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英語英文学科

学科紹介

英語をステップに専門領域へ、そして世界へ

4年間じっくりと英語に取り組むことによって、グローバル化の進む世界で必要とされる〈本物の英語力〉を養成します。さらに、英語圏の文学、英語学、英語教育学、英米文化の研究を通して、世界に通用する学生を育てます。

学びの特徴

学科のポイント

POINT.1

本学最多の英語系科目数(26科目)で徹底した英語学習

英語英文学科は、英語をすべての土台と考えています。よって他のどの学科よりも多い英語系科目を開講し、徹底的かつ効果的に英語のスキルアップと英語を生かして国内外で活躍するキャリアを目指します。また、英語の教員免許が取得できるのも、英語英文学科だけの特徴です。

POINT.2

OEPとPELLECで英語力の向上と専門的学習を行う

英英語英文学科独自の英語プログラム、OEP(オーイーピー:Otsuma EnglishProgram)で基礎的な4技能を底上げし、PELLEC(ペレック:Program for EnglishLiterature, Linguistics, Education andCulture)で、英語力の向上と、英語圏の文学、英語学、英語教育学、英米文化といった専門領域の知識を身につけます。

POINT.3

少人数制のゼミで深く学ぶ

3・4年次でPELLECの4つの領域の中から自分の関心に沿ったゼミに所属します。そこで一つの領域を深く学び、卒業論文に取り組みます。ゼミは少人数制で、教員との距離が近く、学生相互の深い考察や討論を行うことができます。

学びのフィールド

基礎的な4技能を底上げする多数の英語系科目OEP、英米文学・英語学・英語教育学・英米文化の中から興味ある領域を専門的に学べるPELLEC、国際社会に通用する高い英語力を育成することを目的とした少人数精鋭のALECを用意し、本物の英語力を養成します。

学びのフィールド画像

学びのTOPIC

授業紹介

セミナー(国際共通としての英語の発音)

英語発音を学びつつ、母語・非母語問わず世界のさまざまな英語音声の特徴を分析します。パソコンを使った音響分析も行います。豊富な英語発音の世界を知り、訛りによる偏見を持たない態度・姿勢を育てます。

通訳演習

授業の前半はCAを目指す学生のために、英語の面接対策を中心に発表を行います。後半は通訳ガイド英語として、外国人がよく聞く質問に対して自分なりの答えを発表します。毎回クラスの約1/3が発表を行います。

Project-Based English A・B

In small groups, students will develop platforms on topics about society, culture, and the world. They will use their platforms to interact through discussion and presentations. They will present “action-gap” proposals to make habit change in written and oral form.

カリキュラム

カリキュラム画像

※資格関連科目については資格関連科目(諸課程科目)ページで確認してください。

時間割の例

卒業後の進路

主な就職先

【 運輸】全日本空輸/日本航空/中日本航空/ANAエアポートサービス/JALスカイ/NX・NPロジスティクス/FーLINE/商船三井ロジスティクス/スカイマーク 【卸売・小売】稲畑産業/因幡電機産業/グローセル/興和/セブン-イレブン・ジャパン/双日食料/立花エレテック/豊島/西川/ヤーマン/ラルフローレン/ルイ・ヴィトンジャパン 【建設】ダイダン/高砂熱学工業 【製造】KOA/住友化学/住友電気工業/東ソー/ローム 【情報通信】第一法規 【金融・保険】群馬銀行/八十二銀行/三井住友信託銀行/日本生命保険 【不動産・物品賃貸】三井不動産リアルティ/三菱地所パークス 【宿泊・飲食サービス】西武・プリンスホテルズワールドワイド/帝国ホテル/日本ホテル/ニュー・オータニ/星野リゾート/森ビルホスピタリティコーポレーション 【生活関連サービス】東武トップツアーズ 【教員】埼玉県教育委員会/東京都教育委員会/宮城県教育委員会/武蔵野中学高等学校 【医療・福祉】社会保険診療報酬支払基金 【サービス】JALナビア/野村不動産パートナーズ/みずほビジネスサービス/三井住友トラスト・ビジネスサービス/三井不動産ファシリティーズ 【公務員】防衛省/上尾市/本庄市/大田区

※過去3年分から抜粋

主な進学先

大妻女子大学大学院

※過去3年分から抜粋

取得できる資格

科目履修で取得できる資格

  • 高等学校教諭一種免許状(英語)※1
  • 中学校教諭一種免許状(英語)※1
  • 学校図書館司書教諭
  • 図書館司書
  • 博物館学芸員
  • レクリエーション・インストラクター
  • 登録日本語教員(国家試験受験資格・文部科学大臣認定機関の申請中)※2

※1 教職課程の履修を継続するためには、2年次前期修了時までに次のいずれかを取得する必要があります。英検2級、TOEIC®L&R 520点以上、TOEFL ITP® 480点以上、TOEFL iBT® 57点以上、GTEC-LR 232点以上、CASEC 620点以上。

※2 ただし、文部科学省における審査の結果、予定した実践研修および養成課程が開設できない可能性があります。

卒業論文テーマ

  • 映画”Mean Girls”におけるインポライトネス・ストラテジー
  • アイロニーの視点によるSpongeBob SquarePantsとその日本語吹き替え版の比較分析
  • 奪われる声ーアメリカ映画The Hate U Give にみる白人至上主義的人種概念がもたらす黒人差別
  • 『 秘密の花園』と『小公女』における子供の成長
  • ルイーザ・メイ・オルコット『若草物語』にみる19世紀アメリカの社会と女性たち
  • 無生物主語を用いた英語表現
  • 日本人英語学習者によるインド英語の理解度
  • A Survey Study on How Much People Want to Be Good at English as Their Ultimate Goal or Purpose
  • シャーロット・ブロンテ『ジェーン・エア』に見る女性の自立

