お知らせ - 2017年

多摩市「ノルディックウォーキングMAP」に協力 人間福祉・上野ゼミ , , ,

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多摩市が10月に発行した「ノルディックウォーキングMAP(マップ)」のコース策定に、人間関係学部人間福祉学科・上野優子教授とゼミ生、ならびにスポーツ教育研究室が協力しました。

ノルディックウォーキングとはポール(杖)を使ったウォーキングのことで、通常のウォーキングより足腰の負担が少なく、年齢性別を問わず簡単にできるスポーツとして注目されています。誰もが健康で幸せを実感できる「健幸都市」をスローガンに掲げる多摩市はノルディックウォーキングを推進しており、今回のマップは、上野ゼミが日ごろ多摩キャンパスで「スポーツ」「レクリエーション」をキーワードに運動処方や生理学を研究していることから協力の依頼があり実現したものです。

マップは多摩市ホームページで公開されていますので、ぜひご覧ください。

運動効果が見込め多摩の町並みも楽しめる3コース 講習会で実際に活用

依頼を受けたゼミ生たちは、多摩市のノルディックウォーキングコースを考えるにあたり、まずは地図紙面上でコースを検討。唐木田駅、永山駅、多摩センター駅など主要駅をスタート地点とし、階段や坂道、緑豊かな公園、神社など、運動効果が見込めてかつ多摩の町並みも楽しめる要素を盛り込んだ4、8、10キロの3コースを設定しました。

次に数グループに分かれ、実際にコースを繰り返し歩き、道路状況を確認するとともに、ロードメジャーや歩数計を使って距離と歩数を計測。それを基に、体力や費やせる時間に合わせて楽しめるように、「ゆっくり(毎分50メートル)」「普通(毎分70メートル)」「ノルディックウォーキング(毎分90メートル)」の3パターンのコースが完成。所要時間や「道幅が狭いので注意!」といったコメント、要所の写真を盛り込んだコースマップに仕上げました。

ゼミ生たちは「コース周りは疲れましたが、計測中に住民の方から励ましの声をかけてもらうこともあり、楽しく取り組めました。3コースとも車道と歩道が分かれている道路を選ぶようにしたので、のどかで美しい多摩の景観を眺めながらノルディックウォーキングを楽しんでほしい」とマップの見どころを話します。

 

作成したマップは10月19日、11月2日、19日の3日間、多摩市が開催した「ノルディックウォーキング初心者向け体験講習会」(写真下)で配布されました。講習会の最終日はゼミ生も参加者たちと4キロのコースに同行。参加者らは「適度な負荷で楽しめた。多摩市在住者ですが、初めて歩く道もあったので、他のコースもぜひ今度試してみたい」と感想を話しています。


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なお、ゼミ生たちは講習と同日行われた「体力測定」にも協力。イベントに関心を持った他学部の学生らも加わり、高齢者のアシストや体力測定のサポートも行いました。

当日の様子を上野教授から寄稿していただきましたのでご紹介します。


地域住民、行政、大学の力が一丸となった講習会

今回参加された高齢者の皆さんは、健康に対する意識が高く、「何かしてからだを動かさないと」「少しでも健康に長生きしたい」「いつまでも自分の脚で歩いていたい」と、目標が明確な方が大半でしたが、「あまり外には出たくないが、妻に勧められたので」という方も一部いらっしゃいました。そのようなさまざまなコンディションの方たちをサポートするというのは福祉を学ぶ学生にとって良い実践の機会になったと思います。

体力測定は、誰もが経験のある握力や長座体前屈のほか、最近聞かれるロコモ度テスト(日常生活に必要な身体の移動機能を確認するテスト)の2ステップテストや立ち上がりテストなど、ご自身の今の体力の立ち位置を知ることができてとても良かったと好評でした。「懐かしいし、このよう機会がなかったので、次も測定をお願いね」とリクエストをいただきました。

学生にとって今は何でもない「歩く」という行為が歳をとってくると難しくなったり負担になったりしてきます。これは加齢と言われ、人間である以上避けられないのもまた事実ですが、その加齢の速度には個人差があります。その速度を緩やかに、そして心身ともにいつまでも元気でいられるような、地域の方々へのアシストのできる学生を育成し続けたいと思っています。

 

ささやかながら、参加者の皆さまに心ばかりの参加賞を考えました。冬の寒さに負けないように、ノルディックのポールがしっかりとつかめるように、「Otsuma」のロゴ入り手袋、Tシャツ、大妻のキャラクターをモチーフにした「おーたんクッキー」。クッキーは福祉学科の学生が実習でもお世話になっている知的障害者施設「白根学園」の方々に作っていただきました。どうです?かわいいでしょう!

誰でも一つのことをやり遂げるのに自分だけではできません。地域住民の方々、大妻の卒業生、行政、そして大学で学びに携わっている者の集結した講習会となりました。この講習会に関わってくださった、多くの皆さまに感謝を申し上げます(人間関係学部 上野優子)

 
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体力測定の様子


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(左から)上野ゼミの学生たち、参加賞(手袋、Tシャツ、クッキー)