お知らせ - 2013年

大妻の介護福祉教育を参考に 中国視察団が多摩C来訪 ,

視察1 中国の高齢者福祉事業の発展を推進する団体「天倫之楽専項基金」に所属する事業者や専門家27人が、8月21日(水)に大妻女子大学多摩キャンパスを訪れ、本学人間関係学部介護福祉学専攻が実践する介護福祉教育を視察しました=写真

 今回の視察のきっかけは、同専攻の実習先である社会福祉法人悠々会(東京都・町田市)が、充実した実習施設を備える大学として、本学を同団体に紹介したこと。本学の介護福祉教育を参考にしたいとの同団体の意向に協力し、実現しました。
 日本と同様に中国でも加速する高齢化社会に対応すべく、同団体は今回、日本の介護における「職員の質」「システム」「設備」を学ぶことを目的に、8月18日から6日間の日程で来日、介護福祉士養成大学である本学のほかに、介護老人福祉施設やハウスメーカーなどをそれぞれ視察しています。

 人間関係学部長・町田章一教授は、冒頭「本学への視察が実りあるものとなれば幸いです」と挨拶し、視察団を歓迎。続いて、介護福祉学専攻主任・佐藤富士子教授が、教育の特徴や介護福祉士養成教育課程の概要、そして開設時から就職100%を誇る進路状況について、スライドを映し出しながら紹介しました。中でも視察団の皆さんの興味を引いたのが、最後に行われた施設見学です。介護実習室、更衣室、介護実習準備室、入浴・在宅介護実習室の順で、同専攻・佐々木宰助教が案内しました。

視察2 介護実習室では、個々の障害に合わせて工夫が施されたおよそ7種類の車いすを実際に体験してもらいながら紹介。自分で椅子の高さを変えることができる車いすを取り上げるなど=下写真(左)、視察団の皆さんの関心を集めていました。
 さらに、和室やトイレ、風呂場など多様な介護現場が再現されている入浴・在宅介護実習室では、移動介助時に使うリフト=下写真(中)=や寝たままの姿勢で入浴できる特殊浴槽=下写真(右)=も視察団の皆さんとともに実演し、要介護者の安全だけでなく、介護者の負担軽減も考えている介護を伝えました。
 当日は、通訳を挟んだ説明となりましたが、視察団の皆さんは終始真剣に耳を傾け、熱心にメモや写真をとっていました。

介護実習風景2

 最後に、佐々木助教は、介護においてすべてをサポートすることが必ずしもいいとは限らないことを指摘すると、「介護する上で1番大切な“要介護者の持っている力を引き出すサポート”が学べる環境が備わっていることが、本学の施設の大きな特徴です」と伝えました。
 視察団の皆さんは「要介護者への細かい配慮が随所に感じられた」、「大妻が行う介護福祉士人材育成カリキュラムに感銘を受けた」、「このような教育が介護職員の質の向上に繋がっていると感じた」、「この経験を今回の視察に参加できなかった仲間にも伝えて、今後の中国の介護の発展に繋げていきたい」などと口々に感想を述べ、本学での視察に大きな意義を感じていた様子でした。