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名誉教授称号記を授与 小林、井上先生

名誉教授20180515

2017年度末をもって退職された文学部英文学科・小林昌夫前教授、社会情報学部環境情報学専攻・井上源喜前教授に「大妻女子大学名誉教授」の称号が2018年4月1日付で授与されました。名誉教授称号記授与式は5月15日に千代田キャンパスで、伊藤正直学長、大澤清二、井上美沙子、高山宏3副学長、村上丘文学部長、山倉健嗣社会情報学部長列席のもと行われ、伊藤正直学長はこれまでの功績と本学への貢献に対して感謝の言葉を贈り、称号記を手渡しました。

 

退職後の生活について、小林先生は「今までとは違う、のんびりとした毎日を過ごしています。テレビでメジャーリーグのホームランを楽しむ余裕ができました」と語り、井上先生は「名前は“ゲンキ”ですが、今後は頑張らずに毎日を楽しもうと思います」と冗談を交えながら近況を語りました。

 

小林・井上両先生の略歴・業績は次のとおり。

 

■小林昌夫名誉教授 1946年生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程英文学専攻修了。筑波大学助教授を経て、91年に文学部英文学科に助教授として着任し、95年から教授に就任。05~09年まで文学部英文学科長、12~16年まで大学院人間文化研究科言語文化学専攻修士課程主任を務め、同学科及び専攻の充実と発展に寄与されました。学外では03~05年まで日本シェイクスピア協会会員として監事を務められた実績があります。専門はイギリス文学。なかでもシェイクスピア劇の演劇空間、観客反応、場面構成などに関する論考を多く発表しています。

 

■井上源喜名誉教授 1945年生まれ。東京都立大学理学研究科博士課程単位取得満期退学。理学博士。専門は環境動態解析、地球化学。92年に設置された社会情報学部に助教授として着任し、98年教授に就任。98~02年には社会環境情報学専攻主任を務めました。学外では、14年から現在まで日本温泉科学会(現・一般社団法人日本温泉科学会)会長、15年から現在まで公益財団法人中央温泉研究所評議員を務めています。調査研究活動の一つ、南極大陸の地球化学的研究では先駆的な役割を果たせされ、その功績を称えて98年に米国地名委員会が、南極マクマードドライバレーの一つの池に「Matsumoto Pond」(旧姓:松本)と命名、07年には「南極大陸マクマードドライバレーの有機地球化学的研究」で日本有機地球化学会「学術賞」を受賞。また、13年には温泉資源の保護と適正利用に多大に貢献したとして、環境大臣表彰(温泉関係功労者表彰)を授与されました。