2025年度「KUG(帰宅困難者支援施設運営ゲーム)」実施報告
大妻女子大学千代田キャンパスで2月7日(土)13時から「KUG(帰宅困難者支援施設運営ゲーム)」を実施しました。
KUGとは、帰宅困難者支援施設運営ゲームのことで、帰宅困難者支援施設の設置者などが、施設設置の是非や運営方法、運営において発生する課題を疑似体験し、帰宅困難者問題に対する理解を深めていくもの。
本学は2011(平成23)年12月に千代田区と「大規模災害時における協力体制に関する基本協定」を締結しており、地域住民および帰宅困難者等の被災者への一時的な施設の提供を担います。
近年、地震や台風などの自然災害が発生していることもあり、首都圏においても直下型地震やゲリラ豪雨などの予測困難な大規模自然災害に向けた対策が行われています。本学が加盟する「千代田区キャンパスコンソ(千代田区内近接大学の高等教育連携強化コンソーシアム)」でも、令和3年~令和6年度の4年間、大学連携事業の一つとして、千代田学共同提案事業「自然災害発生時における大学を拠点とした帰宅困難者支援に関する研究」に取り組んでおり、令和3年度は「(1)学生版KUG(帰宅困難者支援施設運営ゲーム)の開発」を、令和4年度は「(2)職員及び学生を対象とした帰宅困難者支援施設運営ゲーム(KUG)の開発」を副題に、コンソ加盟の各大学から教員と学生が参加するKUGを実施。
令和5年度は「(3)地域連携を視野に入れた帰宅困難者支援施設運営ゲームの開発」を副題とし、地域の方にも参加を呼びかけて「地域版KUG」を実施し、令和6年度は、「(4)大規模災害時における学生ボランティアの育成とネットワーク化に関する研究」を副題とし、地域の方にも参加を呼びかけ、アプリを用いたネットワーク化などの要素を取り入れた「大妻女子大学版KUG」を実施。
そして令和7年度は、前年度実施した内容に加え「災害時に役立つ“自分の強み”」をメンバー同士で共有し合いながら実施しました。
当日は、本学人間関係学部および社会情報学部の学生、千代田区キャンパスコンソ加盟大学(法政大学、専修大学)の学生ら13人が参加。本事業の共同研究者である人間関係学部人間関係学科・堀 洋元 准教授から事業の趣旨説明のあと、参加者全員が災害備蓄品倉庫へ移動。備蓄品の段ボールに記載された品名を一つ一つ確認し、備蓄品を活用するシーンを想像しながら見学を行いました。また、本学の帰宅困難者受入場所がどこにあるのかなど、実際に歩いて確認しました。
KUGでは、本学千代田キャンパスを訪れた際に地震に遭い、帰宅困難者支援施設に任されたと想定のうえで2チームに分かれて実施。本学の「地震対応マニュアル」に沿って、帰宅困難者担当としてそれぞれの役割を分担。帰宅困難者の受け入れ可否や、受け入れ場所の割り振りなどを判断し、避難者からの要望にどのように応えるかといった、さまざまな問題に議論を交わしました。
参加者からは、KUGを体験することで「自分の強みを活かして周囲を見ながら動けたことが他のメンバーへのサポートにも繋がった」「なんとかなるという考え方のもと、まずは行動しようという動きができた」「本来の強みは十分に発揮できませんでしたが、その中で“場を仕切る”という意外な適性に気づくことができた」といった声がありました。
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