創立者・沿革
創立者
創立者
大妻 コタカ1884-1970
大妻コタカは、明治17(1884)年に広島県世羅郡三川村(現・世羅町)に生まれました。
山間の集落に生まれたコタカでしたが、農業と両立させながら勉学に取り組み、高等小学校へと進学。17歳で母校の代用教員となりました。
しかし、向学の志やみ難く、明治35(1902)年に上京したコタカは、和洋裁縫女学校で洋裁を学びつつ、東京府教育会附属の小学校教員伝習所へ通うなど勉学を続け、明治40(1907)年に鎌倉尋常高等小学校の教師となりました。そして同年に大妻良馬と結婚します。
結婚後も教育に対する情熱は冷めることなく、コタカは明治41(1908)年、24歳で私塾を開設。以来、昭和45(1970)年に85歳で亡くなるまで、その生涯を女子教育に捧げました。
教育功労者として、昭和29(1954)年に藍綬褒章、昭和39(1964)年に女子教育者初の勲三等宝冠章を受章。さらに没後、昭和45(1970)年に従四位勲二等瑞宝章受章、平成14(2002)年には広島県世羅郡甲山町(現・世羅町)から名誉町民賞が授与されています。
沿革
明治41(1908)年 | 裁縫・手芸の家塾を開設 |
大正5(1916)年 | 私立大妻技芸伝習所設置(各種学校) 私立大妻技芸伝習所を私立大妻技芸学校に改称 |
大正6(1917)年 | 校訓「恥を知れ」・校歌制定 |
大正8(1919)年 | 私立大妻実科高等女学校併設 私立大妻技芸学校裁縫部に夜学部設置 |
大正10(1921)年 | 私立大妻実科高等女学校を4年制の私立大妻高等女学校に組織変更 |
大正11(1922)年 | 大妻技芸学校を実業学校に組織変更 大妻中等夜学校(各種学校)設立 |
大正12(1923)年 | 私立大妻高等女学校廃止(本科のみの大妻高等女学校とする) |
大正14(1925)年 | 大妻中等夜学校廃止 大妻技芸学校に技芸科第二部(夜間)設置 |
昭和4(1929)年 | 財団法人大妻学院認可 |
昭和14(1939)年 | 技芸学校第二部を大妻第二技芸学校に組織変更 |
昭和17(1942)年 | 大妻女子専門学校設置認可 技芸学校高等科を吸収 家政科、技芸科、家庭科 設置 商経科増設 |
昭和18(1943)年 | 大妻技芸学校を大妻高等女学校に併合 |
昭和21(1946)年 | 大妻技芸学校・大妻高等技芸学校本科・大妻第二技芸学校を廃止し、大妻高等女学校・大妻学院高等女学校(新設-夜間)に併合改組 |
昭和22(1947)年 | 大妻中学校設置 |
昭和23(1948)年 | 大妻高等学校・大妻学院高等学校設置 大妻高等女学校・大妻学院高等女学校は 卒業を待って廃止 |
昭和24(1949)年 | 大妻女子大学家政学部被服学科・食物学科・家庭理学科・別科設置 |
昭和25(1950)年 | 大妻女子大学家政学部被服学科・食物学科を家政学科に統合 大妻女子大学短期大学部家政科第一部・第二部設置 |
昭和26(1951)年 | 財団法人大妻学院を学校法人大妻学院に組織変更 大妻女子専門学校を学制改革により廃止 |
昭和28(1953)年 | 新校旗・新校歌制定 |
昭和40(1965)年 | 大妻学院高等学校・大妻高等技芸学校廃止 |
昭和42(1967)年 | 埼玉県入間市に狭山台校開設 文学部国文学科・英文学科、短期大学部国文科・英文科設置 |
昭和43(1968)年 | 家政学部被服学科・児童学科設置 家政学部家政学科を食物学科に変更 |
昭和44(1969)年 | 新宿区市谷加賀町に加賀寮開寮 |
昭和47(1972)年 | 大学院家政学研究科食物学専攻(修士)、文学研究科国文学専攻(修士)・英文学専攻(修士)設置 |
