お知らせ - 2013年

「子育てのつどい はぐみぃ」初日を迎えて 阿部所長に聞く ,

はぐみぃ 大妻女子大学児童臨床研究センター(千代田キャンパス大学校舎地下1階)が今年度から始めた取り組み、子育て支援事業「子育てのつどい はぐみぃ」が11月6日に初日を迎えました=写真

 毎週水曜日午前10時から正午までの2時間、センター施設を未就園児の親子対象に無料で開放する「子育てのつどい はぐみぃ」。初日は9家族18人(内訳:満0歳児6人、満1歳児3人とその親御さん)でにぎわいました。
 二七通り沿いのお店のポスターを見ていらした千代田区在住のお母さんは、「家具も遊具も新しいし、室内も明るい。大学内で児童学を学ぶ学生さんが一緒に遊んでくれるというのも安心感があります」と、にっこり。黄色いポロシャツで対応にあたったボランティアの児童学科学生は「最初は利用者の方も私もちょっと緊張気味でしたが、お子さんを介して一緒に遊ぶうちにすぐ打ち解けました。小さいお子さんや子育て中のお母さんと接する機会はあまりないので、今後の学びにうまく生かしたいです」と、感想を寄せています。

 センター所長の家政学部児童学科・阿部和子教授に初日を迎えた感想を聞きました。

関係的自立と子育て支援

阿部所長 ――初日を迎えた感想はいかがですか。

 阿部所長写真右):無事、始動できてほっとしています。大学ということで敷居が高い印象を持つ方が多いかと思いましたが、予想以上の数の利用者をお迎えできてうれしい驚きですね。ただ、10月26日の文化祭に合わせて計画したオープニングイベントが中止になったのは残念でした。学生が近隣の児童館にインタビューするなど熱心に企画してくれたイベントだったので…。

 ――はぐみぃを始めるに至った経緯を教えてください。

 阿部所長:現況、都市部では周囲へ子育ての手助けを求めにくく、「子育てに自信がない」「自分の時間が持てない」といった不安やストレスを抱える保護者が増えている実態があり、子育て家庭への支援が急務と言われています。当センターはこれまでも研修会を開いたり、千代田学で教育支援員の育成を行ったりして研究成果を還元してきましたが、主に教員・研究者を対象としたものでした。当センターの「相談」「研修」2事業を通して蓄積されたノウハウや専門性をこれからは子育て家庭に“直接”還元したい、と立ち上げたのがこの「はぐみぃ」です。

 ――開放にあたり、施設を全面改修されたそうですね。

 阿部所長:当センターは地下にあるので、利用者が閉塞感を感じないよう大幅に改修しました。プレイルームは元々、窓がない部屋でしたが、空堀(ドライエリア)に面した窓がある部屋に移動、ドアは全て開き戸に変更して基本的に開放状態として部屋の行き来がしやすいようにし、部屋の内装や照明を明るくなるよう変更しました。家具は角のないものにする、プレイルームの床をクッション性が高いものに張り替えるなど、もちろん安全面でも配慮しています。

 ――今後の展望を教えてください。

 阿部所長:はぐみぃでは、特別なサービスを行うことはあまり考えていません。スタッフはお子さんと遊んだり、必要に応じて相談にのったりしますが、日常生活の延長のレベルにとどめ、リラックスして心地よく過ごせる場、親子同士のコミュニケーションの場として活用してもらおうと思っています。スタッフはあえて出しゃばらず、同じ境遇の親子との関係性の中で、主体的に成長と自立を図ってもらう――本学の教育理念「関係的自立」をベースにしながら地域の子育てをサポートしていくつもりです。

 ――ありがとうございました。

はぐみぃ施設

写真左から大学校舎正門のベビーカー置き場、相談室は授乳室に、遊具もたくさん