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「ルーブリックの作成と活用・改善方法について」 令和元年度後期FD研修会

大学教育の質的な向上を目的とした、大妻女子大学ファカルティ・ディベロップメント(FD)委員会主催のFD研修会が、1月30日(木)に千代田キャンパス・多摩キャンパスを遠隔でつないで教職員を対象に行われました。今年度は、授業の到達目標や成績評価の基準をより明確にかつ事前に学生に伝えることで、授業の質の向上及び客観的かつ厳格な成績評価の実現を図るために「ルーブリックの作成と活用・改善方法について」と題して、高等教育論、教育工学を専門とする立命館大学教育開発推進機構教育・学修支援センター副センター長・沖裕貴教授をお招きし、大学教育におけるルーブリックを用いたパフォーマンス評価についてお話をいただきました=上写真。

沖教授は「真正の評価」を行うには、テストからポートフォリオ評価、パフォーマンス評価へ移行する必要があり、特にパフォーマンス評価では、パフォーマンス課題と学習の達成度を測るルーブリックが有効であると解説しました。実際に使用されているルーブリックを例に、学生、教員、授業、そしてカリキュラムに与えるルーブリックの効果について提示した後、パフォーマンス評価の手順について説明し、「学生に対して何をどのように評価するのか具体的に示すことで授業の質の向上につながる」と語りました。

講演後は個人ワークを行い、参加者が実際にルーブリックを作成。その後、作成したルーブリックをグループワーク形式で共有しました。

今回の講演は、教職員がルーブリックの効果を改めて認識し、実際に作成をすることで、今後の成績評価をさらに明確化していくための機会となりました。