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障害者の就労移行支援でマレーシア政府に協力 人間福祉・小川教授

人間関係学部人間福祉学科・小川浩教授がマレーシア政府社会福祉局の依頼を受け、8月8、9日の2日間、マレーシアで、ジョブコーチ制度をはじめとした障害者の就労移行支援プログラムに関する研修会を行いました。

 

ジョブコーチとは、障害者が一般企業で作業効率やコミュニケーションなどの課題を改善し、職場に円滑に適応できるように、企業と障害者との橋渡しをする支援者のことです。障害者を対象とする福祉施設や職業訓練施設が十分に整備されていないマレーシアでは、日本の就労移行支援事業やジョブコーチ制度について大きな関心が寄せられています。

小川教授は、日本におけるジョブコーチ制度の先駆者として知られ、NPO法人ジョブコーチ・ネットワーク(JC-NET)の代表を務めています。2007年から、JICA(国際協力機構)がマレーシアで手がけるジョブコーチ普及事業に専門家として協力しており、同国では小川教授の指導を受けたジョブコーチが就労移行支援の現場で活躍しています。こうした長年にわたる交流と実績が、今回の研修会につながりました。

研修の最後には、就労移行支援に関するワーキンググループの立ち上げをマレーシア政府関係者が約束するなど、行政とNGO等が協働する一歩につながる実りのある機会となりました。

 

また、小川教授は8月7日、マレーシアで障害者雇用を積極的に行っているGAMUDA(インフラ整備企業)からの依頼で、障害者を対象とした就労移行支援をテーマとする職員研修で講師を務め、その様子はマレーシアの新聞「STAR2」(8月13日付)に紹介されました。

 

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