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名誉教授称号記を授与

学長または教授として長年勤務し、教育上または学術上特に功績のあった方に「大妻女子大学名誉教授」と「大妻女子大学短期大学部名誉教授」の称号が2020年4月1日付で授与されました。

例年、名誉教授称号授与式が開催され学長から称号記が手渡されますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響のため、2020年度名誉教授称号授与式は中止となりました。


人間生活文化研究所・大澤清二元教授、元副学長

家政学部食物学科・彦坂令子元教授

文学部英語英文学科・田口孝夫元教授

社会情報学部環境情報学専攻・生田茂元教授

社会情報学部環境情報学専攻・櫻井四郎元教授

社会情報学部情報デザイン専攻・田丸直幸元教授

短期大学部家政科食物栄養専攻・相川りゑ子元教授

短期大学部家政科食物栄養専攻・松本憲一元教授

短期大学部国文科・熊木哲元教授


9人の先生方の略歴・業績は次のとおり。


■大澤清二名誉教授

東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。専門は発育発達学。1988年に人間生活科学研究所発達環境研究部門に教授として着任。09年から人間生活文化研究所長と13年から副学長を退職まで務めました。14~17年まで地域連携推進センター所長、16~17年まで国際センター所長、16年から退職まで大妻女子大学博物館長、総合情報センター所長として学内のさまざまな要職を兼務。大学院人間文化研究科長として、院生への研究助成や大学院FDアンケート実施、人間生活文化研究所長として、科研塾、共同研究プロジェクト、「人間生活文化研究」誌創刊など研究活動の推進に貢献しました。学外では、03年度から文部科学省国際協力イニシアティブ教育協力拠点形成事業に8年連続で採択され、研究代表者としてタイ、ネパール、ミャンマーにおける学校保健・環境改善に貢献しました。また、92~02年まで日本学校保健学会常任理事、04~18年まで日本発育発達学会理事長、15年から現在まで同学会会長を務めています。


■彦坂令子名誉教授

大妻女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業。専門は栄養指導、給食管理。1972年に食物学科助手として着任し、84年に専任講師、04年に助教授、11年に教授に就任。管理栄養士・栄養士資格の知識・スキルの基礎となる「給食経営管理論・実習」を主教科として担当しました。12~16年まで食物学科長、16~20年まで設立されたばかりの管理栄養士スキルアップセンターのセンター長を務めました。04年に管理栄養士・栄養士の教育養成に対して、社団法人全国栄養士養成施設協会会長顕彰、08年に社団法人東京都栄養士会会長表彰、16年には栄養士養成功労者として厚生労働大臣表彰を受賞しました。


■田口孝夫名誉教授

東京教育大学大学院修士課程英文学専攻修了。専門はエリザベス朝の文学。1983年文学部英文学科助教授として着任し、93年に教授に就任。11~15年まで英文学科長、16~18年まで大学院言語文化学専攻修士課程主任を務めました。シェイクスピア研究において、優れた業績を残しています。共監訳として、A・D・カズンズ著『シェイクスピア百科図鑑』(2010年悠書館)、単監訳として、P・グッデン著『物語:英語の歴史』(2012年悠書館)があります。


■生田茂名誉教授

東北大学大学院理学研究科博士課程化学専攻修了。専門は教育工学、教科教育学、特別支援教育。東京都立大学教養部教授、東京都立大学附属高等学校校長、筑波大学大学院人間総合科学研究科教授を経て、2008年に社会情報学部教授として着任。理科教育法や教育実践演習、教育実習指導など教職課程の学生への指導に貢献されました。学外では、06~08年まで大学評価・学位授与機構大学機関別認証評価委員会専門委員を務めました。08年にCIEC(コンピュータ利用教育評議会)平成20年度学会賞・論文賞を受賞。11年にはAssociation for the Advancement of Computing in Education (AACE)主催の国際会議SITE 2011で BestPosterAwardを受賞しました。


■櫻井四郎名誉教授

岩手大学大学院農学研究科修士課程修了。専門は環境影響評価・環境政策、衛生学、環境動態解析。1992年に社会情報学部助教授として着任。発足したばかりの同学部の教育に大いに貢献しました。02~06年まで環境情報学専攻主任を務め、各種委員会委員を長年に渡り務めました。学外では、06年からPIXE(粒子線励起X線分析)協会・常任幹事、16年から日本口腔機能水学会・理事を務めています。


■田丸直幸名誉教授

早稲田大学大学院理工学研究科電気工学専攻修士課程修了。専門は計測工学、カルマン・フィルタ。NTT光エレクトロニクス研究所勤務を経て、1998年に社会情報学部教授として着任。カルマン・フィルタに関する、新たなデュアルモデルシステムを考案し国際会議で発表しています。また小学生へのロボット教室を開催するなど、地域の教育に貢献しました。さらに他大学ゼミとの研究交流を積極的に進め、学生への教育効果を高めました。


■相川りゑ子名誉教授

東京農業大学大学院農学研究科修士課程食品栄養学専攻修了。1990年に短期大学部家政科専任講師として着任、96年に助教授、04年に教授に就任。06~08年まで、11~14年まで食物栄養専攻主任、14~17年まで家政科学科長を務めました。栄養士に必要な知識や技術だけでなく礼儀など栄養士養成の要となる人間教育に尽力しました。学外では、全国栄養士養成施設協会においてカリキュラム検討委員、栄養士実力認定試験の作成委員および総務委員を長年に渡り務められました。19年からは日本健康体力栄養学会の会長として、健康を支える栄養・運動面での研究と発展に尽力しました。99年には社団法人全国栄養士養成施設協会より栄養士養成施設教員顕彰を受賞しました。


■松本憲一名誉教授

東京農業大学大学院博士課程農芸化学専攻単位取得満期退学。東北福祉大学助教授を経て、1995年に短期大学部家政科助教授として着任。99年に教授に就任。00~04年まで家政科食物栄養専攻主任、08~11年まで家政科学科長、11~14年まで短期大学部長を務めました。「蕎麦の栄養成分と機能性及びその利用と開発」を研究され、特にダッタンそばに関する調査・研究に注力し、講演会や現地での情報提供及び指導等で社会貢献に務めました。長年に渡る学生の教育に対する功績に、10年に文部科学省より短期大学教育功労者表彰を、12年に社団法人全国栄養士養成施設協会より栄養士養成施設教員顕彰を受賞しました。


■熊木哲名誉教授

中央大学大学院博士課程文学研究科国文学専攻単位取得満期退学。九州大谷短期大学助教授を経て、1988年に短期大学部日本文学科助教授として着任。94年に教授、00年に同学部国文科教授に就任。06~10年まで短期大学部学部長、13~17年まで学生相談センター所長の要職を務めました。15~17年まで大学教育推進機構長、17~19年まで大学教育推進機構教授(国文科教授と併任)を務め、本学の大学教育全体の推進に貢献しました。学外では、財団法人大学基準協会の短期大学認証評価基準検討委員会委員となり、その傍らで独立行政法人日本学術振興会では「大学教育・学生支援事業テーマA 大学教育推進プログラム」の審査委員も務めました。