お知らせ - 2011年

9月末「就職意見交換会」出席 社情学生の感想紹介

ポスターと学生 「平成23年度就職に関する意見交換会」(主催・日本学生支援機構)は9月30日、東京・文京区の東京ガーデンパレスで行われ、大妻女子大学からは、社会情報学部4年宮川ちえみ、毛利友美の学生2人のみなさん(いずれも社会生活情報学専攻)と同学部・前納弘武教授、多摩事務部就職支援センター奈良間博美課長が出席しました(写真左・宮川、右・毛利さん)。

 意見交換会は、文部科学省の「『大学教育・学生支援推進事業』学生支援推進プログラム」等の取り組みに選定された大学の学生ら関係者が集まり、取り組み情報を共有財産として広く他大学にも提供していくのを目的に行われたものです。本学は、社会情報学部の取り組み「文理融合型女性情報技術者の養成と進路拡大のための支援事業」が2009(平成21)年度から同プログラムに選定されて、国の財政的助成を受けて実施されています。
 当日、出席者は文部科学・厚生労働両省説明やリクルート社の講演を聞いた後、分科会に分かれて就職活動に関し率直な意見交換をし、その後、全体会で分科会の内容が報告されました。
 どんな感想を得たのか、出席した二人の学生に寄せてもらいました。

学歴よりも、学習歴・学ぶ力が大切!

 【宮川ちえみ(大社生4年)】「就職に関する意見交換会」会場は、さまざまな大学のキャリア支援関係者でにぎわい、生き生きと自信に満ちた他大学の出席学生をみて、大妻女子大学代表に恥じないようにと私も気を引き締めました。
 会全体で一番印象に残ったのは、リクナビ編集長・岡崎仁美さんによる講演会でした。こんな機会でなければ直接聞くことができない方のお話ですから、とても楽しみにしていました。
 内容は、『グローバル人材採用に関する傾向と対策』についてで、資料とスライドを利用しながら、最近の企業のグローバルな人材重視の傾向について、その事実・背景・私たち学生が備えるべきことなどを分かりやすく“就活のプロ”としてご教授くださるものでした。中でも「“学歴”ではなく“学習歴”を見る」という言葉が一番印象に残っています。
 最近の就活生は、経験と熱意を押し出すだけの自己アピールが多く、では経験から何を学んだのかと論理的に述べることができていないとおっしゃっていました。Plan(計画)―Do(実行)―See(振り返り)のサイクルをひとりで自律的にできる人材こそが企業に求められる「人財」だそうで、これは就活生にだけに求められることではないと思います。これから私も社会に出るにあたって、この講演で知ったPlan―Do―Seeができる人間になりたいと強く思いました。
 午後の学生同士の意見交換会でも、岡崎さんの講演は有用だったと思います。就職活動に問題意識を持ち、主体的に発言し、みんなで話し合い、新たな課題を見つけることができました。さまざまな大学の学生みんなが自分の行ってきた活動を話し、共感し合い、同時に頭を悩ませ、解決策を導き出す。ここで話し合われた内容には、確かな「日本の未来」を感じました。自分の行ってきたことと共に、ほかの人の意見を吸収する「学ぶ力」が大切だと感じられた一日だったと思います。

〈P-D-Sサイクル〉を身につけよう!

 【毛利友美(大社生4年)】「就職に関する意見交換会」に参加し、2つの大きなプログラム編成のなかで、それぞれ私が感じたことをお知らせしたいと思います。
 第1に、リクルート『リクナビ』編集長・岡崎仁美さんの話を聞き、改めて大切なことは「日々の積み重ね」だということを感じました。いざという時に、自己肯定感をもって相手とコミュニケーションを行うには、自己に対する日々の振り返りが欠かせないということです。
 自分を振り返ることから課題解決や自信につながる部分を見つけ出すことができるので、単調に毎日を過ごすのではなく、大学の就職支援システムなどを利用して、第三者に自分の考えを伝えるという習慣が身につくように日々心がけることが大切だと思いました。そんな習慣が身についているかどうかが就職活動の面接の場で大きく差が出る部分であり、自己の自発的な振り返りは、社会を知ることにもつながることが理解できました。
 こうしたサイクルを、岡崎さんは、Plan(計画)―Do(実行)―See(振り返り)の日ごろの繰り返しとして説明され、企業が求める人材は、この自律のサイクルを持っている人材であるとお話しになりました。自律のサイクルが身についた時、はじめて自己肯定感がしっかり持てるのだと思いました。
 第2に、午後の学生同士の就職に関する意見交換会では、それぞれの目線から活発に意見を述べ合って、「大学、企業、国に求めること」がかなり明確になったように感じました。都内大学・地方大学・短大の学生が10人程度のグループになって、「求めること」を話し合ったのですが、学生それぞれの立場によって就職問題への着眼点が異なっていたのがとても興味深かったです。
 意見交換会の内容は、近くまとめられるとのことですが、意見を交換しただけでおしまいにするのではなく、文部科学省をはじめ厚生労働省、大学関係者の方々が協力して、今後の就職活動のあり方の見直しに生かされることを心から願っています。さまざまな大学から同じ世代の学生が集まって、論議する場を引き続き開催してほしいと思いました。