コミュニケーション文化学科
学科紹介

他者とのコミュニケーションを通して広い視野と豊かな人間性を身につける
コミュニケーション文化学科は、他者との関わりを通して異文化に対する理解を深めることに力を入れています。互いを尊重し交流する人間関係を楽しむ中で、国際社会で求められる言語力とコミュニケーション力を育みます。
学びの特徴
学科のポイント
POINT.1
国際性、現代性、学際性の3つのキーワードから社会・文化を捉える
国家・地域の枠を超えた文化・社会現象への関心を深め、現在起きている問題を直視し、「国際性」「現代性」「学際性」の3つをキーワードに、より広い視野から社会・文化を考えます。
POINT.2
異文化とメディアの2つの系列を柱に多彩な選択科目を用意
研究・教育の基礎となる外国語運用能力、情報処理能力を徹底的に訓練。専門分野は、「異文化コミュニケーション」と「メディア・コミュニケーション」の2系列を柱に、多彩な選択科目を用意しています。
POINT.3
少人数で自発的に学ぶ4年間
必修である1年次からの少人数ゼミに加え、豊富な演習科目などを通じて、ものの見方・考え方・情報発信能力を身につけていきます。また、卒業研究ゼミは3年次から始まり、2系列の専門科目に隣接した発展科目も学びます。
学びのフィールド
「異文化コミュニケーション」と「メディア・コミュニケーション」の2系列を柱に、現在起きている諸問題を考察していきます。また、研究・教育の基礎となる外国語運用能力を徹底的に訓練するとともに、1年次からの少人数ゼミを中心に、ものの見方・考え方・情報発信能力を身につけていきます。

学びのTOPIC
授業紹介
アメリカ政治とコミュニケーションの関わりについて考えます。民族・文化・言語の面で多様なアメリカ社会において、異なる考えを持つさまざまな人々の相互理解はいかに可能となるのかを探っていきます。
「韓国・朝鮮文化」を能動的に学ぶ、アクティブ・ラーニング方式の授業です。書籍・資料などを参考にし、関心のある「韓国・朝鮮文化」について発表をします。発表内容について、受講生間でディスカッションを行います。
文学、ライブ・パフォーマンス、儀式として古来人々を魅了してきた演劇を、フランスの文化、政治、社会、価値観の推移とともに総括的に検証していきます。映像資料やグループディスカッションにより理解を深めます。
カリキュラム

