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フレイル予防のレトルト食品をウエルシア薬局と開発 食物学科・川口教授

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病態栄養やがん栄養、高齢者在宅栄養について研究する家政学部食物学科・川口美喜子教授が、ドラッグストアチェーンのウエルシア薬局と新規に開発、販売するレトルト食品「笑顔で一杯 やわらかい美味しさ」シリーズのメニューの企画・開発に協力しています。

 

今回、ウエルシア薬局とコラボすることになったのは、川口教授が積極的に取り組んでいる“食を通じたフレイル予防”の活動に同社が注目したことがきっかけ。フレイルとは、「加齢とともに病気や生活機能が低下するが、介護などの支援により生活機能の維持ができる状態」のことで、川口教授は健康なうちから自分自身でフレイルを予防し、老後を元気に過ごす(=健康寿命を延ばす)ことの大切さを提唱しています。

 

同シリーズ商品のコンセプトは「フレイル予防の食事の提案」。高齢者の筋肉量の減少を指摘する川口教授は、開発にあたり筋肉をつくる働きのあるタンパク質の量を特に意識したと言い、現在、販売されている主食メニュー「ぶり大根醤油」や「さんまの醤油煮」「いわしの醤油煮」では、1食あたり6~10グラムのタンパク質が摂取できるよう計算されています。

また、栄養面だけでなく味付けや食感にもこだわりが。川口教授は「介護食ではなくフレイル予防の食事なので、高齢者はもちろん家族みんながおいしく食べられるよう気をつけました。味付けや食感の決定にあたっては、活動する医療や健康、介護の相談ができる『新宿区暮らしの保健室』などの利用者の方に実際に試食してもらって得た意見を反映しています」と話しています。