昭和52(1977)年 | 大学院家政学研究科児童学専攻(修士)設置 |
昭和55(1980)年 | 大学院家政学研究科被服学専攻(修士)設置 |
昭和56(1981)年 | 人間生活科学研究所設置 |
昭和57(1982)年 | 大学院家政学研究科被服環境学専攻(博士)設置 |
昭和63(1988)年 | 多摩市唐木田に多摩校開設 短期大学部生活科・日本文学科・実務英語科設置 大妻多摩高等学校設置 |
平成2(1990)年 | 健康センター開設 |
平成4(1992)年 | 社会情報学部社会情報学科設置 児童臨床研究センター設置 |
平成5(1993)年 | 大妻多摩中学校設置 |
平成8(1996)年 | 大学院家政学研究科被服環境学専攻(博士)を家政学研究科人間生活学専攻(博士)に変更・改組 大学院文学研究科国文学専攻(博士)・英文学専攻(博士)設置 大学院社会情報研究科社会生活情報専攻(修士)設置 |
平成10(1998)年 | 文学部国文学科を日本文学科に変更 |
平成11(1999)年 | 人間関係学部人間関係学科・人間福祉学科、比較文化学部比較文化学科設置 草稿・テキスト研究所設置 |
平成13(2001)年 | 短期大学部生活科・日本文学科・実務英語科廃止 |
平成14(2002)年 | 家政学部ライフデザイン学科、文学部コミュニケーション文化学科設置 |
平成15(2003)年 | 短期大学部家政科第二部廃止 心理相談センター開設 大学院人間関係学研究科社会学専攻(修士)・臨床社会心理学専攻(修士)設置 |
平成17(2005)年 | 大学院人間関係学研究科臨床社会心理学専攻(修士)を臨床心理学専攻(修士)に変更 |
平成18(2006)年 | 学校法人大妻学院100%出資の(株)大妻サポート設立 学生相談センター開設 生活科学資料館開設 |
平成20(2008)年 | 人間生活科学研究所を人間生活文化研究所に変更 総合情報センター開設 学校法人大妻学院創立100周年を迎える |
平成21(2009)年 | 社会情報学部社会情報学科社会環境情報学専攻を環境情報学専攻、社会情報処理学専攻を情報デザイン専攻、人間関係学部人間関係学科社会心理学専攻を社会・臨床心理学専攻に変更 |
平成22(2010)年 | 大学院家政学研究科、文学研究科、社会情報研究科、人間関係学研究科を人間文化研究科に改組 |
平成23(2011)年 | 短期大学部家政科生活総合ビジネス専攻設置 キャリア教育センター開設 教職総合支援センター開設 |
平成24(2012)年 | 世田谷区北烏山に大妻久我山寮開寮 大妻女子大学生活科学資料館を大妻女子大学博物館に変更 |
平成25(2013)年 | 学校法人大妻学院が学校法人誠美学園を吸収合併 国際センター開設 地域連携推進センター開設 加賀寮閉寮 |
平成27(2015)年 | 狭山台校閉校 加賀寮跡地に新・大妻加賀寮開寮 |
平成28(2016)年 | 管理栄養士スキルアップセンター設置 |
平成29(2017)年 | 英語教育研究所開設 |
平成30(2018)年 | 人間関係学部人間福祉学科の人間福祉学専攻と介護福祉学専攻を統合し、1学科制(人間福祉学科)に変更 |
平成31/令和1(2019)年 | 久我山寮閉寮 文学部英文学科を英語英文学科に変更 共生社会文化研究所設置 |
令和3(2021)年 | 大学院人間文化研究科人間生活科学専攻(博士後期課程)生活人間学専修、臨床人間学専修、生活計画学専修、生活素材学専修を、健康・栄養科学専修、生活環境学専修、保育・教育学専修に変更 |