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コミュニケーション文化学科

学科紹介

他者とのコミュニケーションを通して広い視野と豊かな人間性を身につける

コミュニケーション文化学科は、他者との関わりを通して異文化に対する理解を深めることに力を入れています。互いを尊重し交流する人間関係を楽しむ中で、国際社会で求められる言語力とコミュニケーション力を育みます。

学びの特徴

学科のポイント

POINT.1

広い視野から社会・文化を捉える

国家・地域の枠を超えた文化・社会現象への関心を深め、現在起きている問題を直視し、「国際性」「現代性」「学際性」の3つをキーワードに、より広い視野から文化・社会を考えます。

POINT.2

多様な観点から社会課題を捉える力を養う

専門分野は、「言語・異文化コミュニケーション」と「表象・メディアコミュニケーション」「社会・政策コミュニケーション」の3系列を柱に、多彩な選択科目を用意しています。

POINT.3

1年次から少人数ゼミでコミュニケーション力を磨く

必修である1年次からの少人数ゼミに加え、豊富な演習科目などを通じて、ものの見方・考え方・情報発信能力を身につけていきます。また、卒業研究ゼミは3年次から始まり、3系列の専門科目に隣接した発展科目も学びます。

学びのフィールド

「言語・異文化コミュニケーション」と「表象・メディアコミュニケーション」「社会・政策コミュニケーション」の3系列を柱に、現在起きている諸問題を考察していきます。また、研究・教育の基礎となる1年次からの少人数ゼミを中心に、ものの見方・考え方・情報発信能力を身につけていきます。

学びのフィールド画像

学びのTOPIC

授業紹介

メディア・コミュニケーションⅡ

人々とメディアの相互作用がどのように社会を構築しているのか、という問いをジェンダーの視点から考えていきます。メディア論をジェンダーの視点から読み直し、メディア・コミュニケーションの今日的特徴と課題を考察します。

表象文化コミュニケーションⅡ

メディア文化とそれを支えるメディアテクノロジーについて、理論的に考えていきます。日本とグローバリゼーションという文脈を踏まえつつ、現代社会におけるメディアの重要性について、理解を深めます。

社会・政策コミュニケーションⅡ

この授業では、外交や経済だけではなく、日常の生活文化の面でのつながりにも焦点を当てることで、日米両国のあいだのさまざまな交流や接触について考察します。

カリキュラム

2025年度からのカリキュラム

カリキュラム画像

<参考>2024年度までのカリキュラム

カリキュラム画像

※資格関連科目については資格関連科目(諸課程科目)ページで確認してください。

時間割の例

卒業後の進路

主な就職先

【建設】味の素エンジニアリング/JR東日本メカトロニクス/住友林業緑化/ダイダン【製造】エフピコ/サッポロビール/SUMCO/白子/住友化学/住友電気工業/大同信号/田辺三菱製薬/東京吉岡/TOTO/日本軽金属/日本航空電子工業/吉野石膏/リケンテクノス【情報通信】旭情報サービス/NSD/ディスコ/日立ハイシステム21/福島民友新聞/フジテレビジョン/USEN-NEXT HOLDINGS【運輸】全日本空輸/ANAエアポートサービス/JALグランドサービス/JALスカイ/首都圏新都市鉄道/ヤマト運輸【卸売・小売】岡谷鋼機/興和/国分首都圏/ジェコス/シブタニ/新光商事/スズデン/三菱商事プラスチック/ミツワ電機/ユアサ商事/RYODEN【金融・保険】三菱UFJ銀行/中央労働金庫/みずほ証券/第一生命保険/明治安田生命保険/三井住友海上火災保険【不動産・物品賃貸】オリックス/積水ハウス不動産東京/みずほリース/三井不動産リアルティ【学術研究・専門・技術サービス】JR東日本メディア/創英国際特許法律事務所/東京八丁堀法律事務所【宿泊・飲食サービス】スターバックス コーヒージャパン/日本ホテル/PCPDサウスビレッジホテル/星野リゾート・マネジメント/ミリアルリゾートホテルズ【生活関連サービス】JTB/八芳園/目黒雅叙園【サービス】JALナビア/日興ビジネスシステムズ【公務員】防衛省/所沢市/盛岡市/中野区

※過去3年分から抜粋

主な進学先

大妻女子大学大学院/早稲田大学大学院

※過去3年分から抜粋

取得できる資格

科目履修で取得できる資格

  • 図書館司書
  • 博物館学芸員
  • レクリエーション・インストラクター
  • 登録日本語教員(文部科学大臣認定機関の申請予定)※

※ただし、文部科学省における審査の結果、予定した実践研修および養成課程が開設できない可能性があります。

卒業論文テーマ

  • 日本におけるポストフェミニズムの批判的検討
  • 『プリキュア』シリーズにおけるジェンダー表現の研究
  • 日本の新聞における国際報道
  • 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を読み解く
  • 日系企業のベトナム進出・展開と現地企業との競合
  • 笑顔は面接場面での評価にどのように影響するのか
  • 現代まで受け継がれる美しさとは何か
  • 東京の中国人コミュニティの変容と日中交流・友好への取り組み
  • 『Mr. Bean』の「笑い」
  • 比喩的観点から見るアイドルグループとタレントの絵文字表象

