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フランス・レンヌで日本文化を伝える 日本文学科初の国際交流事業

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文学部日本文学科の学生有志10人が、フランスのレンヌで3月17日に開催された日本祭「Nihon Deiz(ニホン・ディーズ)」に国際ボランティアとして参加し、日本文化の魅力を現地のフランス人に伝えました。

これはフランス・ブルターニュ地方で日本との交流・相互理解を目的に設立されたNPO法人ブルターニュ・ジャポンからの協力依頼に応えたもので、同学科初の国際交流事業となります。

レンヌでの活動の様子などについて、同行した日本文学科長の増野弘幸教授から寄稿していただきました。

やりがい感じた「日本祭」

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3月15~22日、日本文学科の海外交流事業として、ブルターニュ・ジャポン主催の日本祭「Nihon Deiz(デイズ:「祭」の意のブルトン語)」に日本文学科の学生有志10人が、スタッフとして参加しました。学生たちは、「茶道」、「浴衣の着付」、「書道」、「日本語入門」、「ネイルアート」の5つの企画をそれぞれ2人ずつ担当。さらに、副企画として、「折り紙」、「切り紙」、「風呂敷包み」なども併せて行いました。

出発前から、学生たちは企画の責任者として現地の日本人スタッフらと綿密な相談を重ね、準備を進めてきました。日本祭は3月17日にレンヌ第1大学大学院の校舎を借りて行われ、フランス在住、または留学中の日本人らが来場者への説明や質問について通訳をするなど、学生たちの企画をサポートしてくれました。

 

「茶道」や「浴衣の着付」の企画は、茶道や和服の歴史を説明した後、実際にお茶を飲んだり、着付けをしたりする体験を実施。体験したフランス人はとてもうれしそうに記念写真を撮っていました。「書道」の企画は、漢字やひらがなの基本を説明し、“とめ”“はね”といった書き方の練習を行うもの。希望者が多かったため、用意した半紙が不足するほどの人気となりました。また、「日本語入門」の企画は、日常のあいさつや簡単な漢字を中心に説明。受講者らは熱心にメモを取りながら「そのあいさつは漢字だとどう書くのか」と質問を投げかけるなど興味津々な様子で、日本語への関心の高さがうかがえました。日本人ならではの繊細さがフランスでも有名な「ネイルアート」は、フランス側からの要望で行うことになった企画。ネイルの色選びから来場者の要望に応えながら、丁寧に仕上げていきました。

当日は300~400人もの来場があり、休みが取れないほどの賑わいとなりました。こうした現地の人たちの反応に、学生たちは大変やりがいを感じたと話しており、学生らのおもてなしに皆さんも大変満足したようでした。

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①茶道、②浴衣の着付け、③書道、④日本語入門、⑤ネイルアート、⑥副企画(折り紙・切り紙)の様子

 

レンヌでの宿泊は1人ないし2人に分かれてのホームステイとなり、レンヌから出発する日には、ホストファミリーとの別れに泣く学生もいるほどで、どの家庭も学生たちを温かく迎えてくれました。

日本祭前日は、レンヌ市内の史跡見学をし、日本語を学んでいるレンヌ第2大学学生との交流を書道やゲームなどを介して和気あいあいとした中で行いました。日本祭の翌日はブルターニュ・ジャポンのスタッフにモン・サン=ミシェル、サン=マロを案内していただきました。レンヌからパリに移動すると、ルーブル美術館、エッフェル塔、ノートルダム大聖堂、凱旋門、モンマルトル周辺等の見学を行いました。

後日、ブルターニュ・ジャポンから、学生たちがとてもテキパキと効率よく動いている様子に感心したそうで、次回は学生スタッフの人数を増やして実施したいとの連絡をいただきました。(文・写真提供:日本文学科・増野弘幸教授)

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レンヌ大学の学生との交流

 

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