世界的ドレスデザイナー・美術作家の小泉智貴氏からファッション業界を学ぶ 被服学科
)
家政学部被服学科の授業「ファッションマーケティングⅠ」で、ファッションブランド「TOMO KOIZUMI」を立ち上げ、世界で活躍するドレスデザイナー・美術作家の小泉智貴さんと、総合繊維メーカーであるサンコロナ小田株式会社の小田外喜夫社長がゲストスピーカーとして講義し、学生らはファッション業界の理解を深めました。
東京2020オリンピック開会式の国歌斉唱の際に、歌手・MISIAさんが着用して話題となった虹色のラッフルドレスを手掛けたり、世界的なセレブリティに衣装提供したりするなど、国内外で活躍する小泉さん。 講演では、自身がデザイナーを目指したきっかけや「TOMO KOIZUMI」の特長でもある大胆にフリルをあしらった独特のボリューム感や色使いが生まれた経緯についての話があったほか、ファッションを学ぶ上での選択肢についても触れ「ファッションというと、日常的に着るものや個人がおしゃれを楽しむための服をつくったり、販売したりということが思い浮かびますが、アート作品のように美しくて見る人に感動を与える服をつくるという形もある。いろんな選択肢があることを知って学びを深めてほしい」と伝えました。
続く小田社長の講演では、「TOMO KOIZUMI」のドレスで使用している生地や繊維の特長、新たな素材の研究開発に関する話などもあり、学生らは業界の第一線で活躍する企業のリアルな現状を肌で感じながら学びました。
同社とは、今後、同学科・吉井健教授のゼミ(ファッションビジネス研究室)の学生たちが運営するファッションブランド「m_tokyo(マールトウキョウ)」と協業し、商品開発に取り組む予定です。