情報デザイン専攻・堤ゼミの作品が10年連続上映! 東京国際プロジェクションマッピングアワードvol.10
(左から)応援にきてくれたゼミ生、出場したゼミ生2人、堤教授
社会情報学部社会情報学科情報デザイン専攻・堤江美子教授のゼミに所属する4年生2人が制作した作品「Step On(ステップオン)」が、11月15日(土)に東京ビッグサイトで開催された「東京国際プロジェクションマッピングアワードvol.10」で上映されました。
堤ゼミは、vol.1から出場しており、今回で10年連続の書類審査通過、同大会での上映となります。
なお、今回の同大会やプロジェクションマッピングの制作に取り組んだゼミ生2人に密着した様子が、TBSテレビで放送されているドキュメンタリー番組「ふるさとの未来」で、1月21日(水)24:58~25:28に放送される予定です。
「東京国際プロジェクションマッピングアワード」は、若手クリエイターによる日本最大級のプロジェクションマッピング映像コンテストで、CG映像技術の高度化および普及の促進とコンテンツ産業の中核となる人材育成を目的として創設されたもの。書類審査を通過した作品が上映され、企画・発想・技術・演出・制作の5項目に基づき審査が行われ、優秀作品を決定します。
参加したゼミ生2人は、昨年行われた大会にも出場しており、今年で2回目の挑戦。今大会のテーマが「Voyage」であることから、就職活動を終えてこれから社会に飛び出していくという、わくわくしながらも不安な気持ちをVoyageの「冒険」「旅立ち」という意味と重ね、新たな環境に飛び込んでいく主人公が、困難に立ち向かいながら前進して乗り越えていく姿を作品の中で表現しています。
以下、堤教授とゼミ生からの感想です。
今年もプロジェクションマッピングアワードに応募して無事審査を通過し、東京ビッグサイトで、選ばれた23作品の一つとして投影されました。堤ゼミでは第1回から10年連続してビッグサイトで上映させていただきました。毎年の審査で選んでくださった審査委員のみなさまに感謝いたします。昨年は3年ゼミ生12人のチーム「function twelve()」が作成した作品を上映することができましたが、今年は、そのメンバーの内の2人が4年生チーム「function two ()」を組んで参加しました。卒業研究の重圧が次第に高まる中、時間を見つけては研究室で、あるいは実習室、自宅でと作業を続け作品を仕上げました。時間がない中、よく頑張ってくれたと思います。
最後に、10年にわたって特に後期、毎週のように高性能PCの配置された大実習室で夕方から夜10時まで、ときには独占的にレンダリングを行うための時間をご配慮下さった大学に感謝申し上げます。遅くまで実習室で粘る学生たちを見守ってくださった守衛さんにもお礼申し上げます。〔堤江美子〕
昨年、ゼミ生12人で挑戦した際の悔しい経験が、今回の有志2人の“リベンジ”の原動力になりました。前回大会で得た知識や技術を引き継ぎつつ、「無いはずのものが浮かび上がって見える」ような、プロジェクションマッピングらしい表現を目指して制作を進めました。大学で学んだことを総動員し、試行錯誤を重ねた日々はとても濃いものになりました。
大会当日、パソコン画面で見慣れていた映像が東京ビッグサイトの巨大な壁に投影された瞬間は、やはり言葉にできないほどの感動がありました。1分30秒という短い映像ですが、そこに至るまでの努力が形となって輝いた特別な時間でした。2年連続で挑戦したことで、技術面だけでなく課題への向き合い方や表現の捉え方など、多くの学びを得ることができました。結果として入賞には届きませんでしたが、私にとってこの経験は特別な宝物となりました。〔ゼミ生M.S〕
昨年、堤ゼミのメンバー12人でプロジェクションマッピングアワードに参加しました。その時、作品が投影された瞬間の達成感や制作過程での楽しさ、そして他の参加者の作品から受けた刺激を通して、「来年も挑戦したい」と強く思いました。その思いから、今年もアワードに参加しました。昨年の反省点を踏まえて作品づくりに取り組んだことで、昨年感じた悔しさを改善することができ、悔いなく卒業を迎えられそうです。私は、プロジェクションマッピングの制作に取り組めるゼミに魅力を感じて大妻を選んだこともあり、2年連続で作品制作とアワード参加ができたことをとても幸せに思っています。大学生活では、初めてのことに多く挑戦し、自分の「好き」や「得意」を見つけることができました。これから大学生になる皆さんにも、さまざまなことに挑戦して視野を広げ、学生生活の最後に「挑戦してよかった」と思えるような素敵な経験をしてほしいです。〔ゼミ生A.S〕
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