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第3弾はゆかたの販売促進企画の提案! 大妻女子大✕髙島屋

 

2016年から家政学部被服学科・中川麻子准教授(染色デザイン研究室)のゼミで取り組んでいる髙島屋とのコラボ企画。3回目となる今年はゆかたのコーディネートの考案に加え、ゆかたの販売促進に一役買いました――。

 

ゼミ生らは、髙島屋から提示された4つの課題「ターゲット層は20~30代OL」「新規顧客の獲得」「対象店舗は新宿タカシマヤ」「売り上げ前年比20%増」を踏まえ、1チーム3~4人の計5チームに分かれてさまざまな視点から販売促進の方法を模索。まとめた企画を新宿タカシマヤの呉服部や広報に携わる担当者らの前でプレゼンテーションしました。 特に原田・蛭名・小林チームが提案した“ゆかた診断企画”と森・植木・別井・加藤チームが提案した“SNSを活用した広報活動”は「女子大生ならではの視点」と好評で、実際に新宿タカシマヤで採用されることが決定しています。

 

自分に似合う1着を提案

新しい顧客を増やすため、ゆかたを販売する呉服売り場に着目した原田・蛭名・小林チーム。“初めて行くには少し緊張感がある”“免税店の奥にあるため気づきにくい”との問題点を洗い出し、「興味をそそる魅力的なイベント」「入りやすい売り場」をキーワードに、自分に似合う1着を選ぶ「ゆかた診断」を提案しました。

これは、まず自分に似合う色を客観的に伝えるため、パーソナルカラー診断でお客様を4種類のタイプに分類し、その人に合ったゆかたやそれに合う小物、コーディネートなどを紹介するほか、催会場の一部にタイプ別に商品を並べた売り場を展開するというもの。 同チームのゼミ生らは、ゆかた診断というイベントで20~30代の女性の興味を惹きつつ、診断結果を参考にしながらゆかたを選ぶことができる売り場作りにこだわったと言います。

 

この提案は、実際に「万華鏡ゆかた着こなし診断」としてオリジナルの診断を作成し、6月23、24、30日と7月1日の4日間にわたって新宿タカシマヤ11階催会場で行われる予定で、当日は同ゼミ生らがスタッフとしてゆかたの着こなしを提案します。

 

運用も踏まえてSNSを利用した広報を提案

新宿タカシマヤの認知度と集客数を増加させるため、TwitterやInstagramなどのSNSを使った広報活動を提案した森・植木・別井・加藤チームは、まず新宿タカシマヤ公式SNSの現状調査からスタート。調査で明らかになった“ハッシュタグが活用されていない”“商品やイベント情報の情報量が少ない”“写真の統一感がない”“Twitterのアカウントがない”といった問題点を踏まえ、2018年ゆかたコレクションのTwitterとInstagramの期間限定アカウントの開設とSNSでの話題性や拡散を目的としたポップアップストアの設置を提案しました。

特にInstagramは、今年の髙島屋ゆかたコレクションのテーマである「万華鏡」のイメージにあったさわやかな色合いに写真を加工したり、背景にゆかたや帯の柄をさりげなく取り入れたりするなど統一感を演出。投稿内容もゆかた(商品)だけでなく、コーディネートやヘアアレンジの紹介、さらに「#新宿タカシマヤ」のハッシュタグをつけた一般ユーザーの商品の活用やコーディネートをRepostすることで、商品をより身近に感じてもらい購買意欲をかきたてる工夫を凝らしました。また、開設したSNSを多くの人に知ってもらい、共有してもらえるように、売り場にフォトスポットを設置し、撮影した写真を「#髙島屋ゆかた」のハッシュタグをつけてSNSにアップすると限定グッズをプレゼントするという仕組みも考え、実際の運用も踏まえた提案をしています。

 

その他のチームの提案は以下のとおり。

チーム名:三田村・遠藤・塩崎チーム▽提案内容:ゆかたのコーディネートとそれに合うメイクを提案するメイクアップイベントの開催。

チーム名:秋元・石井・岡野・宮崎チーム▽提案内容:「ゆかたを勝負服に」というコンセプトのもと、新規顧客獲得を目的とした屋外イベント開催や認知度向上のために広告とSNSを連動させる広報活動の実施。

チーム名:黒川・津田・長坂チーム▽提案内容:ゆかたで楽しめる屋内型イベント「縁日」の開催。