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食物学科卒業生・蜂谷里桜さんが日本薬学会で学生優秀発表賞を受賞

家政学部食物学科食物学専攻を2024年3月に卒業した蜂谷里桜さんが、在学中の3月28~31日に開催された第144回日本薬学会の一般学術発表(ポスター発表)で、学生優秀発表賞を受賞しました。
本賞は学生による発表の中から、優秀な発表者に授与されたものです(審査対象演題1,268件、受賞率20,4%)。

受賞者:蜂谷里桜さん (家政学部食物学科食物学専攻2024年3月卒)
受賞名:学生優秀発表賞(ポスター発表の部)
演題名:「ショウガ辛味成分ショウガオールが骨格筋C2C12細胞の脂質代謝に与える影響」
発表内容:ショウガにはさまざまな健康効果がありますが、ショウガに含まれるショウガオールには、代謝促進、体温上昇等の効果や、脂肪細胞の脂肪蓄積量を減らす効果が報告されていて、人の健康づくりと密接に関わっていると考えられています。
骨格筋は細胞内に脂肪蓄積が見られる細胞の1つで、必要以上の脂肪蓄積は機能を損なうことが報告されています。2年前の卒論研究で、ショウガオールが骨格筋の脂肪蓄積量を減らすことがわかりました。今回の研究ではそれを受けて、脂肪合成/分解に関わる酵素や脂質をエネルギーに変える代謝経路などを調べて、ショウガオールの効果を明らかにしました。

【受賞者・蜂谷里桜さんのコメント】
今回ポスター賞をいただけたこと、誠に光栄に思います。このポスターの研究内容は先輩との合作でした。先行研究を行った岩崎杏香先輩(同専攻2022年3月卒業)、熱心かつ優しく指導していただいた田中直子教授にこの場をお借りして感謝を申し上げます。
2年次に、先輩の卒論発表を拝聴しました。当時は私の知識が乏しくあまり内容を理解できませんでしたが、岩崎先輩の赤く染色された画像がきれいだったことに興味を惹かれて、研究室に志願しました。
結果的に私の研究だけでなく、先輩の先行研究も公表することができ、なおかつ、受賞したことをうれしく思います。
今後も、後輩に研究を引き継いでもらえたらうれしいです。

【指導教員・田中直子教授のコメント】
蜂谷さんは、学会発表するにあたって、自分の研究を「わかりやすく」発表することに心血を注いでいました。ポスターも何種類ものパターンを作成して吟味し、どんな質問が出ても答えられるように、熱心に発表準備に取り組みました。その努力の賜物だと思います。