お知らせ - 2013年

ワーク・ライフ・バランスを大切に キャリア学習講座 ,

全体写真 大妻女子大学キャリア学習プログラム「キャリア学習講座―実践編」の第2回が11月12日(火)に千代田キャンパス257教室で行われ、学生31人が参加しました。当日は、文学部英文学科1994年卒で、一般社団法人日本貿易会・国際グループマネージャーの中村志保さんが「仕事と家庭の両立~秘訣はワーク・ライフ・バランス」をテーマに講義しました。

 同プログラムは、本学キャリア教育センターが社会人としての基礎的な能力や態度を育成することを目的に、平成23年度からスタートした取り組み。同講座は、その一環として3年生を対象に多摩キャンパスで10月30日から、千代田キャンパスで11月5日から全4回の日程で始まっています。

講師写真 現在、入社19年目で9歳と12歳の2児の母でもある中村さん=左写真。仕事と家庭(私生活)を両立させる上で「ワーク・ライフ・バランス」を大切にしていると言います。「ワーク・ライフ・バランス」とは、仕事と家庭の双方を充実させることで互いが互いを高め合って相乗効果を生み、人生を豊かにすること。中村さんも「家族と過ごす時間が持てることで心身のリフレッシュになり、仕事の質の向上や意欲にも繋がる。また、仕事を通じて外部との人脈が広がることで、私生活では自己研鑽(じこけんさん)や趣味の時間が充実しています」と話すと、「ワーク・ライフ・バランスは、企業側の社員への制度や環境も大きく関わってきます。家庭を持っても働き続けたいと考えている人は、企業を選ぶ上で“長く働ける環境が整っているか”という職場環境にも目を向けることが大切です」とアドバイスしました。

 そんな中村さん自身も、ずっと働き続けたいとの思いから“私生活と両立できる仕事”を会社選びの軸の1つにしていたと言います。しかし、当時はバブル崩壊で就職氷河期。さらに「女性は会社で働き続けるよりも寿退社して家庭に入るのが一般的だった」と話す中村さんは、「就職3重苦と言って、“女性・4年制大学・1人暮らし”の学生はあまり受け入れてもらえなかった。私もすべて当てはまっていたので内定をもらうまでに苦労しました」と当時を振り返ると、「そんな状況でも、今の会社の最終面接では『仕事と家庭を両立させたい』とはっきり伝えました。おかげで仕事と家庭どちらも諦めずにすみました。もちろん育児休暇も2回取っています」と自身の経験を語りました。

 最後に、本学創立者の大妻コタカについて触れると、「24歳で私塾を開き、85歳で生涯を閉じるまでよき家庭人であるとともに女子教育に貢献したコタカ先生は、まさに女性にとってのロールモデルです」と話し、「学祖のように、よき家庭人を基盤としつつ、自ら学んだ知識を広く世の中で発揮し、長く社会で活躍してください」とエールを送りました。
 参加した学生からは「こんなに社会で活躍している人が大妻の先輩にいると知って励みになった」「女性が生涯仕事を続けていくことはマイナスなことではなく、むしろ人生を豊かにすることができるのだと感じた」といった前向きな感想が多く寄せられ、これから始まる就職活動への決意を新たにしていました。