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日本家政学会主催の論文発表会で支部長賞受賞 被服・市川さん

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家政学部被服学科4年の市川舞奈さんの卒業研究「弱酸性ポリエステルが皮膚の常在菌に与える効果」が、2月27日に行われた日本家政学会関東支部主催「第21回家政学関連卒業論文・修士論文発表会」で、支部長賞を受賞しました。

 

同発表会は、衣食住や児童など家政学の分野に関する研究に取り組む大学生または大学院生らの研究成果を発表するもので、今回は7大学7大学院23人が参加しました。参加者は2つの会場に分かれて、卒業論文は12分、修士論文は15分の発表を行い、参加者同士で評価。会場ごとに評価の高かった参加者に支部長賞が授与されます。

 

被服機能性設計学研究室(水谷千代美教授)に所属し、日ごろから、機能性繊維の性能、衣服内気候について学んでいる市川さん。同研究で、汗をかくと人間の肌は弱酸性から中性に変わり、かゆみや赤みなどの肌トラブル、また不快臭を発生させるが、皮膚表面を弱酸性に保つ「弱酸性ポリエステルウェア」を着用すると、それらの発生が抑制されるという事象に着目し、調査。実際に本学バドミントン部の学生を対象に、試料のTシャツと靴下を着用してもらい、運動前後の皮膚表面のpHや細菌ついて実証実験を約半年かけて行い、研究成果をまとめました。

 

今回の受賞を受けて「賞をいただけて大変うれしく思います。水谷先生をはじめ、ゼミの仲間や実験に携わっていただいた皆さまにとても感謝しています」と話す市川さん。株式会社ワコールの技術・研究職に内定しており、「大学で培った学びを生かし、同社での品質を守るとともに、自分の携わった商品で社会に貢献していきたい」と今後の目標を語りました。

 

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