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第116回日本食品衛生学会学術講演会で優秀発表賞を受賞 人間文化研究科 腰塚さん

人間文化研究科 人間生活科学専攻 健康・栄養科学専修修士課程1年の腰塚はるかさんが、第116 回日本食品衛生学会学術講演会において、優秀発表賞を受賞しました。

この賞は日本食品衛生学会学術講演会における一般演題発表の中から優秀な発表に対して授与される賞です。


優秀発表賞受賞の腰塚さん  

発表演題


「HPLC による食品中のカロテノイド9種の同時分析」 腰塚はるか 堀江正一(大妻女子大学)
 

発表の概要

動植物により合成されるカロテノイドは、強い抗酸化力を有しており、健康食品や食品添加物として広く使用されています。カロテノイドの同時分析では、構造異性体であるルテインとゼアキサンチンの分離が困難であることから特殊な条件により測定されています。今回は、汎用されている分離カラムを用い、移動相条件を工夫して、食品に含まれるカロテノイド9種(フコキサンチン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ルテイン、カンタキサンチン、β-クリプトキサンチン、リコピン、α-カロテン、β-カロテン)の同時分析法を構築し、健康食品や野菜、果実に含まれるカロテノイドの実態調査や、魚に含まれるカロテノイドの加熱調理時における消長を調査したものです。


これまでいくつかのカロテノイドを同時分析する研究はあったものの、9種のカロテノイドを同時に分析する研究はなかったため、今回の同時分析法構築によって食品に含まれるカロテノイドを効率よく分析することが可能となりました。


 

腰塚さんは「優秀発表賞を受賞することができたのは、いつも丁寧にご指導してくださった堀江先生のおかげです。今回の演習発表を通して、質のよい分析方法を構築するためには、知識や経験だけでなく何度も試すことが必要だと学びました」と話しています。

 

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