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【開催報告】データサイエンス学部 開設記念シンポジウムを実施

大妻女子大学は、2025年4月から開設したデータサイエンス学部の開設記念シンポジウム(会場:大妻女子大学千代田キャンパス大妻講堂)を5月30日(金)に開催しました。当日は、データサイエンス学部の第1期生をはじめ、企業、官公庁、学校関係や高校教員、一般の方など300人を超える来場者がありました。当日は、学部の理念や今後の展望について理解を深めました。

伊藤正直前理事長の開会挨拶では、データサイエンス学部設置の構想から設置に至るまでの経緯説明があり、続いて文部科学省高等教育局長の伊藤学司様より「産業界の要望に応えつつ、我が国の将来を担い、世界で活躍する人材の輩出に貢献されることを大いに期待している」と祝辞を賜りました。

伊藤正直前理事長

文部科学省高等教育局長:伊藤学司様

データサイエンス学部長の冨浦英一教授からは、目指す方向と学部のデザインについて紹介が行われました。大妻女子大学で今世紀初めての学部設置であり、東日本の女子大学として初めてのデータサイエンス学部設置であること、「ビジネスへの応用に焦点を当てたデータサイエンス」、「入学時から必修のゼミを開講するゼミの重視」、「実社会との接点を重視した学外との協働」の3つの大きな特徴について説明がありました。

データサイエンス学部長:冨浦英一教授

基調講演では、経済産業省大臣官房政策統括調整官の西垣淳子様から「データが気になる未来に向けて~多様な視点の重要性~」と題して、データが様々な分野の政策決定における根幹となっているということを、能登地震の際の被災者支援での事例を用いて説明いただき、今後の課題や展望や、女子大学でデータサイエンスを学ぶ意義について等のエールもいただきました。

経済産業省大臣官房政策統括調整官:西垣淳子様

パネルディスカッションでは「データサイエンス学部の未来形」と題し、基調講演をいただいた経済産業省大臣官房政策統括調整官の西垣 淳子様、滋賀大学の竹村彰通学長、TOPPANデジタル株式会社取締役兼副社長執行役員の柴谷浩毅様、本学データサイエンス学部の小野陽子教授の4人が登壇し、議論が交わされました。司会進行は山倉健嗣副学長が担い、「大学と社会はどうつながっていくことが必要か」「女子大学におけるデータサイエンス教育」といったテーマに対し、「データを集めることでこれまでの常識が覆されることがある。そのため社会との接点を持ち、リアルを把握することが重要」「従来のように男性目線での物の捉え方のみではリスクとなるため、女性目線が必要になる」など活発な意見交換が行われました。

最後に市川博学長による閉会挨拶があり、盛況のうちに本シンポジウムは幕を閉じました。

市川博学長