お知らせ - 2013年

画像の隔靴掻痒…文学部英文学科・坂口先生◆次回LCEは11/22◆【終了】

合成写真 大妻女子大学千代田キャンパス図書館で、10月19日(土)本学文学部英文学科・坂口明徳教授(写真左上)を講師に、2013年度第6回ラーニング コモンズ・イベント(LCE)「見えそうで見えない—-画像の隔靴掻痒(かっかそうよう)」が開催されました。
 画像は制作者の意図をどのくらい見る者に伝達するのか、ミニワークショップも交えながら講演が行われました。
 
 まず坂口先生は、「写真の撮影者は何らかの意図を込めて風景を切り取っている。しかし、写真を見る人の視線は偶然映りこんだ別の物に向き、撮影者とは違う思いで見てしまうことがある」と話しながら、東京都内の風景写真をスライドで紹介。「例えばこの渋谷駅前交差点の写真。これは撮影者が偶然大都会から人が消えてしまった不気味な風景として切り出したものですが、人によっては一昔前の渋谷と懐かしむ人もいる」と、制作者の意図と受け手の印象の違いを取り上げました。一方、映画の場合は商業的な成果をあげる必要があるため、大きな食い違いが起こらないよう、制作者側が見る人の視線や感覚を誘導するような画面作りをしていることがよくあると指摘。坂口先生は「ぼーっと映画を見ていると、制作者側の意図するストーリーにまんまとのせられてしまいます。そのことに注意して映画を見ると、制作者側の“見えそうで見えない”隠された誘導術が見えてくるかもしれませんよ」と映画の新しい楽しみ方も提案しました。

 講演の後半では、参加者があるストーリーを基に描かれた16枚のイラストを見て、その基となった話を想像し、文章に起こすというミニワークショップを実施。作業後に先生から筋書きや登場人物の設定、背景に描かれた小道具の意味などが明かされると、参加者からは「見えていたのにその意味に気がつかなかった」との声が口々に挙がりました。(図書館・川上美香)

次回は安藤教授が「俳句生活の楽しみ」を講演 11/22

第7回ポスター 次回(第7回)は、短期大学部国文科・安藤恭子教授が「俳句生活の楽しみ―季語を生きる、季語を生かす」のタイトルで11月22日(金)午後3時から千代田キャンパス図書館ラーニングコモンズで講演します。詳細はこちらをご覧ください。