KIMONO SALONE 2024 学生きもの優秀作品展示および小山きものの日 ミニファッションショーに参加 被服学科・阿部ゼミ
家政学部被服学科・阿部栄子教授のゼミ生が製作した卒業研究作品のきもの(婚礼衣装2点、訪問着1点)が10月26日・27日に東京国際フォーラムで行われたKIMONO SALONE 2024に、「学生きもの優秀作品」として展示されました。「学生きもの優秀作品展」は、全国で和服を学ぶ学生が製作したきものの中から特に優れた作品を紹介するものです。本学の作品が展示されるのは、きものサローネで優秀作品展がスタートしてから連続6回目です。特に、本学からの3作品は、いずれも学校作品とは思えないほど素晴らしい出来映えで、ひときわ来場者を魅了しました。各作品のキャプションもぜひご覧ください。
展示作品と製作者のコメントは次のとおりです。
①作品名:「縞・格子柄・パステルカラー」
澤田浩位さん(2018年3月卒)
反物のデザインから下拵え・地機織りに至る迄の一連の工程を市職員紬織士が手掛け製作したものです。長さとデザインの異なる反物を3反製作し、縞柄と格子柄で着物を完成させました。統一感が出るように、すべての反物で紫色を使用しています。きものを着用した時に、前後で見え方の異なるところが魅力の一つです。
②作品名:「色打掛」
小田村英里さん(2024年3月卒)
日本の伝統色である藍色と紅色を基調とした華やかで、格調高い色打掛になりました。各縫い目の絵羽合わせに、心血を注いで一針一針縫い進めました。絹縮緬地特有の柔らかな風合いと光沢、そして軽く、優しい着用感が魅力の色打掛です。自身の結婚式では、優雅にそして可憐に気品高く、可憐に装いたいと思います。
②作品名:「色打掛」
吉井奈津実さん(2024年3月卒)
個性的で華麗な西陣織の色打掛を、自身の結婚式をイメージしながら製作しました。日本の花嫁ならではの印象的なスタイルに縫い上げ、重厚感ある雅な婚礼衣裳にコーディネートすることができました。この色打掛の製作中、ずっと温かく見守り続けてくれた両親に、心から感謝しています。本当に有り難うございます!
なお、この展示については、ゼミの3年生が中心となり春から実施に向けて計画・立案し、準備を重ねて実施されました。当日は、ゼミ生がイベントの裏方となり、来場者へ作品の解説、会場入口での受付担当、案内役などを担当しました。
11月16日(土)に開催されるユネスコ無形文化遺産登録「結城紬」を紹介するイベント“小山きものの日”のきものミニファッションショー&トークショー(10:50~)に、阿部栄子教授のゼミ生が参加します。
小山きものの日は、このほか、たくさんのイベントも開催しますので、小山市立文化センターにお越しいただき、「結城紬」の魅力に触れ、着物の新しい着こなしを楽しんでください。
また、JR小山駅前のクラフト館にも、学生の作品がたくさん展示されます。ぜひ、ご覧ください。
[写真提供・文:被服学科・阿部栄子教授]