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食物学科の学生の卒業研究が文化庁 食文化「知の活用」振興事例で表彰

家政学部食物学科・玉木有子准教授のゼミ生(調理科学研究室)で食物学専攻4年の小澤英恵さんが取り組んだ卒業研究が3月18日、文化庁から、食文化「知の活用」振興事例に優良事例として表彰されました。 これは文化庁が、食文化に関する学術的な研究と食文化に関する現場(生産、食品加工、流通、飲食サービス、観光、食育、地域振興等)が密接に連携して食文化の振興に向けた優れた取り組みを行う事例を社会に発信することを目的として、募集したものです。

(左から)小澤さん、玉木准教授

小澤さんの卒業論文テーマは「日本の家庭料理における残りご飯の利用方法」(今回、事例名称を「日本の家庭料理に学ぶ、持続可能な食生活 〜残りご飯の再調理〜」として応募)で、日常だけでなく災害時にも手軽に再調理できる残りご飯の食べ方の提案を目的に、大正末期から昭和45年頃までの日本の家庭料理の状況を記録した文献や郷土料理に関する資料を用いて、冷凍庫が普及する以前の残りご飯の再調理法を調査した内容になっています。活用しやすいレシピは実際に調理を行い、利点・欠点を検討。その中でも現代に伝え継がれている「めしもち」(東京都などの郷土料理)に着目し、管理栄養士である玉木准教授の東日本大震災における現地での支援活動報告も参考に、災害時にも手軽に活用できる塩むすびの再調理法として提案しています。

小澤さんから、受賞に際し、次のようなコメントが寄せられました。
「卒業研究がこのような賞を受賞するとは思っておらず、驚きとともにとてもうれしく思います。この受賞をきっかけに、さまざまな団体が各地域にあり、それぞれが郷土料理や食文化の継承に取り組んでいることが学べました。この知識と経験を糧に、社会人としても頑張りたいと思います」。