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被服学科卒業生の卒業制作作品が来場者を魅了「KIMONO SALONE 2022」

家政学部被服学科・阿部栄子教授のゼミを2022年3月に卒業した林茉美さん、2020年3月に卒業した杉本 百世さん、荒川璃々子さんの卒業制作作品が、11月5(土)・6日(日)に東京国際フォーラムで開催されたイベント「KIMONO SALONE 2022」の「学生きもの優秀作品展」に展示され、来場者を魅了しました。 同イベントは、全国で和裁を学ぶ学生が制作した中でも特に優れた作品を紹介するもので、本学は4回連続の参加となります。

展示作品と制作者のコメントは次のとおりです。

①作品名:色打掛「豪華絢爛」
林茉美さん
豪華な重厚感ある「色打掛」を製作しました。赤・黒の地色に、雲取りされた吉祥文様と鶴・松・扇模様が豪華絢爛に配されています。それぞれの縫い目における『絵羽合わせ』は、とても時間の有する慎重な手作業でしたが、和服製作の奥深い魅力を余すところなく表現できた“お気に入りの色打掛”になりました。

②作品名:色打掛「華やかな花模様」
杉本百世さん
華やかな花模様の振袖地を用いて、優しさいっぱいの「色打掛」の製作を行いました。ピンクと紅色を基調にした優しさの中にも、上品さ、可憐さを感じる花模様の色打掛です。袖口・ふり・裾に見られる“ふき”(注)の色彩も、ピンク色にして統一感をもたせました。着装では豪華に、そして可憐な姿を演出したいと思っています。

③作品名:色打掛「爽やかな花模様」
荒川璃々子さん
鮮やかな青と紫色を基調にした花模様の振袖地を用いて「色打掛」の製作を行いました。咲き誇る豪華な牡丹、そして、色とりどりの松・竹・梅の模様が実に爽やかに配されています。若々しさが感じられる動きのある“色打掛”ができました。友禅ならではの彩りと金彩の縁取りが美感を添え、効果的になっています。

(注)ふきとは、袷(あわせ)の着物や綿入れの袖口や裾の部分で、裏地を表に折り返して、表から少し見えるように仕立てた部分のこと。