※2024年度テーマから抜粋

在学生の声

西谷 紫音さん英語英文学科 4年/静岡県立榛原高等学校出身

――学科を選んだ理由を教えてください。

高校時代、英語学習や地域活動を行う部活動を通し、海外との関わりを視野に入れてものごとを考える重要性や必要性を感じました。国際感覚を磨ける大学を探す中で気づいたのは、英語を話せるようになるだけでなく、人と人との関わりという観点から英語を学びたいという思いです。英語英文学科を選んだのは、大好きな文学の領域から英語はもちろん、文化の違いやコミュニケーションも学べ、幅広い学びの選択肢があると感じたからです。

――どのようなことを学んでいますか。

1・2年次は英語の基礎をしっかり学びます。「異文化コミュニケーション」は、文化の違いによる考え方や行動の違いを文学や映画からひもとく授業で、これまで知らなかった日本文化への理解を深めるきっかけにもなりました。「資格英語」はTOEIC®の分野ごとの解き方のコツをピンポイントで学べるので、点数を伸ばすのに役立ちました。さまざまな視点から学修できるカリキュラムで、英語への関心がさらに高まり、楽しみながら学んでいます。

――学科の学びから得られることは?

文化や歴史の背景から考えを深める授業も多く、言語の違いだけでは説明できない意思疎通のずれについて柔軟に対応する力がつきました。3年次に参加したオーストラリアへの長期留学では、何でもはっきり言葉にする現地の人たちとの関わり方に最初は戸惑いましたが、考え方や行動の違いがあることを理解していたのですぐに順応できました。この経験から興味を持った歴史的・教育的背景の違いで生じる衝突を、卒業論文のテーマにして取り組んでいます。

――今後の目標を教えてください。

ゼミでは、文学作品を通じて人種差別やジェンダーについて深く考えていきました。ゼミの仲間たちと頭を悩ませながら話し合ったこともよい経験です。卒業後はエンターテインメント系の企業で広告の仕事に携わります。英語力という言語的な手段はもちろん、広い視野と柔軟な思考をもって、他者の役に立つ存在になれることを目指しています。新しいことにも積極的に挑戦しようと考えています。

卒業生の声

日本航空株式会社

高矢 里奈さん英語英文学科
2024年3月卒業/埼玉県私立昌平高等学校出身

心が通うコミュニケーション力を生かし 快適で安全な空の旅をお届けします

――英語英文学科を選んだ理由を教えてください。

英語音声学や異文化コミュニケーションなどの科目がそろい、英語の学びを深められる環境が魅力でした。15人以下の「ALEC(Advanced Learners’ English Course)」など学科独自のプログラムで、国際社会に通用する高い英語力を磨けることも理由の一つです。オープンキャンパスで出会った先生や先輩方の温かい雰囲気も印象に残っています。先生との距離が近く、すぐに相談できる環境があることに心強さを感じ入学を決めました。

――現在の仕事を選んだ理由を教えてください。

大学で磨いた英語力と異文化間コミュニケーションの専門性を生かして、多くの人に幸せを届ける仕事に就くことが目標でした。人と接することが好きだった私が選んだ職業は、客室乗務員です。お客さまに寄り添い、笑顔にする客室乗務員の方々のプロフェッショナルな姿を見て、目指す姿がここにあると確信し、志望しました。

――仕事のやりがいを教えてください。

お客さまの尊い命をお預かりする仕事であることを常に念頭に置き、快適な空の旅をお届けしています。マニュアルを超えた、百人百様の心のこもったサービスを提供する先輩方から多くを学び、私も一人一人のお客さまに寄り添うよう心掛けています。ゼミで身につけた、異文化の壁を越えて心を通わせるコミュニケーションの手法が役立っています。「あなたのおかげで楽しい空の旅になった」と笑顔で飛行機を降りていただけると、心の底から喜びを感じます。

――大学での学びはどのように生かされていますか。

多国籍のお客さまの文化を理解・尊重した上でコミュニケーションを図れるのは、大学で多角的に考える力を得たからです。また、正課外講座の大妻マネジメントアカデミー(OMA)では、各業界の第一線で活躍する講師からさまざまな話が聞け、将来を考えるよい機会となりました。中でも客室乗務員に特化した講座は、非常に実践的な内容で、夢を後押ししてくれました。

――印象に残っている大学時代の学びについて教えてください。

ゼミでは、日本人は言葉で明確に示されていない背景や、話の前後の文脈から想定してコミュニケーションを取るハイコンテクストの文化があり、海外では伝えたいことをすべて言語化するというローコンテクストの文化があると学びました。どちらがよいということではなく、違いを理解することが円滑なコミュニケーションにつながることを知り、お客さまに向き合うときの指標にしています。お客さまの表情や仕草、前後の話の文脈から、伝えたいことを読み取り、気持ちを汲み取るよう心掛けています。

――今後の目標や抱負を教えてください。

すべてのお客さまに快適な空の旅をお届けするためには、自身の成長はもちろん、周囲とのチームワークも重要です。一人では何百人というお客さまの安全を守ることはできません。信頼関係の構築を大切に仕事に励み、お客さまからも、ともに働く仲間からも、「あなたがいてくれてよかった」と言われる客室乗務員となることが目標です。将来的には一機の責任者である、先任客室乗務員を目指していきたいです。

――大妻女子大学への進学を考える高校生にメッセージをお願いします。

この学科では、4年間じっくり英語と向き合うことで、本物の英語力が身につきます。また、多様な分野の専門家である先生がそろっているので、必ず自分の「好き」に出会えると思います。大妻には、自主性を育み、少人数制の授業で発信力も鍛えられる環境があります。ぜひ、皆さんの可能性を広げてください。