※2023年度テーマから抜粋

在学生の声

大澤 塔子さんコミュニケーション文化学科 3年/群馬県立館林女子高等学校出身

フィールドワークや留学を通して 異文化への理解が深まりました

――学科を選んだ理由を教えてください。

高校の授業でSDGsや児童労働の話題に触れ、世界の貧困問題に関心を持ちました。この学科なら、大好きな英語の学修を深めつつ、国際問題や他国の文化など幅広い学びを得られると思い、オープンキャンパスに参加しました。そこでフェアトレード商品の販売や貧困国への募金活動を行う大妻国際ボランティアサークル ~シャンティ・フール~ の存在を知ったことも、進学の後押しになりました。現在は、このサークルに所属して活動中です。

――どのようなことを学んでいますか。

本学科には異文化、メディア、社会・政策の分野における授業が数多くあり、グローバル社会で役立つ知識を得られると同時に、幅広い授業の中から、自分の関心がある分野を見つけることもできます。私は、国際問題や在日外国人に関する授業を通じて、異文化コミュニケーションの学びを深めたいと思い、ゼミナールで研究を進めています。調査のために、群馬県大泉町でブラジル人の方にインタビューを行い、言葉の壁や外国人への差別など、在日外国人が直面する悩みを聞くことで、改めて異文化理解の重要性を認識しました。

――学科の学びから得られることは?

多くの授業でグループワークやプレゼンテーションを経験し、協調性や発表する力が身につきました。また、大学のプログラムを利用してオーストラリアでの短期研修に参加。ホームステイだったため、食事や水の使い方など、ごく身近な日常生活の中にも文化や価値観の違いがあることを体感しました。このことは、異文化理解の研究を進める上での視点の持ち方にも役立っています。英語の会話力を強化できたのも大きな収穫です。

――今後の目標を教えてください。

現在、進学の後押しとなった国際ボランティアサークルに所属して活動しています。文化祭でフェアトレード商品を販売するときに、貧困国の現状をお客さまに説明することもあり、学科で学んだことが活動につながっている実感が持てます。将来は、グローバルな人材が活躍する場で働きたいです。多様な国の人々と日常的に交流することで新たな価値観を認識し、相手の状況を理解してサポートできるような存在を目指します。

卒業生の声

三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社

北島 涼音さんコミュニケーション文化学科
2023年3月卒業/千葉県立千葉北高等学校出身

多様な人々や文化を理解する力を ホテルでの仕事に生かしています

――コミュニケーション文化学科を選んだ理由を教えてください。

高校時代、国際的な分野への興味を持っていたものの、何を専門的に学びたいのか、将来どのような職業に就きたいのかという具体的な目標は定まっていませんでした。この学科は「コミュニケーション」の視点から、国際的な分野はもちろん、メディア、映像作品、文学、歴史など幅広く学べることに魅力を感じました。学びを通して新たな気づきを得られるだけではなく、目指すべき将来が見えてくるのではと考え、進学を決めました。

――現在の仕事を選んだ理由を教えてください。

学科の授業では他の学生と意見を交わす機会が多く、多種多様な考えを知り、新たな発見や学びを得られました。自分と意見が異なることを受け入れられるようになり、その違いを自分の糧に変えられたのもよい経験です。そのことが、できるだけ多くの人と関わる仕事に就きたいという目標につながりました。進路にホテル業界を選んだのは、国内外問わず、多彩なバックグラウンドを持った方とコミュニケーションを取る機会が豊富だからです。多くのお客さまと接しながら経験や知見を深められる環境であり、私の提供するホスピタリティがお客さまに喜んでいただける点にも惹(ひ)かれました。

――現在の仕事のやりがいを教えてください。

当社の展開するロイヤルパークホテルズのひとつ、丸の内ホテルは、海外のお客さまも多く訪れるホテルです。フロント業務とお客さまのあらゆる要望にお応えするコンシェルジュ業務に携わっています。「あなたのおかげで素敵な宿泊になった」という言葉をいただくこともあります。お客さまの思い出のひとかけらとなれた瞬間が本当にうれしいです。プラスもマイナスも含めてさまざまな声をいただくことが刺激となり、成長につながっていると感じます。

――大学で学んだことがどのように仕事に生かされていますか。

大学では、映像研究に関するゼミに所属し、映画やアニメーション作品の登場人物の言動から「人の心」を読み解くことを研究しました。相手の心情を読み取る技術は、多くのお客さまと接する中で大いに生きています。加えて、学科の幅広いジャンルの学びは、普段から多方面にアンテナを張り、情報を集める力を養うことに役立ちました。お客さまのあらゆる要望にもお応えできるのは、この力があってこそです。

――学生時代で印象に残っている授業について教えてください。

貧困地域への支援について学んだとき、物理的な支援だけではそれに依存し、自立を遠ざけることにつながることもあると知り、驚きました。また、働く場を提供するなど自立の機会をつくることが重要だということも理解しました。自分がよかれと思った行動が相手にとってマイナスになり得る可能性を認識できた授業です。仕事の中でも自分の行動が他者にとってプラスになるとは限らないという可能性があることを常に意識しています。

――今後の目標や抱負を教えてください。

身近な先輩で、リピーターのお客さまの名前や好みなどを細かく把握されている方がいます。私も先輩の姿を見習って、お客さまをより深く理解する努力をして、「北島さんがいるから宿泊した」と言われるようになりたいです。そのため、一人では対応できないことも、仲間の知識や知恵を借り、お客さまにとってよりよい滞在になるよう最善を尽くしています。そして、お客さまの理想を叶えられるようなおもてなしを提供することが目標です。

――大妻女子大学への進学を考える高校生にメッセージをお願いします。

大妻女子大学は、誰もがやりたいことを見つけることができ、それに向かってさまざまな学びや経験を得られる場所です。はっきりした将来像がない人も、明確に思い描く将来がある人も、大妻で「自分がやりたいこと」を見つけてください。