※資格関連科目については資格関連科目(諸課程科目)ページで確認してください。
時間割の例

卒業後の進路
主な就職先
【建設】味の素エンジニアリング/JR東日本メカトロニクス/住友林業緑化/ダイダン【製造】エフピコ/サッポロビール/SUMCO/白子/住友電気工業/大同信号/田辺三菱製薬/TOTO/日本軽金属/日本航空電子工業/パイロットコーポレーション/パナソニックエレクトリックワークス社/ローム【情報通信】SOMPOシステムズ/ディスコ/日立ハイシステム21/フジテレビジョン/明治安田システム・テクノロジー【運輸】近鉄エクスプレス/JALスカイ【卸売・小売】岡谷鋼機/興和/国分首都圏/シャネル/新光商事/スズデン/ダイワボウ情報システム/東邦薬品/三菱商事プラスチック/ミツワ電機/モンクレールジャパン【金融・保険】三菱UFJ銀行/中央労働金庫/みずほ証券/朝日生命保険/第一生命保険/日本生命保険/明治安田生命保険/三井住友海上火災保険【不動産・物品賃貸】みずほリース/三井不動産リアルティ【学術研究・専門・技術サービス】JR東日本メディア【宿泊・飲食サービス】日本ホテル/PCPDサウスビレッジホテル/星野リゾート・マネジメント【生活関連サービス】目黒雅叙園【サービス】JALナビア/関東電気保安協会【公務員】防衛省/千葉県庁/所沢市/盛岡市/中野区
※過去3年分から抜粋
主な進学先
大妻女子大学大学院
※過去3年分から抜粋
取得できる資格
科目履修で取得できる資格
- 図書館司書
- 博物館学芸員
- レクリエーション・インストラクター
卒業論文テーマ
- 欧米での日本語受容について―kawaii から考える借用語の意味変化―
- ファッション雑誌における目次情報の分析―平成後期から令和まで―
- 「ジェンダー平等」の時代における女子大の存在価値 ~広報戦略の観点から~
- 映画『コクリコ坂から』解読~旗あげ少女は何を想う~
- 日本の多文化保育における現状と今後の展望
- ジャニーズのSNS解禁と推し活の変容
- アメリカ合衆国における銃問題―その歴史的・制度的背景―
- 韓国における徴兵制―ジェンダー問題との関連性―
- 中国における少子化問題
※2022年度テーマから抜粋
卒業生の声
サッポロビール株式会社
山川 沙奈 さん コミュニケーション文化学科
2022年3月卒業/埼玉県立所沢高等学校出身
自社商品の取り扱い店を増やすために企画面から現場をサポートしています
――コミュニケーション文化学科を選んだ理由を教えてください。
将来の目標が明確ではなかったため、大学では幅広く学んだ上でやりたいことを見つけたいと考えていました。そこで、もともと興味があった国際領域に加え、メディア、異文化、SDGs、ジェンダーなどさまざまな分野について学べるコミュニケーション文化学科へ進学を決めました。通っていた塾の先生や両親から、大妻は就職支援が手厚いと助言があったことも決め手の一つでした。
――学生時代、力を入れて取り組んだことを教えてください。
1・2年次の授業で、情報発信の仕方によって人の心を動かせるということを学び、メディア戦略に大きな興味を持ちました。その分野を深く掘り下げたいと考え、卒業論文ではメディアの与える影響について研究しました。
それまでは本や新聞を読んだりニュースを見たりする習慣がなかったため、最初は研究に必要な文献を読んでも要点をつかめず、苦労することもありました。ですが、知識が増えるとともに、知る面白さ、読む楽しさを感じるようになりました。さまざまな書物に触れる中で、一つの物事に対して多様な見方ができることに気がつきました。同時に、そこに書かれていることに対して自分はどう思うのかを考えるようにもなりました。今では新聞やニュースを毎日欠かさずチェックしています。
――大学生活で印象に残っていることを教えてください。
イギリスにあるオックスフォード大学への短期研修に参加したことです。ネイティブに囲まれた環境で英語を使ったコミュニケーションを実践しただけでなく、英国文化についても深く学ぶことができ、とても有意義な3週間でした。本場のパブを訪れた際、リラックスしてお酒を楽しむ場の素晴らしさを知り、ビール業界を目指すきっかけにもなりました。
――現在の仕事内容を教えてください。
自社商品の取り扱い店を増やすために、飲食店向けのキャンペーンを企画したり、進捗管理を行ったりするのが主な業務です。また、営業担当者が取引先との商談に生かせるように、毎朝、インターネットや新聞のニュースから外食に関連する記事を選び、メールで配信しています。
――大学での学びはどのように生かされていますか。
毎朝の外食情報メールには、メディアに関する学びが大きく役立っています。あふれる情報から取捨選択をするとき、この記事は役立つのか、信用に値するのかなど、判断力が問われます。コミュニケーション文化学科で、必要な情報を正しく取捨選択する力を養えたからこそ、業務を適切に進行できると感じます。 また学生時代はSDGsにも関心を持ち、学科の学生有志で立ち上げた、フェアトレードを題材としたプロジェクトにも参加しました。現在、取引先に配布する商品提案の冊子制作に携わっていますが、SDGsに関するページでは大学で習得した知識が生かされています。
――仕事のやりがいを教えてください。
営業担当者から「いつもニュースメールをありがとう」と声をかけられることがあります。自分で調べて発信した情報が、現場で役立っていると実感でき、うれしい瞬間です。
またキャンペーンの進捗管理では、数値の間違いや広告品の納期遅れがないよう、緊張感を持って取り組んでいます。入社1年目から責任ある仕事を任されていることに感謝しています。
――今後の目標や抱負を教えてください。
一人でも多くサッポロビールのファンを増やすことです。入社前は、営業担当として自社商品の魅力を広めたいと考えていましたが、企画関連の業務を経験したことで、企画の力で現場の営業担当者を後押しして販路拡大につなげる道もあると気づきました。今後は経営的な視点も身につけ、会社により貢献できる人材を目指していきたいです。