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クリスマスにおける食の提案 2021年度短期大学部CDP最終発表会

短期大学部の課題解決型授業キャリア・ディベロップメント・プログラム(CDP)最終発表会が1月24日(月)に開催され、学生たちはスーパーマーケット事業を展開する株式会社ヤオコーから出された課題「クリスマスにおける食の提案」の発表を行いました。同社は日常普段の食事に関するメニュー提案や、品揃え、料理に関する疑問に応える「豊かで楽しい食生活提案型スーパーマーケット」を目指しており、今回の課題はその一環として、クリスマスを豊かで楽しいイベントにする食の提案を考えるものです。

CDPとは授業で提携する企業や自治体から与えられた課題に対して学生が4、5人のチームを組んで解決策を提案する本学独自の正課授業で、短期大学部はキャリア教育センター・澤田裕美常勤特任講師が担当しております。コロナ禍による制約がある中、昨年10月に提携企業による1日インターンシップ(正課外で26人中21人参加)を行い、11月には経済産業省による地域経済分析システム(RESAS)を活用したデータ分析を学び、最終発表会を迎えました。
当日は同社の担当者をお招きし、授業履修者26人(家政科家政専攻、家政科生活総合ビジネス専攻、英文科)が6グループに分かれて提案を行いました。

学生の提案は次のとおり。

発表グループ:Aチーム(構成学科・専攻:家政科生活総合ビジネス専攻、英文科)
発表タイトル:心も体も満足!チーズフォンデュ~ミールソリューションに着目して~
内容:楽しい美味しいを共有できるチーズフォンデュのキットを提案。飾り切り・型抜きした野菜、料理に合うワイン、余った際のリメイク料理(グラタンなど)のレシピを加え、目に付く魅力的なPOPも提案(下写真①)。

発表グループ:Bチーム(構成学科・専攻:家政科生活総合ビジネス専攻、英文科)
発表タイトル:家族の新たなクリスマスの食卓
内容:コロナ禍で増えた「内食」と「中食」に着目し、ヤオコーで人気のローストビーフを使った手巻き寿司やピザのレシピを店内POPなどで提示するほか、惣菜のオンライン予約などを提案。

発表グループ:Cチーム(構成学科・専攻:家政科生活総合ビジネス専攻)
発表タイトル:野菜を通して楽しむクリスマス
内容:子どもが苦手な野菜に注目。幼稚園から小学生、その親をターゲットに、にんじんやピーマンを使ったレシピを付けたクリスマス用の野菜ギフトボックスを販売(下写真②③)。親子が一緒にレシピを見ながら料理し、苦手な野菜を克服できるようなクリスマス体験を提案。

発表グループ:Dチーム(構成学科・専攻:家政科家政専攻、家政科生活総合ビジネス専攻)
発表タイトル:ワインとクリスマスの食卓提案
内容:対象店舗を浦和パルコ店に絞り、クリスマス前の1週間を楽しめるようアドベントカレンダーにさまざまなフレーバーワイン(小瓶)を入れるとともに、おつまみレシピも同封。また、贈答用としてワインボトルカバーを提案。

発表グループ:Eチーム(構成学科・専攻:家政科生活総合ビジネス専攻)
発表タイトル:冷凍食品から考えるクリスマス食提案
内容:共働き世代をターゲットに、調理時間を短縮しつつ豪華に楽しめる冷凍食品に注目。店舗での陳列方法や冷凍食品の中身が見えるように透明にしたパッケージを提案。

発表グループ:Fチーム(構成学科・専攻:家政科生活総合ビジネス専攻)
発表タイトル:クリスマスの食提案
内容:購買意欲を高めるために食材のセット販売を行い、家でクリスマス気分が味わえるようなテーブル装飾の提案を売り場で例示するとともにSNSでも配信。また環境面を考慮した紙の容器なども提案。

発表を受けて、キャリア教育センター所長・山倉健嗣副学長から「消費者の立場でクリスマスのイベントをどのように考えるか。どのチームの提案にも意外性が感じられ、聞いていてとても楽しい発表でした」との講評がありました。
同社担当者からは「実現に向けて検討したいと思える提案があり、課題と真摯に向き合ってもらえたことに感動しました。社会人になっても、どうか目の前の課題に自分事として取り組んでほしい。自分一人で抱え込まずにチームで課題を共有し取り組むことが大切です。今回の経験を糧にぜひ将来に自信を持って頑張ってほしい」とのエールが送られました。