大妻女子大学 人間共生学部 推し“SEN”を紹介します!!

Michiru Ito
世界を旅するトラベラーSEN
伊藤 みちる 准教授

大学時代から魅了され続けるカリブ海の多文化共生社会。
世界中を訪れ、現地で生きる人々と触れ合っています。

大学2年生の春に始めたアルバイト先のレストランのテーマは「カリブ海」。アルバイト初日、カリブ海にある国トリニーダ・トバゴのミュージシャンと出会ったことが人生を変えました。その夏にトリニーダ・トバゴを訪れ、アフリカ系・インド系・中国系・ヨーロッパ系・シリア/レバノン系など、多様な背景を持つ人々が共生する社会に魅了され、そこからずっとカリブ海地域を追っています。トリニーダ・カーニバルでフロントラインを務めた回数は、誰にも負けません!

Oshi-sen!!
出会える学部・学科 人間共生学部★1・共生デザイン学科★5
よくいる場所 校門を見上げる階段の下
専門分野 社会学、カリブ海地域研究
職名 准教授(2011年~2013年 国際連合開発計画 国連ボランティアプログラム 駐ガイアナ事務所 所長)
学生に聞く 先生のここが推し!!

人を魅了するカリスマ性を持つ、冒険心旺盛な先生

在学中、イタリア文化研修で伊藤先生に引率していただいたのですが、現地の多くの人たちに声をかけられる先生の姿を見て、男女問わず憧れてしまう存在だと感じました。また、イタリアのレストランで食事のマナーなどを教えていただき、それまでに経験したことのない世界に出合い、異文化への理解が深まりました。先生のような存在になりたいです!

2024年3月卒業
小野 理重子さん
長野県伊那弥生ヶ丘高等学校出身
  • 先生はどんなことを教えてくれますか?

    多文化共生社会で多様な「当たり前」を持つ人たちが、どのようにお互いの違いを尊重し、平和な社会を維持していこうとしているのかを学べます。「文化人類学」の授業では、さまざまな調査方法を組み合わせて実施するフィールドワークの課題があります。

  • 先生の研究のおもしろいところは?

    先生は、カリブ海地域独自の白人性理論を追究する研究をしています。カリブ海地域には、欧米の大多数派である白人市民とはまったく違う「白人」が存在します。白人であり続けることに執着している人たちや、混血が明らかでも白人であることを主張する人たちの生の声を聞き出すことに、研究のおもしろみがあります。

  • 先生のゼミではどんなことを学ぶ?

    カリブ海地域のポルトコロニアル社会における人種・民族関係を学びます。先生は、トリニーダ、バルバドス、ジャマイカの現地で白人市民にインタビューを行い、白人マイノリティとしての経験を聞き取って、白人性の構築過程を分析しています。

教えて! 先生のオススメ本!

沢木耕太郎 著 『深夜特急』
新潮文庫刊

私自身、高校生の頃に先生に勧められて読んだ一冊です。世界に、そして世界のさまざまな背景を持つ人たちに興味を持ち始めたのは、この本がきっかけだと思います。

私は大妻女子大学の卒業生です。それぞれの「よさ」や「得意」を伸ばすきめ細かい指導は大妻の自慢です。一人ひとり違ってよい。その違いを生かせる力をつけて、社会に飛び出す準備ができる本学で、皆さんをお待ちしています。