被服・吉井ゼミ「m_r tokyo」での実証研究発表が受賞 次世代マーケティング・チャレンジ・コンテスト
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家政学部被服学科・吉井健教授のゼミ(ファッションビジネス研究室)の学生たちが運営するファッションブランド「m_r tokyo(マール トウキョウ)」で活動中の、4年・上原朋子さん(写真中央)、大野鈴夏さん(写真右)、時松希実さん(写真左)のグループによる「若年層向け着圧ソックスマーケティングの実証研究ーRsEsPsモデルに基づいたマーケティング検討ー」が、日本プロモーショナル・マーケティング学会主催の「次世代マーケティング・チャレンジ・コンテスト」でベストチャレンジ賞を受賞しました。
本コンテストは、プロモーション業界の活性化と認知向上に向け、プロモーション・ビジネスの未来を担う次世代の若者たち(大学院生・学部生、若手実務家)が一堂に会し、学術界と実務界が産学協同で共有すべき近未来のマーケティングテーマについて提案するもの。
今回は「近未来のマーケティング展開やプロモーション産業の活性化にチャレンジするテーマ(自由)」で、学生の研究発表3点、若手実務家による創造的なアイデア8点の応募があり、同学会長をはじめとした各業界の代表者総勢10人の審査員の前で、各々5分間のプレゼンテーションおよびパネルセッションを行い、知恵とアイデアを競いました。
「m_r tokyo」の活動は、学生たちの研究活動の一環としても行っています。今回発表したゼミ学生たちは、およそ1年前から助野株式会社の協力により、着圧ソックスの商品企画を進めてきました。企画段階では消費者調査を実施して、消費者ニーズに基づいた商品を企画し、商品が実際に販売されてからは、SNSを活用したプロモーションとそれによる消費者行動への影響も実証分析しました。この実証研究成果が今回の発表内容であり、企業のマーケティング実務にも示唆を与えるものと評価されました。
今回の実証研究を代表して、上原さんは「ベストチャレンジ賞という大変素晴らしい賞を獲得でき、これまでの取り組みを評価していただけたことは、大きな自信につながりました。今回の研究成果を卒業研究に活かしていきたいです」と受賞の喜びを語りました。
同学会の中村博会長からは「本研究は、着圧ソックスに対する知覚リスク軽減のためのマーケティング・コミュニケーションの方法を認識段階、体験段階、購買段階別に実証的に明らかにしたことが高く評価された。また、これまでの研究レビューから得られる仮説生成、実験も活用した仮説検証、そして仮説の採択というプロセスによって明らかにしたことも評価された」との講評をいただきました。
なお、今回の受賞を受け、一般社団法人日本プロモーショナル・マーケティング協会主催で11月27日(水)~29日(金)に開催される「第53回日本プロモーショナル・マーケティングショー」に招へいされ、学生らは11月28日(木)13:00~14:00に、特設ステージで「若年層向け着圧ソックスマーケティングの実証研究ーRsEsPsモデルに基づいたマーケティング検討ー」と題し、研究発表を行うことが決定しました。詳しくは第53回日本プロモーショナル・マーケティング ショー2024をご覧ください。
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