ育った地元に貢献したいと考えたからです。
――現在の仕事内容を教えてください。
個人のお客さまを対象に、資産運用・相続対策・不動産活用などの金融の総合コンサルティングを担っています。税理士や不動産会社とも提携しながら、お客さまの人生設計に寄り添った提案を行っています。
――仕事のやりがいを教えてください。
お客さまから「あなたに相談してよかった」という言葉をいただけると大きなやりがいを感じます。金融商品には形がないため、営業担当者の人間力が問われます。「あなたの提案だから決める」と言っていただけるよう、お客さまとの信頼関係を築くことがとても大切です。担当するお客さまは100人を超えますが、ほんの小さな用件でも足を運び、直接お客さまと向き合ってご案内をするように心がけています。
――大学での学びはどのように生かされていますか。
経済学の授業で修得した知識のすべてが現在の仕事に生きています。また学生時代から新聞を読む習慣を身につけてきたことも役立っています。新聞から得られる情報によって経済動向をつかめるだけでなく、お客さまとの何気ない会話にも活用できます。またそこから金融に関するニーズを見つけ、新たな提案につながることもあります。
――今後の目標や抱負を教えてください。
金融はもちろん、税務、不動産、法律など、幅広い分野で業務に必要な知識をアップデートしていかなければなりません。そのため各種勉強会には積極的に参加し、努力を続けています。お客さまからいつでも頼られる存在になれるよう、今後も知識を深めて成長していきたいです。