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食物学科3年・山本佳苗さんが千代田区防災メニューグランプリ入賞

11月8日(水)、千代田区防災メニューグランプリ(主催:千代田区)の表彰式・試食会が東京家政学院大学で行われ、家政学部食物学科食物学専攻3年・山本佳苗さんが考案した防災メニュー「乾燥野菜で簡単!大豆と乾燥野菜のうま煮と味噌汁」が「ローリングストック賞」(注)を受賞。樋󠄀口高顕千代田区長から表彰状が授与されました。

(注)ローリングストック:日常で消費する食料等の物資を少し多めに備蓄し、使ったら補充すること。

防災メニューグランプリとは、災害時に簡単に作ることができ、おいしく栄養管理ができるメニューを千代田区が募集し、栄養バランスのほかに味・見た目を含めて審査、グランプリを決めるもの。区在住、在学または飲食店の方を対象に募集が行われ、応募数65件から審査が行われました。

審査員は、東京家政学院大学人間栄養学部人間栄養学科・酒井治子 教授、本学から短期大学部家政科家政専攻・下坂智惠 教授と人間関係学部人間関係学科社会・臨床心理学専攻・堀洋元 准教授の3人が務め、1次審査(評価基準:栄養バランス、幅広い世代で親しめるか、調理の簡便さ、使用食品、見栄え、アイデア)と2次審査(評価基準:栄養バランス、おいしさ、幅広い世代で親しめるか、調理の簡便さ、アイデア、全体的に見て)を実施、上位10メニューを選びました。
なお、家政学部食物学科食物学専攻2年・田野結愛さんが考案した防災メニューと同学科管理栄養士専攻3年・川上愛結さんの考案した防災メニューも、上位10メニューに選ばれています。

(左から)人間関係学部人間関係学科・堀洋元 准教授、山本佳苗さん、短期大学部家政科家政専攻・下坂智惠 教授

山本さんは「ローリングストック賞」受賞について、「商品開発やメニュー開発に興味があったことが応募のきっかけです。他の人と異なる視点を意識して、ヴィーガンの方でも食べられるように大豆ミートを防災食に使用しました。また、災害の中でも楽しめるようにメニューの色どりを工夫しました。今回の経験は防災を深く考えるきっかけとなりました」と話しています。

■ローリングストック賞

考案者:山田佳苗(大妻女子大学 家政学部食物学科食物学専攻3年)
メニュー名:「乾燥野菜で簡単!大豆と乾燥野菜のうま煮と味噌汁」
(「桜えびのおにぎり」「根菜の味噌汁」「大豆ミートと乾燥野菜のうま煮」の3品)
受賞理由:長期保存食材のみで提案され、かつ、日常調理にも転用可能で、さらに日本食であるので、取り込みやすい。ローリングストックが実践できるメニュー

(左から)「桜えびのおにぎり」「根菜の味噌汁」「大豆ミートと乾燥野菜のうま煮」

■上位10メニューに入選

考案者:田野結愛(大妻女子大学 家政学部食物学科食物学専攻2年)
メニュー名:「旨みと栄養たっぷりイワシボールのほっこり和風スープパスタと食べてびっくりもちもちカルシウム大福」
(「スープパスタ」「カルシウム大福」の2品)

考案者:川上愛結(大妻女子大学 家政学部食物学科管理栄養士専攻3年)
メニュー名:「ツナ缶のあんかけ丼&鯖と豆の和風トマトスープ&みかんりんごゼリー」
(「ツナのあんかけ丼」「鯖と豆の和風トマトスープ」「みかんりんごゼリー」の3品)

なお、上位10までのメニューをまとめたレシピ集は、千代田区ホームページ「令和5年度防災メニューグランプリレシピ集」に公開されています。
ぜひご覧ください。