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環境情報学専攻・下井倉ゼミの学生が「放射線教材コンテスト」で優秀賞および放射線教育支援サイト“らでぃ”特別賞受賞

社会情報学科環境情報学専攻・下井倉ともみ准教授のゼミ生の4年生・林ななのさん、松岡優佳さん、飯島雪さんが、「2025年度 放射線教材コンテスト」で「優秀賞」および「放射線教育支援サイト“らでぃ”特別賞」を受賞し、2025年12月27日に科学技術館で開催された「放射線教育発表会」で、ブース実演とパネルディスカッションを行いました。

同コンテストは公益財団法人日本科学技術振興財団が主催となり、小・中・高等学校に放射線教育が導入されたことを受け、放射線に関する正確な知識・技能の普及啓発や学校等における放射線教育の普及啓発を目的として実施しています。今回は全244作品中、同学生ら含め16作品が最優秀賞(2件)、優秀賞(8件)、特別賞(6件)に選ばれ、同学生らは女子大学としては唯一の受賞となりました。

▼教材名:宇宙ってなぁに?―立体模型で学ぶ太陽と地球のつながり―

▼教材の概要
東京都市大学原子力研究所で実際に大気中の放射性物質を測定し、そのデータをもとに、研究で得た知識を分かりやすく伝える教材として2つの立体模型を制作しました。

▼教材の要旨
1、宇宙線が宇宙から地上に届くまでの旅を表現した動く模型
ビー玉が宇宙線となって、坂を転がり落ち、風船にぶつかって割れると、中からパチンコ玉が飛び出します。そのパチンコ玉がまた次の仕掛けを動かし…と連鎖していく様子で、宇宙線が大気中でどのように変化していくかを体験できるようにしました。
2、研究で測定した約10年間のデータを立体グラフにした模型
宇宙線によって作られる放射性物質の量の変化と、太陽の黒点の数を調べ、太陽が地球にどう影響するかを表現しました。連鎖的に動くドミノ装置のような仕掛けを取り入れることで、見て、触れて、楽しみながら宇宙線について学べる工夫をしています。

▼受賞した林ななのさんのコメント
卒業研究で「多くの人に宇宙線について正しく理解してもらうこと」を目標に取り組みました。より効果的に伝えるため、立体模型による教材を制作し、東京都市大学原子力研究所で毎週測定している実データを反映させました。立体模型では、宇宙線から放射性物質が生まれる過程と、それが大気中を移動して地表に到達するまでの一連の流れを学ぶことができます。さらに、ゼミ生からの助言で連鎖的に動く仕掛けを取り入れ、体験しながら理解できる教材に発展させました。これらの取り組みの結果、「放射線教材コンテスト」で優秀賞および特別賞を受賞することができました。下井倉先生の手厚いご指導と、自分たちの卒業研究に時間を割いて協力してくれたゼミ生の皆さんのおかげです。心より感謝申し上げます。

▼下井倉准教授のコメント
放射線は名前を聞いたことはあっても、詳しく学ぶには難しいと感じる人が多く、特に宇宙からも放射線が降り注いでいることはあまり知られていません。そこで、ゼミ生から出た「動く仕掛けで興味を持ってもらおう」というアイディアをもとに、教材づくりを進めました。制作では一つ一つの動作確認に苦労し、締切前には学生たちが自主的に集まって夜遅くまで調整を続けるなど、熱心に取り組む姿が見られました。林さんの粘り強い調整と、ゼミ生の協力で完成させました。目に見えない宇宙線が大気中で反応して生成する物質を実際に測定し特定できること、目に見えない自然現象を科学で解き明かせること——そうした科学の感動と喜びをゼミ生たちが実感していく姿を見ることができて嬉しかったです。そして何より、ゼミ生が一丸となって助け合う姿に感動しました。