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そばの名店「更科堀井」と学生がコラボ 2023年度短期大学部CDP最終発表会

本学独自の課題解決型の正課授業「キャリア・ディベロップメント・プログラム(CDP)」の短期大学部最終発表会が1月29日に開催されました。

この授業は、短期大学部の異なる学科の学生が混在グループとなって、各学科の特色や学びを生かしながら学生ならではの感性や情報を駆使して解決案を提言、具体化していくもので、短期大学部はキャリア教育センター・澤田裕美常勤特任講師が担当しています。今年度は創業230年を超える歴史を持つそばの名店、株式会社更科堀井から出された「若者に更科堀井のそばを知ってもらうためのPR方策」「女性そば職人として働き続けるためのライフプラン」の2つの課題に取り組み、学生たちは7グループに分かれて同社担当者の前で発表を行いました。

学生からの提案は、次のとおり。

・食品ロスをテーマとしたサステナブル新メニュー「豚汁そばむすび」と女性の働き方改革に関する提案
・コスト×満腹感×健康がコンセプト「生春巻きそばとぼたもち」
・更科そばの可能性を最大限に!「イタリアン風バジル香る冷製トマトそば」
・口福体験を更科堀井で!「そば粉チーズケーキ」
・若者向け新メニュー「そば粉を使った蒸し鶏&甘味ガレット」
・SNS映え商品「自由自在なトッピングが可能な彩り稲荷セットそば×柚シャーベット」
・店舗前サンプル展示改善案と新メニュー「油そば×そば茶ゼリー」

発表の様子「イタリアン風バジル香る冷製トマトそば」

発表の様子「彩り稲荷のクッキング動画」

更科堀井・堀井良教代表取締役による総評

キャリア教育センター・屋敷所長による総評

学生らは、InstagramなどのSNSを使ったマーケティング調査をもとにそばの強みや弱みを把握し、更科堀井が大事にしている更科そばの長い歴史や伝統と掛け合わせて、相乗効果が生まれる新メニューやPR方策などの幅広い提案を行いました。中には、試作の様子を動画編集し、クッキング番組と見立てて発表する斬新なプレゼン発表もあり、会場が沸く場面も見られました。

発表会に参加いただいた同社の担当者からは、「長い歴史の中で、初めて感性豊かな意見を聞くことができた。学生の皆さんがチームで調べ上げ、会社の歴史から何が必要か、試作・失敗を繰り返してここまで形にして発表いただいたことはとても素晴らしい」と賞賛の言葉をいただきました。

本授業は1年生から受講でき、自分の将来のキャリアについて考えることや、主体的に課題に取り組む姿勢を学べます。今後もさまざまな提携企業と連携し、学生の社会的および職業的自立に向けた能力の養成を目指します。