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日本で唯一!栄養学と歯科口腔の連携した学びを実践 食物学科管理栄養士専攻

大妻女子大学では日本初の取り組みとなる栄養学と歯科口腔の連携した学びを東京歯科大学と合同で実施しました。本学と東京歯科大学は2018年に高齢化社会における健康寿命延伸等に寄与することを目的に協定を結んでおり、同年から家政学部食物学科・川口美喜子教授が東京歯科大学へ出向しながら準備を進め、今年度、両大学が協力しての合同講義が実現しました。


講義の様子
 

今回参加したのは、家政学部食物学科管理栄養士専攻2年生52人と東京歯科大学の4年生127人。食物をうまく食べられない、飲みこめない「摂食嚥下(えんげ)障害患者」をテーマに、3回にわたり合同でオンライン講義・オンライン実習を行いました。
 第1回は、東京歯科大学の講義「高齢者の摂食嚥下機能」に本学の学生が参加。東京歯科大学の学生がモデルになって嚥下評価の検査を実施している状況をリアルタイムで実習、摂食嚥下の仕組みを学びました。
 第2回は、同学科川口教授の「栄養代謝実習」に東京歯科大学の学生が参加。「高齢者の栄養、食物物性と測定の実際」というテーマで各自に粥(かゆ)、とろみ剤を事前配付し、摂食嚥下機能障害患者への食事形態を実際に食しながら、嚥下障害患者の食体験を実施。医療者として、患者への寄り添いを深めました。
 第3回は、1グループ東京歯科大学5人、本学学生2人の全25グループがオンラインでグループになり、グループ発表やディスカッションを行いました。専門領域が異なる学生が、症例に対して連携して支えることの重要性を学びました。コロナの影響でオンラインでの開講となりましたが、どうして食べられないのか、どうして飲み込めないのかなど、それぞれの専門領域を横断しての実践的な講義となりました。


 

本学では、こうした医療の学びと連携することで、超高齢化社会に先んじて、高齢者医療を在学中に体験・実践し、卒業後、即戦力として医療と協働してサポートできる管理栄養士の育成を目指しています。



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