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【開催報告】短期大学部家政科 トルコの食文化を学ぶ~レストラン「TERUAR」の創業者Osman Serdaroglu氏による特別講座~

短期大学部家政科が主催する、トルコのミシュラン星付きレストラン「TERUAR」の創業者でありシェフのOsman Serdaroglu氏による特別講座「世界三大料理 トルコの食文化を学ぶ」が、11月18日~20日に開催されました。

本講座は、トルコの食文化や食材の認知拡大を目的として活動しているエーゲ輸出機構(※)から、食に関する教育を行っている本学にトルコのシェフを派遣し、食教育を共同で実施したいとの申し出があり、実現しました。

※エーゲ輸出機構(Aegean Exporters’ Associations)とは、トルコ南西部の都市イズミルを起点に創設された、エーゲ海地方のプロモーションおよび新市場の開拓支援に取り組む団体。1939年の創設以来、官民協力体制の一事例として高く評価されています。同団体に加盟するセクターの数は8,000社におよび、うち3,250社以上が青果や穀類、豆類やドライフルーツ、加工食品、オリーブやオリーブオイル、畜産物、水産物、乳製品などの分野で活動しています。

初日の18日には、本学短期大学部家政科・食と栄養コースの2年生40人が履修している「調理学実習Ⅱ」にて、講師のOsman氏によるトルコの食に関する講義や調理デモンストレーション、履修学生による調理実習、試食、質疑応答などを行い、トルコの食文化や地域性、宗教的背景について学びました。

履修学生からは、「トルコ料理を実際に作ってみて、香辛料の香りは強いのに味は意外と優しく、素材の良さがしっかり活かされている料理だと感じました。ヨーグルトの酸味やオイルのコクがうまく調和していて、日本の料理とは違うバランスの取り方が新鮮でした」、「トルコの食文化は穀物や発酵食品、季節の旬の食材などを大切にしていて、これは日本の食文化にも通ずるところがあると感じ、トルコに対して親近感が湧いた」などのコメントが寄せられ、食に関する学びが深まりました。

2日目の19日には、講師のOsman氏や駐日トルコ共和国大使館商務部、エーゲ輸出機構の方々と、本学・田中副学長や家政科教員が情報交換会を開催しました。エーゲ輸出機構からは、トルコ食品の健康的側面や栄養価を広く知ってもらうため、今後も協力を継続したいとの強い意向が示され、本学としても、食を通じた異文化交流の機会として、教育・研究活動の一環として今後も連携を深めていきたいと意見交換されました。

最終日の20日は、全学科の学生が参加できるイベントとして実施したところ、定員40人の枠がすぐに埋まり、他文化に興味・関心のある学生が多いことがうかがえました。当日は、本学院・屋敷理事長のあいさつから始まり、講師のOsman氏によるトルコの食に関する講義や調理デモンストレーション、受講学生による調理実習、試食、質疑応答などを行いました。

受講学生からは、「世界三大料理としての魅力を改めて実感した」、「実際にトルコを訪れ、シェフの料理を味わいたい」など、トルコへの興味が一層高まったとの声が多く寄せられました。

なお、当日の様子は、短期大学部ホームページのお知らせ 「本場シェフをお招きして『世界三大料理:トルコの食文化』を学びました」 をご覧ください。