お知らせ - 2013年

女子大生の感性活かし商品開発 家政学部CDP成果発表会 ,

CDP1成果発表会 毎年、学生のアイデアが光る大妻女子大学の「CDP(キャリア・デベロップメント・プログラム)成果発表会」――。

 その中の1つ、「家政学部CDPⅠ・Ⅱ成果発表会」が11月16日(土)に千代田キャンパスで開かれ、「CDPⅠ」は午後3時からA棟155教室で、「CDPⅡ」は午後2時からE棟456教室でそれぞれ行われました。同発表会の様子を2回にわたってお伝えします。

 「CDP」とは、キャリア形成支援を目的とした課題解決型の授業のことで、学生が提携する企業や自治体から提示された課題の解決策立案にチームで取り組みます。

テーマは離乳食の新提案! CDPⅠ

表彰 提携先であるベビー事業を展開するピジョン社からの課題「離乳食に関わる新提案とアイテム」に挑んだのは、12チームに分かれた家政学部1年生77人。その中で、見事最優秀賞に輝いたのは「べべるぱ~かわいく楽しいお料理を~」を提案した9班でした!
 最優秀賞が発表されると、9班の学生たちは“まさか!”といった様子で周りをキョロキョロ。そして審査員長を務めたピジョン社人事総務本部長・浦狩高年さんから表彰状を授与されると、班のみんなはようやく実感したようで喜びを分かち合っていました。(写真は表彰式の様子

 この他、優秀賞に5班「セレクト式調理セットとPUCCHIN(ぷっちん)」、10班「ママが楽ちん!手間いらずの“さんこいち”~毎日の離乳食をハッピーに~」、アイデア賞に7班「口、目、耳で楽しめるご飯~ワンタッチで簡単切り替え~オトデルーノ」、8班「ママを助けるどこでも手軽に離乳食」が選ばれています。

 今年は、サポート役であるファシリテーターの上級生がいない1年生だけのチーム編成となった「CDPⅠ」。しかし、発表会ではどのチームもそんなことを感じさせない斬新でユニークな商品を企画・提案し、会場を大いに沸かせました。
 8分間という短い持ち時間でのプレゼンテーションでは、浦狩さんを含む同社員7人を前に、各チームが簡単・安心・おいしい離乳食が作れる調理器具や手軽で栄養バランスのとれた離乳食など、およそ3ヵ月をかけて練り上げた企画をスライドを用いながら発表しました。講評の中には、「企画内容はもちろん、プレゼンは人を引きつけることも大切なので、目を引くタイトルを付けたり、明るくハキハキとした話し方を心がけてください」「みんなで考えるのも大切だが、より精度の高い商品を作るためには、ターゲットに近い人物の意見を聞いて取り入れることも大切です」と少々厳しい指摘もありましたが、これも社員の皆さんが真剣に学生の提案を受け止めている証拠。最後の表彰式では、浦狩さんが「育児をするお母さんの視点に女子大生らしい感性をプラスした多彩なアイデアはとても刺激になった。みなさんのアイデアをもとに、よりよい育児商品を提供していきたい」と絶賛し、「どれも魅力的な企画ばかりだったので1つに絞るのが難しかった」と選出の苦労を打ち明けていました。
 また、同授業を長年指導する同学部ライフデザイン学科・宮田安彦教授も「2、3年生に勝るとも劣らない水準で驚いた」とコメントしています。

最優秀賞チームの企画をご紹介

9班発表1 そんな優劣つけがたい中、最優秀賞を獲得した9班が提案したのは、調理から食事までをフォローする調理セットその名も「べべるぱ」。フランス語で「べべ」は赤ちゃん、「るぱ」は食事を意味する同商品は、“コンパクトでかわいい”をコンセプトにしています。

9班発表2 調理セットは、栄養バランスが一目で分かるよう野菜、肉・魚、ごはんごとに形の異なる器が3つ、シリコンぶた1つ、すりおろし用のおろしぶた1つ、調理用と食事用の先端部分が2つ付いた組み立て式スプーン1つが1つに収納でき=左写真、器には目盛りと底に凹凸をつけることで調理しやすくする工夫も。さらに、離乳食の調理と食事を1つの器具で行えるので、食器に移し替えるときに発生する菌の心配もなく衛生的で、何よりお母さんの手間が省けることが最大のポイントです。
 そして、事前に離乳食期の赤ちゃんや子どもを持つお母さん22人を対象に実施したアンケートで多かった悩み「裏ごし作業は手間がかかり、目が細かいので洗いにくい」「メニューを考えるのが大変」もしっかりカバー!裏ごしは使い捨てにすることで洗う手間を省き、衛生的に、メニューは付録として離乳食のレシピ本を付けることで、同じメニューに偏らないようにしています。
 また、デザインにもこだわり、お母さんが楽しく料理できるよう、調理セットはパステルカラーを基調としたドット柄の“かわいい”デザインにして女子大生らしい感性を盛り込んでいます。

ピジョン勝浦人事総務本部長 実は9班、発表の最後に「使い捨て裏ごしの網目素材や実際にかかる費用などまだ課題が残っているので、本当に実現できるかわからない」と解決できなかった問題点を正直に告白していました。しかし、これが「素直な意見で感心した」と好評価で、浦狩さん=右写真=は「仮説を立てて検証し、分析していくプロセスがとても長けていて素晴らしかった」とコメントし、「自分たちの企画を客観視して問題点をしっかりと捉えることは商品開発においてとても大切なことです。これが最優秀賞の決め手となりました」と話しました。

 全12チームの発表内容は次のとおりです(発表順に配列。丸数字は写真番号)。
 ①ベビーポット(1班)②お母さんも赤ちゃんも楽しく食事♪(2班)③バイバイ菌~安心・安全・便利に~(3班)④親子で楽しめるお弁当箱(4班)⑤セレクト式調理セットとPUCCHIN(5班)⑥デザインできる離乳食用保冷容器(6班)⑦口、目、耳で楽しめるご飯~ワンタッチで簡単切り替え~オトデルーノ(7班)⑧ママを助ける、どこでも手軽に離乳食(8班)⑨べべるぱ~かわいく楽しいお料理を~(9班)⑩ママが楽ちん!手間いらずの“さんこいち”~毎日の離乳食をハッピーに~(10班)⑪外出時における離乳食―どこでもエプロン―(11班)⑫忙しいママたちを応援っ!もぐもぐ~ママの手作り離乳食を大量ストック(調理器具)~(12班)

全発表内容