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情報デザイン専攻・堤ゼミが東京国際プロジェクションマッピングアワードで入賞

社会情報学部情報デザイン専攻・堤江美子教授のゼミに所属する3年生9人のチーム「三色団子」が、11月11日に東京ビッグサイトで開催された「東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol.8」に出場。堤ゼミはVol.1から連続の出場となり、今回は「OPEN」をテーマとした作品『Imagine』を出展。最終審査に進んだ31作品の中で、見事「ビッグサイト賞」を受賞しました。

「東京国際プロジェクションマッピングアワード」は、若手クリエイターによる日本最大級のプロジェクションマッピング映像コンテストで、CG映像技術の高度化および普及の促進とコンテンツ産業の中核となる人材育成を目的として創設されたもの。書類審査を経て、企画・発想・技術・演出・制作の5項目に基づき審査が行われ、優秀作品を決定します。

「三色団子」のメンバーは、コンピュータを介した図的アプローチをテーマに、Graphic mindの発達を大切にしながらさまざまな取り組みを行っている堤研究室の3年生で、プロジェクションマッピングという映像表現を通して、どこまで人の心を動かすことができるのか挑戦してみたいと思ったことをきっかけに、同コンテストへエントリー。1年次から修得してきた基本的なデザインの知識に加え、プログラミングやコンピュータ・グラフィックス(CG)、3DCGスキル等の学びの成果を発揮しました。なお、今回女子大学として第一次審査を通過・入賞したのは本学のみで、唯一の8年連続最終審査進出(上映)という快挙を成し遂げました。

ビッグサイト壁面での上映の様子

受賞にあたり、堤ゼミの3年・山本果鈴さんからは、「5月からアワードに関する話し合いを始めて10月末に提出というスケジュールの中で、企画書の提出、ビデオコンテの提出、中間提出など期限に追われながらも限られた時間の中でよりよいものを作ろうと奮闘しました。 アワードから指定のあったテーマ、自分たちで決めたコンセプト、技術力、そして時間。これらを両立し一本筋の通った作品にすることは容易ではなく、『楽しそう』や『面白い』が先行してしまって“作品を通して伝えたいこと”を見失ってしまうこともありました。しかし、話し合いを重ねることで、面白そうな提案もテーマに沿った意見も取り入れ自分たちで納得できるような案を一つの企画案にまとめることができました。4月に『初めまして』と出会った9人でも短期間で相反する意見を一つにまとめ、納得のいく作品を作ることができたという成功体験は私たちの人生において素晴らしい経験となりました」とコメントが寄せられました。

※他のメンバーのコメントはこちらからご覧ください。

また、ゼミ担当教員の堤江美子教授からは、「自らのイメージを膨らませ、他者の意見も取り入れながら情景のアイデアを整理していく作業、そしてそれらに具体的な形を与え、東京ビッグサイトの壁面というデザインされた形にはめ込んでいくという作業は、デザイン思考のプロセスに通じるものがあり、今回のアワードのテーマにも一致するもので、日常ではなかなか得られない体験だったのではないかと思います」とゼミ生を讃えました。

なお、ビッグサイト賞を受賞した作品は、最優秀賞や優秀賞、審査員特別賞とともに来年1年間、東京ビッグサイト壁面で上映されるのでぜひご覧ください。


●出展作品について

タイトル:Imagine

作品概要:

日常を支配する「当たり前の価値観」が異形の者たちとの遭遇という未経験な状況と対峙する中でリセットされた主人公が、新たに芽生えた感情によって彼らを受容、共感を覚えるようになり、感応しあって、共に戻ってきたビッグサイトで大きな力となって空に解き放たれていく

出展作品上映(撮影者:堤ゼミ学生)

©東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会