お知らせ - 2013年

秋の叙勲で山岸健・石井とめ子両名誉教授が受章 ,

 2013年11月3日、秋の叙勲で山岸健名誉教授が瑞宝中綬章を、石井とめ子名誉教授が瑞宝小綬章をそれぞれ受章しました。両名誉教授の功績をご紹介し、お祝いしたいと思います。

社会学教育に尽力

山岸健名誉教授 山岸健名誉教授(左写真)は、1959(昭和34)年3月慶應義塾大学大学院社会学研究科修了後、同年4月同大学院博士課程への進学と同時に慶應義塾大学文学部副手となり、助手・講師・助教授を経て1976(昭和51)年4月同大教授に就任、1999(平成11)年3月まで同大に奉職、1973(昭和48)年社会学博士学位が授与されました。
 1999(平成11)年4月大妻女子大学人間関係学部の立ち上げとともに同大教授に就任し、初代学部長を務めました。さらに、2003(平成15)年大妻女子大学大学院に人間関係学部を基礎とした人間関係学研究科が設置されるのに伴い同研究科初代研究科長に就任。2007(平成19)年3月に退職するまで、社会学教育の徹底と豊かなイマジネーションを持った学生の育成に尽力され、その功績に対して同年5月に同大名誉教授の称号が授与されました。
 山岸名誉教授は理論社会学者であると同時に社会学や文学・絵画を題材とするエッセイイストで『日常生活の社会学』(1978NHK出版)、『日常生活と人間の風景―社会学的人間学的アプローチ』(2002三和書籍)など多数の著書があります。

服飾文化史の発展に貢献

石井とめ子名誉教授 石井とめ子名誉教授(右写真)は、1957(昭和32)年3月に大妻女子大学家政学部卒業後、すぐに同大学助手となり、研究補助・講師・助教授を経て1986(昭和61)年4月同大学家政学部教授に就任、2006(平成18)年3月に退職するまで、50年にわたり本学に奉職されました。その間、同大家政学部被服学科長、同学院評議員等を歴任、同大大学院修士課程も担当され、その永年の功績に対して、2006(平成18)年4月に同大名誉教授の称号が授与されました。
 石井名誉教授は、服飾文化史の研究において、南蛮服飾や鍋島家の服飾遺品に関する調査・研究など、洋装導入期の実物資料の調査研究を行い文献資料と照合し、その様相を解明。貴重な衣裳を復元・修復するなど、服飾文化史の発展に貢献されました。教育面では、服飾文化史や復元研究のほかに、被服構成学・意匠学の分野で、フランス式とアメリカ式の双方を活かした独自の立体裁断法を実践され、服飾史研究の成果をデザインという視点から、ものをつくる実技・実践へ繋げるなど、広く被服学にも貢献されました。
 学外でも数多くの学会に所属して活躍され、2000(平成12)年服飾文化学会設立当初に理事・副会長を務め、2004(平成16)年同会理事・会長に就任。会長として学会の事業である総会・大会の他、卒論・修士を対象とした論文発表会や研究例会を開催し、研究者育成にも尽力して学会活動の運営に貢献しました。現在は、日本手工芸作家連合会の副会長を務められ、手工芸文化の発展に貢献されています。